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伏原窯工房日記履歴 22年10月第2週(10/10~10/16)
伏原窯ー工房日記22年10月16日、ようじ入れ、宝尽くし紋猪口の焼きあがり
昨日、絵付けしましたようじ入れと宝尽くし紋猪口の焼きあがりです。今日は花唐草文塩入れの下書きをしました。蓋物は上と下の部分の絵を合わせる為に、しっかりと下書きを入れます。


伏原窯ー工房日記22年10月15日、貝塚山手公民館陶芸教室の指導、花唐草文ようじ入れ絵付け
陶主は週末に実施される公民館祭り準備の指示出しで忙しくしてます、私は十草飯碗の絵付けが終わったので自宅にて花唐草文ようじ入れの絵付けです。

伏原窯ー工房日記22年10月14日、ようじ入れ四方取り、十草飯碗絵付け完成
削り終わったようじ入れを四方に整えます。私は十草飯碗の線を描き終え口元に茶色をまいて完成です。



伏原窯ー工房日記22年10月13日、ようじ入れ削り仕上げ、十草飯碗絵付け
陶主はようじ入れの削りに入りました。私は十草飯碗の絵付けの続きです。



伏原窯ー工房日記22年10月12日、火曜教室、十草飯碗絵付け
今日は火曜教室の日でした。新しく入られた方が来られ、いつもより賑やかな雰囲気の中、皆さん作陶を楽しまれていました。私は十草飯碗の鉄線描き続きです。



伏原窯ー工房日記22年10月11日、波千鳥文猪口ろくろ成形、十草飯碗絵付け
今日の仕事ー陶主は波千鳥文猪口ろくろびきをしました。私は京焼十草飯碗の鉄線描きです。
伏原窯工房日記履歴 22年10月第1週(10/3~10/9)
伏原窯ー工房日記22年10月9日、色絵花唐草文ようじいれ絵付け
今日は各地でだんじり祭りが開催されるので工房へは行かずに家で上絵付けの仕事をしました。先週のようじ入れの続きです。

伏原窯ー工房日記22年10月8日、京焼「ようじいれ」ろくろ成形、公民館陶芸教室の指導、十草飯碗絵付け
午前中ろくろを少しまわし、ようじ入れの成型終了。午後から貝塚市山手公民館、陶芸教室の指導へ行きました。公民館祭りが迫っているので教室は活気づいているそうです。私は十草飯碗の呉須線描きが終わりました。
伏原窯ー工房日記22年10月7日、京焼「ようじいれ」ろくろ成形、十草飯碗絵付け
今日の仕事ー陶主は生徒さんの大きな作品の素焼きを灯油窯で焼き、ようじ入れの水びきをしました。私は十草飯碗の呉須線ひきの続きです。



伏原窯ー工房日記22年10月6日、京焼「ようじいれ」ろくろ成形、十草飯碗絵付け
昨日に引き続き、陶主は京焼「ようじいれ」ろくろ成形、私は十草飯碗の絵付け絵付けをしました。


伏原窯ー工房日記22年10月5日、京焼「ようじいれ」ろくろ成形、十草飯碗の絵付け準備
今日の仕事ー工芸店様のお仕事です。陶主はようじ入れのろくろびきに入りました、私は昨日素焼きしました十草飯碗の撥水剤かけ、割り付けをしました。



