平成26年、旧暦から言えば2月1日より正月、ようやく今年の顔が見え始めていきました。進むべき道も具体的になり、ディティールをはっきりさせるまでには後半年ぐらいかかるかもしれません。まかない種は芽が出ない。一日一日の積み上げの結果が明日の工芸、作品を生むと、肝に銘じて今年も頑張ります。
梅はまだかいな
お早うございます。
建国記念日、早春の気配を感じています。
清々しい青空に誘われて、早咲きの梅を探しに行きました。
さすがまだ蕾は固く今しばらくほころびまで時が掛かりそうです。
凛と咲く水仙に
お早うございます。
季節に合わせて作った水仙豆皿。花の部分を立体にしてみました。可愛らしさと緻密さを盛り込んだ作品です。寒さの中、凛として咲く水仙にファンも多いのでしょうか。HPに掲載してすぐにお買いあげて頂きました。心が通じた思いで、嬉しい限りです。
節分も過ぎて
お早うございます。節分が終わりすっかり季節も変わり始めています。今日は各地でこの季節にない大雨が観測されているようです。大雪の後でのこの雨は、表層雪崩の危険が増すといわれています。
私も随分昔ですが石川の豪雪地帯で三年過ごしたことがあり、大雪の後の雨は屋根に積もった雪に危険な負荷を掛けます。山間部の一人暮らしのお年寄りは心配でたまらないことでしょう。
轆轤は続くよ、どこまでも!
こんばんは。夜になって冷たい雨が降っています。雪に変わると大変だな、と思っています。今日は珍しく一日轆轤に座ることが出来ました。小丼水挽き23個できました。まあまあの数です。75個出来た段階で削り仕上げに入る予定です。削りの方が倍ほどの時間がかかります。薄作りが特徴なので削りが一般の陶器以上に時間がかかります。削りに入る前にカンナを一本作っておきたいと思っています。
オリジナル化粧箱を作ろう!
お早うございます。昨日は大阪市内松屋町にある化粧箱専門問屋さんに出かけました。感じのいい店主と奥様で、こちらの意向をくみ取ってくださり、いい対応をしてくださいました。今後ともいい関係を築いていけそうです。工房からは少し遠いのですが、綺麗ないい化粧箱ができるのが一番です。はじめの仕事は貝塚国際交流の四寸絵皿、今月いっぱいには納めたいと思っているので、問屋さんに有った紙の中から茶系統の渋い紙を選ばせてもらいすぐに仕事に取り掛かってもらいました。一度見本を出して下さる様で、二三日すれば送ってくれると言っています。
午後から古清水土で作る小丼の轆轤成形に入りました。150個の水挽きには少々時間が掛かりそうです。この小丼にも化粧箱が必要なので、問屋さんにしっかり相談したいと思っています。
今日は一日轆轤挽きです。どこまで数ができるか。がんばり!ましょう。
土も私も
こんばんは。今日は一日土練機で土を練っていました。ろくろの削り土をたらいに入れ水を浸し、丁寧に手で土を丸めて土練機に入れていきます。土をろくろにかける状態にするには、これでもかなり時間がかかります。今日は60キロの土を練ることが出来ました。次の仕事は小丼を150個くらい作らなくてはならないので、一つ作るのに400グラムを使う予定です。60キロから70キロあれば十分でしょう。明日は朝から大阪市内に化粧箱を頼みに出かけます。その後帰ってきて、午後からさっそくろくろに精出したいと思っています。
土は練ってすぐに使うより、少し寝かした方がいいのです。土も私も今夜は少し寝かせましょう。
土練機
おはようございます。昨日は工房もかなり冷え込み始動するのにストーブを4台も点けなければならい状態でした。
仕事は乾山陶器が一段落ついて、土の変更をします。一日掛け土練機の掃除です。この土練機は再生土が可能です。一般のものはろくろの削り土を再生するにはなかなか難しいのですが、林田鉄工のワンダー土練機はそれを可能にしてくれました。多品目、少数、スピードという時代の流れに合わせて開発された土練機です。それでも土を変え使えるようにするには一日がかりです。
今日は古清水使用の土を綺麗になったワンダー土練機で練ります。天候もいいことだし精出して、がんばろ!
