お早うございます。今日で6月も終わります。今年も半年が過ぎました。3月11日の大震災を経験し、私たちの国、また国民の意識が、今までとは違った次元に突入した思いです。
一昨日工芸店様に見本を持って出かけました。そこでいろいろなお話を伺いながら、厳しい時代に入ったな、と実感いたしました。経済の停滞が著しく、かつてないほどの厳しさを仰っていました。
経済が一時的でも仮死状態では、窒息死してしまいますよね。いつまでもつのか。じわじわとボディーブロウが効き始めてきます。この夏が正念場でしょうね。そんなことを思いながら、見本のダメ出しを聞き、次の時代に残っていけるにはどうしようか、いろいろ考えを巡らしていました。
私たちのような仕事は、細々であろうがどうであろうが、コツコツと作り続ける事が勝負のカギになります。この時代、あの時代に合った、こころの形があるはずだし、それは必ず人の心をつなぐ物であると確信しております。私たちが生きた時代の証し、心の形は、次につながるものだと思います。
さて、今日も仕事を始めます。






昨年越しの乾山葵紋大鉢です。端反りを抑えるようにということと、高台を広く取るということが課題でした。形はほぼ合格をもらったのですが、葵紋のバランスに少しコメントが付きました。駄目出しとまでいかないのですが、微妙な感覚的な御話になりました。




工房はすたっふMさんが磁器の七寸皿に呉須で牡丹の絵を描いています。私は十草紋飯椀の小さい形をロクロ挽きしました。工芸店様の注文です。通常作っている飯碗より口径を小さく10センチにしてほしいという注文を、HPのオーダーメイドのコーナーに頂きました。何点か作らせて頂き一つを納めました。先月ようびさんから十草紋で大汲み出しの注文を頂きました。ちょうど子ぶりの飯碗が残っていたのでそれらを見本がてら持って行きました。いい見本になり汲み出しとともに小ぶりの飯碗まで注文を下さいました。お客さまのオーダーのお陰です。一つのオーダーもやはり大事に作らせて頂くと、いつ何に繋がっていくかわかりません。大事、大事。ひとつを大事にしなくてはなりませんね。