土と水と、秋の空。視点を変えた陶芸観
お早うございます。雲一つない秋晴れです。昨日もって帰ってきた生徒さんの作品が一気に乾くことを願っています。年々大きな作品を作るようになったので、乾きが少しでも足らないと、素焼き窯でどーーーんん!と爆発してしまいます。現に何人か急きょ作り直しという羽目になっています。10月15日に展示するのですが、最後の窯10日に入れようとすると大変強行なスケジュールになります。
何か月も掛けて作ってきた作品が、目の前にきて潰れていく。素人にとってかなりきついと思います。そんな生徒さんをなだめすかし、何とかモチベーションを回復させ、また作品に向かわせていく。生徒さんではどうしても越えられない山を、手を取って伴に超えていく。一つ一つクリアーしてまた陶芸の奥に入っていく。陶芸なかまみんなで、たのしみを味わってもらっています。今日の天気に安心して、作品を天日干ししています。
陶芸をしていると天候に敏感になります。期限の迫る作品がまだ乾かない。ストーブなど持ち出し乾かせば、底にヒビが入る。口元が切れだした。ひやひやびくびくしながら何とか乾かせたと思いきや、素焼き窯に入れしばらくすると、爆発音。一巻の終わりであります。
焼き物を「土を焼く」という視点ではなく、別の視点からとらえると、「水」をどこまで昇華させるかということに至ります。第一段階は粘土に水を含ませある程度の粘り、可塑性を持たせて造形していきます。土の性質によっていろいろと水分の吸収が変わってきます。水分を取り込みやすい土、それによって粘性も出やすい土、水をいくら含ませてもなかなか柔らかくならないで、ある瞬間飽和状態になる土。土の粒子で水を取り込みやすいのもあれが、難しいのもあるようです。
自分が造形する手段によって、その土の最大限の水を含ませる。そこから造形が始まり、どんどんその水を取り除いていく。造形が済めば徐々に乾かし、天日に干し内部に残る水分を抜きます。天日干しが一番内部に残る水分を向くことができます。時間がなくて、ドライヤーやストーブで乾かすこともあるのですが、かなり慎重にしてもリスクは高いです。土の表面が先に乾くと、中に水分が閉じ込められた状態になります。表面が乾いたと見えていても中に水分の層が残り、素焼き時にその水分が膨張し、爆発してしまいます。
天日で十分水分が取れたように見えますが、内部に相当な水分が残っています。素焼き窯に入れ、内部の水分が向けてくるのが250度から300度あたりです。この時期が一番危険な状態です。300度を過ぎると土に残された水分はある程度抜けていきます。しかしこれで水分がなくなったかといえば、まだ土を形成する結晶体に水が残っています。結晶水と呼ばれるものですが、550度から700度近くでこの結晶体が抜けるとされています。素焼きを700度から800度(磁器土はその範囲ではない)に設定するのは結晶水を十分抜くことに意味があります。
かわらけ、ビスク、素焼き、はこの状態を指しますが、これからもっと高度に水分を抜いていく作業が続いていきます。
そのことは次回にいたします。
伏原窯工房日記履歴 22年9月第5週(9/26~10/2)
伏原窯ー工房日記22年10月2日、京焼「十草飯碗」削り仕上げ、京焼「宝尽くし紋猪口」絵付け
今日の仕事ー陶主は京焼「十草飯碗」削り仕上げ、私は京焼「花唐草文ようじいれ」の絵付け絵付けです。

伏原窯ー工房日記22年10月1日、京焼「十草飯碗」削り仕上げ、京焼「宝尽くし紋猪口」絵付け
今日の仕事ー陶主は午前中、京焼「十草飯碗」削りをし、午後から貝塚市山手公民館陶芸教室の指導へ。私は京焼「宝尽くし紋猪口」絵付けです。昨日、一昨日と描きました猪口が焼きあがってきました。



伏原窯ー工房日記22年9月30日、京焼「十草飯碗」削り仕上げ、京焼「松紋猪口」絵付け
今日の仕事ー陶主は京焼「十草飯碗」の削り仕上げ、私は京焼「松紋猪口」絵付けをしました。


伏原窯ー工房日記22年9月29日、京焼「十草飯碗」削り仕上げ、京焼「丸紋散らし猪口」絵付け
今日の仕事ー陶主は京焼「十草飯碗」の削りに入りました。私は自宅にて絵付けです。京焼「丸紋散らし猪口」を描きました。


伏原窯ー工房日記22年9月28日、火曜教室、上絵付けの準備
工房はすっかり涼しくなりました。扉を開けると風が冷たいほどです。今日は火曜教室でした。私は昨日の打ち合わせで頂いた仕事の準備をしました。小さなお仕事です(^^)


伏原窯ー工房日記22年9月27日、工芸店様にて打ち合わせ
午前中に、土屋さんから赤土のサンプルが送られてきました。また本焼テストをしないといけませんね。
今日は久しぶりに、梅田にあります「工芸店様」にて仕事の打ち合わせに行ってまいりました。年末の仕事をたくさんいただきました。その中には先日納品したばかりの乾山写し「絵替わり土器皿」もあり、人気が出てきたようで嬉しいです。11月には千鳥特集をするそうです。