初荷、初商い
こんばんは。今日の朝は各地に今年一番の冷え込みをもたらしました。ここ工房も周りは霜で真っ白になっていました。今日は初窯で焼けた雪笹紋四方皿をようびさんに持っていきました。午前中には工房にお客様が来られ作品を購入してくださいました。その後貝塚市国際交流課の注文、貝塚百景4寸皿の見本が焼けてので見に来てもらいました。感触はかなり良く市長にも見てもらうということでした。これをきっかけに貝塚ぶらんどショップにもでも置いてもらい、市民の人たちにも気軽に買ってもらうようにしていきたいと思っています。

午後3時、大阪梅田曾根崎1丁目工芸店様に来ました。今年は初窯を正月早々に焼くことができたので、作品を持ってあいさつに行くことができました。お土産に貝塚名物甘納豆を持っていきました。
雪笹の作品を発展させて、おまんをのせる銘々皿、三月お雛様用の貝型の小付け、ぼんぼり型の猪口、まだまだたくさんの見本出しを頂きました。有難いことです。きょう日工芸を進めていくことは大変難儀なことですが、いろいろ多くの注文を頂きました。難しい作品も多いのですが研究しながら進めていきたいと新たな気持ちになりました。
今日は多くの内容が詰まった有意義な一日になりました。今年は展示会も計画しています。地元の文化を形にしていくスタートの一年と位置付けています。京焼、乾山をベースに洗練された器を貝塚から発信していくベースを作っていくつもりです。がんばりましょう。
初窯出し
おはようございます。今日こちらは曇天空。朝の冷え込みも和らいでいて、楽な朝になっています。でも昼ごろから工房付近は雪になると聞いています。三寒四温。泉州地方は大阪湾が湯たんぽの様になっていて、温めてくれています。暮らしやすい地方ですね。NHKの朝ドラがここ泉州岸和田が舞台で、朝から岸和田弁を聞いています。何か勢いのいい所というイメージですね。だんじりも出てきてかなりメジャーになっています。岸和田商店街にコシノ洋品店あとがあって今そこで朝市をしています。
今日の工房は窯出し。この窯の内容は乾山雪笹削ぎ紋四方皿、貝塚百景4寸皿、仁清土テスト、色絵水仙形豆皿。どう焼けているか楽しみです。四方皿を持って工芸店様に新春の御挨拶に行きたいと思っています。今年は早め早めに仕掛けいきます。いろいろな種を仕込んで、今年後半には芽を出すよう頑張っていこうと、すたっふともども考えています。
さて、今日もがんばろ!
一月初窯、晴天
おはようございます。昨日午後8時に初窯の火が入りました。一月早々に火が入るのはうれしいことです。年末の終い窯もいいものですが、年を越した窯の火も清々しい気持ちにさせてくれるものです。陶芸が他の美術と一番異なるところは何と言っても窯、火の存在でしょうね。火を焚く行為はどこか神聖なものだったり、自分のこころが洗われるというか、緊張感と清々しさが相まって気持ちは高揚します。
さてそんな気持ちで朝一人窯を焚きながら工房にいます。窯の内容は「乾山雪笹削ぎ紋四方皿」大小と絵替わり一種です。それと古清水の今まで使っていた土が終わるのでテストピースを入れています。また新作豆皿「水仙紋型抜き小皿」見本も入れています。今年の仕事の方向を形づける内容だと思っています。
いつものことですがコツコツ一つ一つ積み重ねて参ります。今日もがんばろ!
七草粥も終えて
こんばんは。七草粥も昨日食べ終わり、お正月気分も抜けて参りました。やっと普段の調子になってきたと感じています。さあ、今年もがんばるぞ!と気合を入れて、明日は初窯。年末に焼く予定でしたが、焦る必要もなく初窯にしたほうが今後の段取りもスムーズに進む事に気づきました。雪笹紋削ぎ四方皿。面白く白化粧で雪を降らすことができました。昨年湯木美術館に雪笹紋の四方向付が出展されていました。なかなか粋な洒落た器に見惚れていました。さてさて、私どもの四方皿も負けないくらいの洒落た器になればと思っています。
水間焼伏原窯展示会の計画
今年も余すところ一か月になりました。厳しい一年ですが締めくくりの月、今年の形を出し切っていきたいと思います。
しばらく地元での展示会をしていなかったので来年6月を目標に計画を立てています。場所をどこにしようか悩んでいたのですが、やはり地元コスモスシアターの小ホールにすることにしました。地元からもう一度自分たちの作品を手に取ってみてもらうのがいいのではないか、そんな思いで始めていきたいと考えています。
今から6年前、水間焼伏原窯20周年展を一区切りに地元展示会を終えていました。この6年で作品は大きくクオリティーを増しました。工芸店様とのお付き合いで長年私が目指ししていた器作りを実現させ始めました。貝塚に開窯して、水間焼を名乗り地元の焼き物を考え続けてきましたが、この地の自然、風土に合った陶芸は京風でどこか品のある、と言って田舎の良さが漂う器、この感覚が一番貝塚らしい器だと思っています。これを何とか実現したい、また地元の人たちに認識してもらいたい、そんな思いで来年6月展示会をしたいと思っています。
