こんばんは。6月に入って気持ちのいいお天気が続きます。天気予報を見ていると日本列島がすっぽり高気圧に覆われていて、当分はこの様な穏やかな気候が続きそうです。私は梅雨に入るこの10日ほどの天候が一番好きな気候です。昔子供たちがまだ幼かった頃、よくこの時期の真夏日を狙って海に出かけて行きました。もちろん海岸に人気はなく、私たち家族だけが海水着を着ていち早く夏を満喫していました。今でも目を閉じればこの時期、山間の工房にいても当時の潮騒が聞こえてきます。赤貝やサザエと採ってきて、囲炉裏で炭をおこし食べたことが目に浮かびます。色々な思い出の詰まった季節です。
工房は土練機の掃除と磁器土の再生をしました。磁器土は教室で使うということで、生徒さんにも手伝ってもらうことにしました。真空土練機用のオイルがなくなったので、出光のガソリンスタンドで直接注文して買うことにしました。いつもは土練機の業者に頼んで2リットル缶を送ってもらうのですが、大変割高になってしまいます。業者から直接仕入れたほうがが安いと言われたので、近くの出光ガソリンスタンドを早速ネットで探してみました。出光GSくらい貝塚に有ると思っていましたがそれが一軒も無く、結局堺まで行くことになりました。土練機のオイルは思った以上によく使うので、20リットル缶一つあればかなり小まめにオイル交換する事が出来ます。まあこれで10年はもつでしょうか。ははははは。

五時になったので生徒さんは帰り、明日に土練は持ち越しになりました。私は乾山陶器見本の削り仕上げに戻りました。今日は何回も駄目だしをもらっている、葵紋大鉢の削りです。先日このブログで紹介したように、自分の思っていた形と大きく違っていて、それじゃあ何べん作ったってアカンはずですわ。私が今まで思っていた鉢のイメージと大きく違っていました。今回でようやく形を出すことができそうです。大阪市立図書館まで資料を借りに行った成果があったと思います。この資料のお陰で色々な発見がありました。今後乾山陶器のイメージを作るのに大いに助かります。
今週も色々な仕事が入り組んでややこしいですが、来週月曜日には窯を焚きたいと思っています。お天気が続きそうなので乾山陶器見本を削り終え、早く白化粧を掛け乾かしたいと思っています。





工房はすたっふMさんが磁器の七寸皿に呉須で牡丹の絵を描いています。私は十草紋飯椀の小さい形をロクロ挽きしました。工芸店様の注文です。通常作っている飯碗より口径を小さく10センチにしてほしいという注文を、HPのオーダーメイドのコーナーに頂きました。何点か作らせて頂き一つを納めました。先月ようびさんから十草紋で大汲み出しの注文を頂きました。ちょうど子ぶりの飯碗が残っていたのでそれらを見本がてら持って行きました。いい見本になり汲み出しとともに小ぶりの飯碗まで注文を下さいました。お客さまのオーダーのお陰です。一つのオーダーもやはり大事に作らせて頂くと、いつ何に繋がっていくかわかりません。大事、大事。ひとつを大事にしなくてはなりませんね。




乾山写し 金彩土器皿






昨年末乾山土器皿をようびに納めました。土器皿なんて聞きなれない言葉でしょうが、今も日本で土器を作っているところもあるのです。神事に使う器はかわらけ(土器)と云い、素焼きの姉さん程度の温度で焼いた無釉陶器を使います。それを専門に作る方も昔は居られたようです。土の塊を肘に当て、形を出していくところを写真で見たことがあります。実際の現場は伊勢神宮かどこかで見た様に記憶しているのですが、定かではありません。