伏原窯ー工房日記22年9月26日、乾山写し「花文小皿」絵付け
一枚だけですが乾山写し「花文小皿」の絵付けをしました。
金高騰にあおられています
こんにちは。今日は朝からいい日和で、心地いい風が工房の中をすり抜けていきます。午後から十草紋の飯碗の削り仕上げに入ります。人気上昇の飯碗ですが、どうぞこれからもご贔屓お願いいたします。
すたっふMさんから金を購入したいと、電話をもらい、このところの相場を聞くと、うううう、。考え込んでしまいます。グラム4500円プラスアルファー。いつも5gずつ購入するのですが、5年前からだと2000円くらい値上がっています。
昨日紹介しました、乾山5寸土器皿で計算するとゥゥゥゥゥ。金代にびっくりします。
乾山が活躍していたころは元禄期で、まだ寛政の改革までしばらくあり、ふんだんに金を使うことができた時代です。絵変わり土器皿も素朴なかわらけに金という対照的なコントラストの妙が、綺麗さび京都にマッチングしたのでしょう。贅沢極まりない日本的美意識ですね。
平成の土器皿はかなり細かな計算しても、なかなか成り立たないと、工房主は嘆いています。お客さんはよくご存じですよね。何が得か。金相場に利を持って行かれないように、こちらも防衛していかねばと、考えていますが。ない頭を絞っても出てくるものは知れています。
伏原窯工房日記履歴 22年9月第4週(9/19~9/25)
伏原窯ー工房日記22年9月25日、京焼十草飯碗ろくろ成形、乾山写し「菊形向付」絵付け
陶主は京焼「十草飯碗」のろくろびき、私は乾山写し「菊形向付」絵付けをしました。お昼に教室の方が、工房の釉薬を借りに来られ、イチジクの差し入れを頂きました。美味しかったです。ありがとうございます。


伏原窯ー工房日記22年9月24日、陶芸教室の指導、乾山写し「雪松図平鉢」「雪杉図向付」の見本型起こし陶主は貝塚市山手地区公民館の陶芸教室へ指導に行きました。最近、ツイッターを始めました。まだわからずにやっていますが、興味のある方はフォローしてくださいね!私は先日完成しました、乾山写し「雪松図平鉢」「雪杉図向付」の見本型起こしをしました。
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伏原窯ー工房日記22年9月23日、十草飯碗ろくろ成形、赤土のテストの整理
陶主は十草飯碗のろくろ成形、私は工芸店様への納品発送のための梱包と土のテストの整理をし、土屋さんへテスト見本を送りました。


伏原窯ー工房日記22年9月21日、十草飯碗ろくろ成形、乾山写し「雪杉図向付」原型完成
昼から陶芸教室の生徒さんが来られ、作品作りや化粧の指導を受けていました。私は乾山写し「雪杉図向付」の原型を仕上げ、土台と型を接着しました。
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伏原窯ー工房日記22年9月20日、十草飯碗ろくろ成形、乾山写し「雪杉図向付」原型作り
陶主は土練をし、工芸店様の追加注文「十草飯碗」のろくろに入りました。私は、乾山写し「雪杉図向付」原型作りの続きです。
秋風と京焼十草飯碗
お早うございます。かくちで大雨が降っているようです。ここ工房も早朝から久しぶりの雷雨でした。今は小康状態なのでしょうか、雨が上がり雲は西へ動いています。
工房は基本的に祭日も仕事をします。手仕事故どうしても時間がかかるので、いたし方ないと思っています。
最近遅ればせながら「ツイッター」を始めました。HPからご購入されたお客様や工芸店様からお買い求めくださったお客様が、ご自身のHPで紹介してくださったり、またツイッターで情報を発信されたり、色々私どもの作品を紹介くださっています。ならば少しでもタイムリーな情報を工房から発信しようと思いました。以後よろしくお願いいたします。より皆様と緊密な状態を作っていきたいと考えております。
今日の工房は十草紋飯碗を引き続いて轆轤挽きいたします。
これはようびの真木さんがある茶会席で出された古清水の飯碗がイメージの基本になっています。大変感銘され美しく印象深かった思いを形にしてほしいと依頼されてお作りしたものです。見本も何もなく、ただその時の印象をお聞きしているだけで、不思議にもすでに出来上がったお茶碗がそこに現れるくらい二人のイメージは「確信」へ到達しておりました。
このような仕事は珍しく、大体は微妙なところで修正が入るものなのですが、この飯碗はイメージがストレートに形になった好例の一つです。