目標を決め進めていくとあれもこれもとイメージが湧いてくるのですが、なんせ手作り一つのものにかなりの時間がかかってしまいます。細かな計画を立ていい作品をお見せできるよう張り切って参ります。また逐一このコーナーで制作を公開していきたいと思っていますので、どうぞご支援くださいますようお願いいたします。
アセンションと真言
こんにちは。今日は午後から雨。随分と寒くなってきました。で、工房にストーブを入れ、ゴソゴソ何ということなしに過ごしています。日曜日は全く思考回路が働かない状態です。ガーデニングで一日を過ごそうと思っていたのですが、この雨では、、、。
何もしない一日も逆に疲れますが、一週間溜まった「忙し病」を癒すには自室で静かに過ごすことが一番です。最近教わったマントラがあって、時間を見つけてはそのそれをお唱えして瞑想しています。オンマニパドメイフン(蓮華の宝珠を幸いなれ)。私に合ったマントラということで、大変喜んで唱えています。今の世界は激変の時代で心身にストレスが溜まり、みんなどこか先の見通しに不安を抱えて辛い思いで過ごしています。そんな鬱の塊を静かに溶かしていく宝のマントラということです。
雨の音と一緒に唱えていくのもまた自然と一つになって心が癒されていくものです。雨しずく一滴一滴が心の奥深い泉に注がれていくようで、何かに満たされた感じを受けます。昔はよくお念仏を唱えていたのですが、最近はこのマントラが気に入っています。マイトレーヤのマントラとも聞きましたが。1000年王国の始まり、弥勒の世の開示、今はやりのアセンションは今日10月30日からなのですって。
で、2012年12月22日まで。次元移動の波に乗れるか否か。これから起こる地球変化を不安視するのではなく、大丈夫!と一括するくらいのポジティグな力が必要になってきます。何があってもOK!大丈夫だ。という強いハートが大事です。故に静かな時を選び瞑想が欠かせなくなるでしょう。世界経済がいち早くシフトし始めています。今までの資本経済が崩壊していく様をこの2年余りで私たちは体験していくでしょう。新たな富の分配が今起こりつつあります。そのことでどうしても恐怖心が先立ちますが、もちろん私もですが、大丈夫だ!でこれを乗り越えていきたいと思っています・ちなみに大丈夫はお釈迦様の別呼称です。
何となく文章を書き進めていると、希望が出てきました。明日も頑張って行こう、と少しずつ力が出てきました。オンマニパドメイフン、オンマニパドメイフン。今日も静かに終わっていきます。
お正月の大鉢 色絵唐草文大鉢が焼けました
こんにちは。秋の日暮れはつるべ落とし、日増しに夜が早くなってきます。それと共に今年もあとわずかの感覚がどこか焦りを生んでいます。年末にかけて準備をしなくてはと思いつつも、新作のアイディアに詰まっているのか、それとも動きが鈍いのか。まあ、一つずつ始めるのが早道の毎度です。
関西は低気圧に覆われていると天気予報は洪水、大雨の警報を出しているのですが、ここ貝塚では生温かな風が吹き、青空も見え始めています。静かな一日の始まりです。
工房は新作作りに追われています。工芸店様の注文もそうですが、ホームページ用の新アイテムにも力が入ってきています。今日は色絵唐草文大鉢を掲載します。三年ほど前一度中鉢で試作をしものです。なかなか面白く出来上がったので、大鉢に描いてみたらという勧めもあって、今回この鉢に大胆に描くことに致しました。口径八寸ある大鉢です。
さて、何を盛りましょうか。いろいろな楽しみ方ができると思うのですが。昔「辻留の和食器入門」という本のなかに唐時代の黒釉鉢(口径が丁度八寸)が掲載されていたのを思い出しました。本棚から出してみているのですが、多種多様な素材の盛り付けがされていて、面白く見ています。どの様な季節にも態様する、どんな素材でも呑み込める大海原のような見込みを持った大鉢です。若い時からこんな器ができるようになりたいと思っていてことを思い出しました。さてさて、今回の器がそのような大ぶりの器だと言っているのではないのですが、これも昨日生まれたばかり。使ってくれるお人によって、大きくも小さくも育っていくと思われるのですが。楽しみな器だと思います。
工房の一つのアイディアなのですが、新作の器に料理を盛ってくれる方を探しています。興味のある方はいらっしゃいませんか?ご連絡くださいませ。
年間商戦に向けてゴー
こんばんは。先週は慌ただしい一週間でした。11日火曜日久しぶりに工芸店様に品物を納めに行きました。今年もはや10月を迎え正月商戦用の作品を作っていかなくてはいけない時期になりましたが、少し出足が鈍っています。ここ二年景気が減速していることもあり、また今年は震災や世界経済の不安もあって一段と難しい状況が続いています。ようびさんの注文はますますコアな仕事が増えています。誰も手の出せない特殊な食器が多くなってきました。時間のかかることはもちろん見本の段階でストッップしている仕事も多く抱えています。なんとか今年中に完成して皆さんに見ていただきたいと思っているのですが。間に合うでしょうか。