2010年9月焼き上げ作品
![]() 乾山写し絵替わり土器皿4.5寸 |
![]() 乾山写し金彩絵替わり土器皿 |
![]() オーダー玄猪香合 |
![]() 乾山写し梅文ぐいのみ |
![]() 乾山写し絵替わりぐいのみ/桔梗文ぐいのみ/葵文ぐいのみ/春草文ぐいのみ |
伏原窯工房日記履歴 22年9月第3週(9/12~9/18)
伏原窯ー工房日記22年9月17日、窯詰め、種赤の調合テスト作成
土のテスト作成し、窯詰めをしました。



伏原窯ー工房日記22年9月16日、窯の準備
京焼4寸皿、土器皿つくり足し分の釉薬かけ、釉直しをしました。



伏原窯ー工房日記22年9月15日、「雪杉図向付」原型作り、生徒作品の手直し
今日の仕事ー陶主は生徒さんの作品を手直ししました。私は「雪杉図向付」原型作りの続きです。先に土台を作っておきます。



伏原窯ー工房日記22年9月14日、「雪杉図向付」原型作り、火曜教室
今日は火曜教室の日でした。私は、「雪杉図向付」原型作りに入りました。

伏原窯ー工房日記22年9月13日、「雪松図平鉢」原型作り完成、工房片づけ
今日は朝から陶芸教室の生徒さんが作品を見てもらいに来られました。仕事は長くかかっていた「雪松図平鉢」の原型が仕上がりました。その後、工房の片づけと掃除をしました。
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オーダーメイド「玄緒香合」を納めおいて
季節が変わっても相変わらず残暑が続いています。どんよりした停滞感のご時世もまた相変わらずです。民主党のお二人のお話を聞けば聞くほど、日本の未来に大きな不安を感じてしまいます。この国の政治構造が問題なのでしょうか?世界の潮流、うねりについていけない様に思います。生みの苦しみといえば聞こえはいいが、政権交代の選択は、結果大きな付けを回されているようにも思えてきます。自民党にしても、民主党にしても内向きな政治に明け暮れし、国民の意思と乖離した存在になっています。政治が国民と分離すると、危険な要素がいろいろと出てきます。
そのような事は国政だけではないでしょうね。いたるところで構造破壊、社会不安を見聞きいたします。「未来が見えない閉塞感がいつまで続くか」、そのようなことが言われてどれくらいの月日がたったのでしょう。バブル崩壊から20年。とうとう行き付くところまで来たように思います。末期自民党政権からなんら変わらず続いている閉塞社会を、結局政治は社会を好転させることなく、日本沈没に向かわせるのか!日本民族が持つあの永遠の悲劇の繰り返しとなるのか。
ま、そのような事のないようしっかりみんなで見ていきたいと思っています。このところブログを上げるにも時間と気力を失いかけていましたが、55歳の誕生日を迎えて、一言二言想いを書いてみたいと思いました。9日から娘が孫を連れてきていたので、賑やかな生活を楽しんでいました。孫は来てよし、帰ってよし。爺婆も慣れない疲れで、正直帰ってくれるとほっとしています。孫も一歳になったので記念に陶板を作り、そこで手と足の型をとりました。焼き上げると実物の寸法より一割ほど小さくなるのですが、どこか風景が化石のようで、時間がたつと面白い記念になるでしょう。
工房はオーダーを頂いた「玄緒香合」が品よく仕上がり、無事オーダー主に送ることができました。先ほどお礼のお電話を頂き、大変喜んでいるとお伝えていただきました。じっくり手間をかけ、お客様がイメージされる作品を一つ一つ作り出していくのは、我々以上にお客様にとっても嬉しいことでしょう。その幸せを共有できることは作り人にとって大変うれしいことです。今回もまたいい思い出ができました。

伏原窯工房日記履歴 22年9月第2週(9/6~9/11)
伏原窯ー工房日記22年9月11日、「雪松図平鉢」原型作りの続き、手形陶板作成
陶主のお孫さんの1歳の記念に手形陶板を作成しました。私は、「雪松図平鉢」原型作りの続きです。



伏原窯ー工房日記22年9月10日、陶芸教室の指導、「雪松図平鉢」原型作りの続き
陶主は貝塚市山手地区公民館の陶芸教室の指導に行きました。陶主が混ぜているものは白化粧土です。中身は天草陶石、朝鮮カオリンなどを混合して作ります。私は「雪松図平鉢」原型作りの続きです。



伏原窯ー工房日記22年9月9日、玄猪香合お嫁入りです
昨日桐箱が届いたので、箱の用意をしました。玄猪香合をウコン布で包み、箱書き、印を押します。桐箱の上に和紙をのせ真田ひもで結びます。
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伏原窯ー工房日記22年9月8日、京焼4寸皿削り仕上げ、「雪松図平鉢」原型制作
陶主は京焼4寸皿の削り仕事、私は「雪松図平鉢」の原型作り続きです。今日は桐箱職人のIさんが玄著香合の箱を持ってきてくれました。Iさんは京都で長く修業された方で、とても美しいラインの箱をいつも作ってくださいます。



伏原窯ー工房日記22年9月7日、京焼4寸皿削り仕上げ、「雪松図平鉢」原型制作
今日は乾山作品制作のための赤土が届きました。いい感触の土で期待が持てそうです。仕事は昨日の続きで、陶主は京焼4寸皿の削り、私は「雪松図平鉢」の原型作りです。
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伏原窯ー工房日記22年9月6日、京焼4寸皿削り仕上げ、仁清写し「玄猪香合」完成
仁清写し玄猪香合が完成しました!
今日の仕事ー陶主は京焼4寸皿削りの続き、私は雪松図原型作りです。形がなかなか決められず難航しています。


伏原窯工房日記履歴 22年9月第1週(8/30~9/4)
伏原窯ー工房日記22年9月4日、京焼4寸皿削り仕上げ、仁清写し「玄猪香合」絵付け
陶主は先日からろくろびきしていました京焼4寸皿の削り仕上げです。私は自宅にて、オーダー制作の仁清写し「玄猪香合」絵付けをしました。
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伏原窯ー工房日記22年9月3日、乾山写し「色絵雪松図平鉢」原型
陶主は公民館陶芸クラブの指導に行きました。私は乾山写し「色絵雪松図平鉢」の原型作りの続きです。型と土台を接着しました。仮おこしをして形をみました。松の切り込みの部分の形が違うので修正します。


伏原窯ー工房日記22年9月2日、京焼4寸皿ろくろびき、乾山写し「色絵雪松図平鉢」原型
今日も昨日に引き続いての仕事です。陶主は京焼4寸皿のろくろ成形。私は「雪松図平鉢」の原型作りです。土台と雪松の形が大体出たので陶主に手直しをしてもらいました。いつものことですが、陶主の手が入ると土が変わります。まるで魔法のようです。土台に付ける前に雪松の松の部分の彫りを入れていきます。
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伏原窯ー工房日記22年8月31日、京焼4寸皿ろくろびき、乾山写し「色絵雪松図平鉢」原型
今日の仕事ー陶主は京焼4寸皿のろくろ成形、私は「色絵雪松図平鉢」原型づくりの続きです。型の高さを上げて口もと仕上げていきます。
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伏原窯ー工房日記22年8月30日、京焼4寸皿ろくろびき、乾山写し「色絵雪松図平鉢」「雪杉図向付」原型
今日の仕事ー陶主は京焼の土で4寸皿の制作に入りました。私は原型づくりの続きです。「色絵雪松図平鉢」の方は少し乾いてきたので板から外して様子を見ました。もう少しラインを決めてから松の細部の描写に入りたいと思います。
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伏原窯工房日記履歴 22年8月第4週(8/22~8/28)
伏原窯ー工房日記22年8月28日、乾山写し「色絵雪松図平鉢」原型作り・「雪杉図向付」寸法だし
今日は先日からの続きで乾山写し型ものの原型作りです。寸法を出した「色絵雪松図平鉢」の輪郭を亀板(丸板)に描き土を盛っていきます。大体の形を出し少し水分を飛ばします。その間に「雪杉図向付」の寸法を計算し輪郭の型紙を作りました。
お昼から、桐箱屋さんにお願いしていた土練台が完成し持ってきてくれました。とても綺麗な仕事で喜んでいます。写真を撮り忘れましたので週明けにでもアップしますね!
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伏原窯ー工房日記22年8月27日、乾山写し型ものイメージ出しの続き
陶主は公民館陶芸教室の指導へ行きました。私は昨日に引き続き、乾山写し「松形」「杉形」のイメージ出しをしました。「松形」の方は大きさの検討のために2つ作りましたが、形が出てくると小さくした方ではお料理がのらないだろう、という結論になり大きい方のサイズで原型の制作に入ることになりました。「杉形」も形は大分出てきました。