高級な食器が売れないと聞きます。特に震災後その傾向が強いようです。今の日本人のマインドが贅沢を制限しているのかもしれませんね。でもいいものはいつの時代でもどんな状況でも私たちは作ってもいくし、またそれを求めている方々も決して少なくないと思っています。心を伝えていく私たちの仕事はどこにいてもどんな状況でも変わりはしません。ハートツーハート。今こそ大事なことだと思いながら日々作陶しています。
私たちは今ホームページで販売強化をしています。普通の工芸店並みのアイテム数を掲載しようと思っています。今日も新作を錦窯(上絵窯)で焼きました。これから新作をどんどん掲載いく予定です。求めやすく内容の濃い食器を思いっきり作っていこうと考えています。今掲載されている120アイテムをまず200アイテムにします。そしてもっとボリュウムのあるページにいたします。今年中に土台作りを完成したいと思っています。難しい作品もいいのですが、気楽な食器もまた私たちの大事な仕事です。どんどんその所を具体化したいと考えています。どうぞ期待してください。
頑張りましょう。我々は必ず新しい時代を築いていきます。今のグローバル経済が破たんしようがどうなろうが、希望の未来は今胎蔵しています。産声を上げる時が間もなく来ると信じています。産みの苦しみが2年3年と続くかもしれません。でも頑張りましょう。
栗おこわで、テンション上がりました
こんにちは。すっかり秋めいてまいりました。今年は栗の生り年のようで、たくさんおすそ分けを頂きました。さっそく家内が栗おこわを作ってくれました。いつもより具だくさんのおこわに感激しています。あさの散歩に山栗を拾うのが楽しみです。
丘に登ると箒で掃いたような雲と薄が一面に広がります。深呼吸をして、秋をいっぱい胸に吸い込み、おいしいねぇ!これから秋の実りを楽しんでいきたいと思います。
工房は土曜日に焼き上げた窯の検証に入っています。いろいろなテストを仕込んだのでそれなりの思いがどう反映されたか、じっくり考えています。乾山夕顔文向こう付け、下地が黒く、そこにほんのりと夕顔が浮かび上がるという文学的な茶碗を題材に頂いたお向こうです。光源氏の夕顔に思う心を表現したいのですが、今回のテストではまだまだそこまで行くことが出来ません。素地と釉薬の相性を見定める段階ですが、今回は釉薬が少し暑く掛かったのでしょう、思う黒さを得ることが出来ませんでした。考え方は間違っていないようですが、微妙な釉薬の厚さと窯の温度をもう一度検証したいと思っています。
今年も早10月、残すところ三か月を切りました。震災が昨日のように思えますが、時間は確実に過ぎています。今年の気象は穏やかさがなく振り子が大きく振れてばかり、体力、気力が激しく消耗されます。ここは秋の実りをたくさん頂、ひと踏ん張り、ふた踏ん張り、今日もがんばりましょう。
施釉について
秋の好日が今しばらく続いています。朝犬を連れて散歩に出るのですが、峠から見る空は雲一つない青空、犬たちも喜んでいます。誰だって気持ちのいい天気はいいものです。
工房は明日夜から窯を焚くので昨日から釉薬を掛けています。ここ何年かは古清水、仁清、乾山陶器を主に制作しているので、釉薬の種類も透明釉だけになります。窯は酸化焼き。ここでの釉薬はかなり薄く掛けます。ちなみに一般の釉薬の厚みは一ミリくらいが目安ですが、所謂瀬戸でいう「水薬」というものなんでしょうが素地が透けて見えるくらい薄くかかる場合もあります。その施釉は案外難しくきちっとした段取りでこなさないとうまく掛かりません。
私どもの釉薬には少し「ふのり」を入れます。「ふのり」って、なに?海藻です。昔はよく漆喰に入れたり、洗濯のりにも使われたり、また食用にも使われていました。今ではかなり貴重品になりました。この業界では工業化学のりを使用するところが多くなっています。水間焼伏原窯は伝統を重んじる工房なので、一々の材料は昔ながらの製法で出来上がったものを使うようにしています。また、釉薬は天然灰を原料にしているので、布海苔は欠かせません。布海苔の量で釉薬のとろみが変わり、水との割合で濃さを調整します。釉薬をうまく掛けるには、布海苔の調合が決め手になります。
少し秘伝っぽいことを書きますが、{辰砂釉}は二重掛けで色を出すのですが、ベースになる釉薬と上から掛ける釉薬の布海苔の調合が変わります。微妙な事なのですがそこの感覚を捉えると、二重掛けはうまくいきます。しかしこれは天然灰を主成分にした調合でしかうまくいきません。
伝統を守っていくにはつらいご時世になりましたが、ま、がんばっていきましょう。今日は新しい作品も素焼きが出来たので、期待して釉薬を掛けてみましょう。
ブルーマンデイ、今日は早々に寝るのが一番!
こんばんは。連休明け、今日は頑張ってみましたが、どこかブールーマンデイでした。疲れが取れない状態で、処理する懸案が山積み。この時期、シルバーウィークはいらないじゃないですか。ね!ここ泉州はこの時期祭りモードで、それでなくても騒がしく心が落ち着かない。貝塚山手地区公民館陶芸クラブも展示出品が大詰めを迎え、日曜日も要請を受け指導をしました。何か気が抜けないですね。ま、今日は早く寝ようかな。
きっと、それが一番いい。
徒然に
こんばんは。シルバーウィークも今日で終わり。前半は台風の影響で災害もあり厳しい日が続きましたが、後半はいいお天気にも恵まれ行楽日和になりました。またお彼岸には人々も集い、親交を温めたことでしょう。しかし最近の日本人はどうも天地和合の意味を忘れているのではないだろうか。天の気、地の気。いろいろな解釈もなされるでしょうが、天の気の一つに先祖の加護、光も含まれるのではないでしょうか。現世で生きる我々に天の気が降り注いでいます。天地和合。彼岸にはそんな意味があるのではないでしょうか。昼夜の時間がちょうど重なる。時間もまた和合している。
今年は多くの命が亡くなりました。これからまたどのようになるか、地上では不安な日々が続きます。亡くなった命に対して私たち何をしなければならないか。大きな課題が残されているのですが。
明日からまた新たに気持ちを入れ替え頑張っていきましょう。世界の経済が日本が連休になっている時にいつも大きく動く。週明けブラックマンデイにならないことを祈りつつ。
彼岸の殺生
こんばんは。今日は台風一過の初めての晴天。朝から気持ちのいい青空です。先週から三連休が続きシルバーウィークのまっさかり。今日はお彼岸とあってか、村は里帰りでプチ賑わいです。一族が集まり秋の青空の元先祖を愛おしむ。いい光景ですね。で、
我が家も御多分に漏れず嫁に行った末っ子も帰ってきて、孫が二歳の誕生日。みんなで大いに祝おうということで、私、次女、孫の9月生まれが、合同誕生会を催すことになりました。熊取のケーキシェフにオリジナル誕生ケーキを作ってもらい、来客も含め大いに楽しむことができました。ちなみに私56歳になりました。いつの間にかおじいちゃんと呼ばれています。本人自覚ありませんが。
で、今日は台風一過。いよいよタイミングとしてこの晴天にしか採蜜ができないと判断しました。8月に一度トライしましたが、分蜂の後で師匠曰く、岸和田祭りぐらいがちょうどいいかも。先週は台風の影響もあって雨が続き蜂も活動停止が続いていました。その後最初の晴天。タイミングはここしかない。
着替えをしました、すたっふMも張り切っています。蜂にとっては暴力の何物でもない。皆殺し、それも何か月もかけて作ってきた自分たちの生命体を理不尽にぶっ壊されるのですから、蜂は騒ぐは騒ぐ。ああ、私のどうしようもない業をお許しください。
で、今年は念願の蜜が約2リットル位採取することができました。以下、写真で以下、写真でごらんあれ。



泰然自若には程遠く
こんにちは。12号、15号と大型の台風が各地に大きな爪痕を残していきました。連日災害の様子が報道されていますが、気が休まる状態にはなれません。特に二次災害が起こる地域の方々は、この雨は不安でたまらないでしょう。報道を見て祈るしか方法がない私ですが、みんなで心を添わせていきたいと思っています。
最近日本人のこころが変わったなと思うようになりました。10年前、20年前のことを思うと大きく変化したと感じています。その当時描いていた夢は時間の経過とともに潰えた。右肩上がりの経済で成り立いた生活設計が、この20年以上に及ぶデフレですっかり様変わりしてしまいました。気が付けば国も個人も膨大な借金だけ。国債はとうとう危険水域をはるかに超え、警告ブザーが鳴りっぱなしの状態です。震災以後復興景気が期待されたが、この円高ではどうしょうもない状態です。財政再建が求められていますが、どのタイミングで消費税が上がるか。上がれば急速に景気が落ち込むでしょう。経済が今の自然災害に似た様相を呈してきました。津波、豪雨、深層地滑り、自然ダムの決壊。
結局世界経済が行きづまったのでしょう。20世紀はここで世界大戦がおこったのですが、それは人類の英知を振り絞っても何とか避けなければなりません。アメリカやヨーロッパ、また日本といった先進国の状態はすこぶる悪い。きっと経験したことのない状態かもしれません。そんな不安が付いて回ります。
さて、さて、目を外にばかり向けていると不安材料が多く、自分の位置も見失いがちです。心を落ち着かせ、泰然自若。工房で朝一人瞑想するのも一考かとも思います。微動だにしない心を培っていきたいものです。今日も仕事がんばろ!
雑用に追われ、轆轤が遠い!
こんにちは。台風の影響で今週も各地に大雨が降るようです。和歌山の熊野に出来た自然ダムが間もなく満水になるということです。土石流で川下の村が大きな災害に遭う危険が増しています。どうにかならないものかという思いでいます。深層地滑りの危険が各地にあるようです。災害の年と今年初めに言われていましたが、次から次に出てくる想定外の出来事に、多くの方々もどう対処いいのか不安でいっぱいでしょう。
今週は敬老の日やお彼岸、秋分の日で世間はお休みも多いのですが、工房はそんな流れとはとんと関係なくいつものように仕事をしています。工芸は基本、手を休めてはいけないと考えています。手作りですので、休みなくコツコツと進めていくのが最良だと思っています。昔は月に二回程度の休みを取っていたのですが、今はやはり週に一度は身体も休めようと思って実行しています。気持ちをリフレッシュさせながらモチベーションを長く持続させる方法は、各自いろいろ工夫もいるのですが、私の場合親のことや家庭の事のもろもろも多く、どこかに出かけるとかなかなかできない状態です。とりあえず身の回りの掃除、整理にいそしんでいます。すたっふMさんは天然酵母に凝っていて、日曜日には朝からパンを焼いているそうです。ゆえに月曜日は手作りパンやスコーンがおやつにでてくる。そこに今年こそはとれとれの蜂蜜を加えたいと思っているのですが。
今日はなんか取りとめのない内容になっていますが、時間が迫ってきたのでこれにて。仕事、がんばろ!
白磁の出番ですよ
こんばんは。日中は蒸し暑さが残りますが、やはり夜になるとひんやりとした秋の風が部屋に入ってきてほっと溜息が出ます。部屋のどこかにいるのでしょうか、こおろぎや鈴虫の音が心を癒してくれます。
一昨日は満月でした。ラジオで中秋の名月と言っていたのですが、どうも季節感が合わないような気もします。朝夕の散歩道に萩が満開に咲いていました。ススキはまだまだ穂も出ていない状態で、この時期ではねぇ、お月様にお供えしたくてもできません。どうも季節感がうまくマッチングしていません。新暦で暮らしながら旧暦で暦を味わう。日本情緒は旧暦で、普段は新暦で。日本人は複雑に季節をコーディネートして暮らしています。ややこしいですね。ちなみに今日は立待月。昨日はいざよい(16夜)月。私はいざよい月が一番好きです。この月に似合う器が私の目指すところです。満たされていないところがかっこいい。食器の原点かもしれません。
そう、もちろん日本の器には季節があります。9月、この時期どの様な器が似合うのでしょうか?難しいところですね。夏と秋の中間でこれという器が見当たりません。染付なら月と兎、撫子紋、秋の七草、等々。でもね、それならお彼岸が過ぎてからで十分な気もします。9月は暦術から言えば土用にあたります。色は黄色。秋は白。器選びから言うと、もちろん私の独断と偏見ですが、侘び寂びた白磁です。李朝があるならそれに越したことはありませんが、伊万里でもいい。存在の薄いさみしげな器。
26年前ここに引っ越してきたとき、縁の下で見つけた白磁の花瓶があります。薄ネズミ色で焼けが甘く、お!李朝では?と思わす風情がある。秋になりススキを投げ入れたら、これが似合う。縁側に家内が作ったお団子を供えてみる。我が家のお月見にぴったりと嵌った。裸電球の明かりが障子に映え、奥の部屋から幼い子供たちの声がする。庭で鈴虫が泣いている。ゆらりゆらり山から満月が上がってくる。何とも贅沢な満たされた時間がそこにはあった。懐かしいな。
太陽光発電設置に思う
昨日から太陽光発電がわが工房で始まりました。国の支援もあってかなりの需要があるようです。関電に申し込みが殺到しているようで、設置の話があってから約2か月以上かかりました。山間でまた日照時間もあまりないようなわが工房でも付けることが出来ると算定が出ました。半信半疑な気持ちは今なおあるのですが、国の支援で売電価格が1キロワット42円、10年間固定だそうです。我が家はエコキュートを使用しているので夜間電力が安く、また日中高い料金の時は留守が多く使用量が少ない。それらを合算すると少しの益が出るそうです。オール電化にする10パーの割引があり、さらに益が多くなるというのですが。まあ、長い目で見てもどうかなぁと思います。電気を屋根で作っていると何となく嬉しくなってきます。蓄電器が安くなれば次のステップになるのでしょうが、今はなかなか手が出ません。車の代わりに近場の用事なら電気スクーターなんかもいいかな、と思っています。こうして暮らしが変わるのかもしれません。
震災以後日本人の意識が大きく変わったと思います。私も災害はいつ我が身に起こっても不思議ではない、と感じています。原発に頼るエネルギーもできる限り早い段階で他のクリーンエネルギーに転換したい。どうすれば除染が速やかにできるのか。人類にとっても大きな問題でしょうが、世界の英知を持って解決していきたいと誰もが思っていることでしょう。個人個人の責任が重要になってきていることでしょう。赤信号みんなで渡れば怖くない、みんなの中に混じって生きていれば何とかなった世の中は、もうとっくになくなっています。個人の意識がこれからの方向を決めていく世の中です。責任は重いです。大人としての社会が作られていくでしょう。
思えば次世代に私たちは大きな負債を残してしまいました。国債の借金、それに今回の放射能汚染。私にも孫が一人いますが、この子たちの未来に申し訳ないという気持ちになっています。考えましょう。これからの国作りを。頑張りましょう。しみじみそんなことを思います。物を作りながら、轆轤を回しながら、未来に希望をつなげたいと考えています。
飯碗、考、されど飯碗
太平洋高気圧が張り出してきているようです。少し落ち着いたお天気が続く様ですね。工房に朝から清々しい風が流れています。台風以後山間はすっかり秋色になってしまいました。飼っている犬たちも食欲が出てきたようで、何となく超えてきたように思います。まだまだこれからなのでしょうが、食欲の秋到来のようです。
各地で早場米が出始めています。新米の美味しい季節になりました。工房は新しい飯碗をHPに出していきます。使って楽しい、またご飯がおいしい飯碗。飯碗ができれば一人前とよく言われました。若い頃は「飯碗ぐらい、」と思っていましたが、陶芸を始め5年、10年とたってくると、何とも奥の深いものだと思うようになってきました。自分なりのオリジナルな飯碗となると、さあ、どうでしょうか。一生にどのくらいのものが出来るでしょうか。毎日使っても飽きのこない、それでいて益々愛着の湧く飯碗となると、そう簡単にできる物ではありません。
さて、日本人はいつ頃から陶磁器を使ってご飯を食べだしたのでしょうか? 階級にもよりますが、町民あたりが使いだしたのはやはり江戸中期、伊万里で磁器が焼け、大量生産が可能になってからだと思われます。最初は上級クラスの高値の花だったものが、徐々に庶民にも使えるようになった。また、庶民が玄米から白米に変わっていいたのも、この時期だったと思います。日本人は長く木器で玄米を食していました。磁器の飯碗で白米を食べる。時代が大きく進歩したように思いますね。今と変わらない食卓の風景です。
そんなことを考えると、文禄、慶長の役は後々の日本に産業や経済を大きく推進させることになったと思います。近代の基礎を作る、意味深いものだったと考えられます。このことはもう少し時間を費やし深く書いてみたいと思っていますが、今食卓にある一つの飯碗から色々なことを考えられ、面白くなってきます。
日本人はお箸やお茶碗など自分自身のものを持って暮らしています。これも世界では珍しいことの一つだと思います。マイ茶碗、マイカップ、マイお箸などなど。生涯にいくつもの飯碗と出会い使い、ともに人生を生き抜いていく。飯碗、されど飯碗。そのような事を思いながら、今日も轆轤を回しましょう。がんばろ。
工芸今、秋色
おはようございます。今日は久しぶりに朝からすがすがしい天気に恵まれています。台風が過ぎる、気が付けばすっかり秋になっていました。蝉の声が遠のき、草むらの虫の音が心に沁みて参ります。
日本の陶器は世界の陶器から見るとかなり異種的です。季節感がてんこ盛りです。小皿一枚にも四季の花鳥風月が描かれていて、こんなに丁寧に季節を生活に織り込んでいる陶器も珍しいと思います。日本人はよく、目のご馳走と言いますが、ただ単に煌びやかなものを指して言っているのではなく、移ろいやすい四季折々の風情を細やかに表現されている品物をもって、この言葉が使われるように思います。
私たち日本人は工芸品に、見て触って味わって、またそのものを所有する喜びを求めています。移ろいやすい自然を自分の心の中で所有したい、自分の思い出をパッケージしたい。生活の折々に思い出の品を使ってみたい。数寄者と言われる根源は誰でもが持っているのではないでしょうか。
日本の工芸の特徴に「時間」がうまく描かれています。その時間の感覚を「妙」と表現したりもしているように思います。妙味とは、お皿ならお皿がまるで時空をこえて生き生きと生命をもって動くさまを感じることだと思います。
工芸にとって重要な言葉に「用」があります。用の美、柳宋悦先生が提唱された工芸の根本理念の一つだと思います。それをただ単に使いやすさなどと理解されると少し違った方向に行くように思います。日本人は用をもっと深く捉えていました。仏教でいう仏の働きを指していたようです。自己を消し自然と一つになり、仏の働きそのものになる。自利利他の働きと言えばいいのでしょうか。その働きが美の根源だというのです。
単に自然を描けばいいというものではないでしょう。草木に風が吹く。懐かしい父母の移り香が匂う。そんな一枚の皿に人は自分を見ることができるのではないでしょうか。物を手に入れる、それは自分自身を手に入れることだと思うのですが、いかがでしょうか。
陶芸の基本は土づくり
九月も始まりから荒れる模様です。台風5号による被害が各地に出ています。和歌山や奈良の山間部で川の氾濫で多くの人が亡くなり、また行方不明も出ています。今年は激しい厳しい年のように思います。本年も後半期になってきましたが、一層厳しさが増していくように感じています。心して、と思いますが、気持ちが内向きばかりだと何事も始まらないので、「今日も活きるぞぉ!」と朝心身に喝を入れています。
と言っても九月。朝晩少しは過ごしやすく新しい何かに挑戦したくなってきます。苦しい八月を何とか作品作りで気持ちを乗り越えてきた結果が少しずつ出はじてきました。少し上向きながらも底入れを怠るわけには行けません。しっかり地道にベースになる品物を作っていきたいと思っています。
陶芸の基礎は何と言っても土作りです。自分のイメージの土を探すことは基本中の基本です。いろいろ各地の土屋さんから見本をもらい自分なりに調合を重ね、またその土屋さんに試作を作ってもらいながらも、自分思う土を探すのですがこれでいい、と思える土に出会うことは至難の出来事です。私は必ず現場に行きます。土の採取場に行くとわくわくしてきます。現場の話は時に大発見に繋がります。今陶芸界で枯渇している材料の一つに、黄土があります。いい黄土が手に入らない。どの土屋さんも困り果てているのが現状です。特に私が最近手がけている「乾山陶器」には不可欠な材料です。
京焼、特に乾山焼きの基本になる土は、信楽の白土に鉄分の多い黄土を混ぜ込み、うまく化粧土がのる様に調合してあります。また黄土単味の仕事で有名なのが土器皿ですが、今乾山が使った黄土を手に入れようと思うと、それはかなり難しいことです。まあ、そんなことばかり言えないので。この二年何とか自分なりに探し求め、これという黄土を手に入れることができました。ここまで来ると企業秘密ですね。
陶芸は本当にコツコツと積み重ねていく仕事です。何年も何年もたってから、昔思考を重ねた一片のテストピースから閃きをもらう時がある。10年前、20年前の仕事が今に繋がっていく。陶芸の奥深さをしみじみ感じる昨今です。頑張ろう。
貝塚水間焼伏原窯 仕事一番
こんにちは。台風一過とはやはりいかないようで、まだまだ各地に洪水警報が出ています。雨量の多さには驚きです。十津川の災害をニュースで見ましたが、川沿いの村は大変怖い思いで夜を過ごされたことでしょう。私が住む大川村も昭和46年鉄砲水が出て、村を真二つに引き裂きました。小さな川ですが夜中地響きを立てて土石流が流れた様は何とも恐ろしい光景だったそうです。その災害で今は川上に大きな砂防壁が段々に造られています。
災害国日本、今年はどのようになるのでしょうね。悲観的な文章が多くなってきます。しかしよくも悪くも日本が大きく変わっていくチャンスなのでしょう。日本だけの出来事ではなく、世界がどうしても今の仕組みでは立ちいかなくなってきています。よく言えば100年に一度、1000年に一度の変革期の証人になれるのですから。面白い、楽しい、わくわくする、ととらえられるといいのですが。
今日は工房もお休みです。それで午後から貝塚市山手地区公民館陶芸クラブの日曜講座の指導に行ってきました。来月の公民祭、引き続いて貝塚市文化祭に出展する作品がみなさん大詰めを迎えています。毎年のことですが日にちが足りない人が出てきます。作品作りに追われて、こちらもひっきりなしに要請がかかります。皆さんの熱心な心にこちらも答えてあげたくなります。陶芸を通して交流していく世界が楽しく面白く感じています。
ここ貝塚で水間焼伏原窯が独立して26年。公民館陶芸クラブを指導して21年。地域に少しずつですが根差してきたと思っています。貝塚市役所の玄関にも水間焼の展示をしてくれています。南海貝塚駅前に市の「ぶらんどショップ」がオープンされ、貝塚市の特産品としても展示してくれています。
私が独立した時に水間焼伏原窯はこのようになればいいのになぁ。というイメージがあります。貝塚は古風なところが多く残っていて、願泉寺を中心に京文化も色濃くあって、そんなところを焼き物で表現され、造形されたら面白いものができそうだと思っていました。京風なしかしどこかいい意味での田舎さがある焼き物。地元の皆さんのこころが可愛らしく形になったらいいのにと思っていました。一朝一夕にはできない仕事ですが、泉州貝塚を代表し、世界に通じる焼き物を作るが私の生涯の仕事だと思っています。
乾山陶器の材料確保
近畿地方は大型の台風12号の影響で各地に大雨洪水注意報が出ています。ここ泉州地方にも朝から注意報が出ているのです。今、四国に上陸したとニュースが出ています。速度が遅いので一昨日からの雨量はかなりのものでしょう。幸い工房は平常通りです。
一昨日の窯焚きも無事終え、昨日早速窯出ししました。思ったことがいい結果を出していたので、仕事に弾みが付きます。どの業界もそうなのでしょうが、この不況で工藝界もかなりの打撃を受けています。私たち作り手は品質のよい材料で支えられております。その材料を作ってくれる土屋さんや灰(あく)屋さんなどが廃業に追い込まれています。時間を重ね品質を保ってくれていた業者さんたちが悲鳴をあげて廃業されていく。こんな声を聴きました。「ここから早く逃げた者が勝ち。」悲しいですね。こんなことを聞くのは。
私たちはその中でも何とかいい作品を作ろうと研究を重ねています。今回土屋さんが変わったことで土味や焼けに不安があったのですが、考えていた調合でクリアーできたのが少しうれしく、安心いたしました。乾山陶器を本格的に始めて三年。いろいろな材料でテストを積み重ねて参りましたが、ようやく目指すところまで辿り着きました。しかしこの材料がずうっとあるとも限らず、いつどこかの業者が休業、廃業するか、そんな不安が付きまとうのがいやですね。材料の確保が先決ですが。
思えば長く焼き物ブームが続いていました。どこが潮も目だったか。そうですね、2000年に入ってたらでしょうか。徐々に衰退していったように思います。作品の内容もマンネリ化してきて、後継者もついてこなくなった。山があれば谷がある。しかし谷間に地殻変動が起こったように思います。失ったものは大きいかもしれませんが、現状を真摯に受け止め、前に駒を進めていく。きっと新しく開けてくる場所がある。そう信じて歩いていくのみです。