伏原窯ー工房日記22年8月26日、乾山写し金彩土器皿5.5寸制作・乾山写し型ものイメージ出し
土器皿は今回焼いた中で3枚ほど釉調が荒れたものがあったので3,4枚作り足すことにしました。私はお正月用に乾山写しの新作「松型」「杉型」の原形型を作ることになりました。まずは大体の大きさを見るためのイメージ作りをしました。「松型」の方の本歌は25センチと大きく、このまま写すと大きいかどうかを見ました。作ってみますとやはり少し大きいようなので1寸ほど縮めてもう一つ作りました。
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伏原窯ー工房日記22年8月25日、乾山写し金彩土器皿5.5寸完成・工芸店様へ納品
乾山写し金彩土器皿5.5寸完成しました!早速、工房で梱包し工芸店様へ納めてきました。


伏原窯ー工房日記22年8月24日、乾山写し金彩土器皿5.5寸の金つけ
焼きあがった土器皿に金で絵付けをしていきます。低温で焼きつけて完成です。


伏原窯ー工房日記22年8月23日、窯出し(乾山写し土器皿4.5寸、5.5寸焼き直し、仁清玄猪香合)
今日は窯出しをしました。きれいに焼けました!早速5.5寸の方は金つけをします。
伏原窯工房日記履歴 22年8月第3週(8/15~8/21)
伏原窯ー工房日記22年8月21日、窯詰め(乾山写し土器皿4.5寸、5.5寸焼き直し、仁清玄猪香合)
続いての窯詰めです。乾山写し4.5寸施釉。昨日の焼きあがり乾山写し5.5寸は少しイメージより釉が薄かったのでもう一度、施釉し今回の窯に一緒に焼くことになりました。オーダーの玄猪香合も入りました。
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伏原窯ー工房日記22年8月20日、乾山写し土器皿(4.5寸)絵付け
今日の仕事ー陶主は公民館陶芸クラブへ指導に行きました。私は乾山写し土器皿(4.5寸)に絵付けをしました。夕方に昨日焼いたの窯を出しました。釉薬の掛かりがイメージと違ったので明日焼き直すことになりました。計画変更です。

伏原窯ー工房日記22年8月19日、乾山写し土器皿(4.5寸)化粧掛け
今日の工房は窯をたいていました。夕方にはたき終わり、その間に化粧をかけたうつわ(乾山写し土器皿)を窯場にもっていき、余熱乾燥です!
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伏原窯ー工房日記22年8月18日、乾山写し土器皿(4.5寸)制作・絵付け・施釉窯詰め
昨日乾かした乾山写し土器皿(5.5寸)に下絵付けをしました。焼き上げ後の作業もあり、早めに5.5寸だけを焼くことになりました。窯が入ったのは11時でした、お疲れ様でした。明日は窯たきです。
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伏原窯ー工房日記22年8月17日、乾山写し土器皿化粧掛け・天日干し・絵付け
いいお天気の中、化粧を施し天日干しをしました。乾いてから土器皿の絵付けに入りました。


伏原窯ー工房日記22年8月16日、乾山写し土器皿制作・微塵唐草文小皿絵付け
今日の仕事ー陶主は乾山写し土器皿(5寸5分)の制作を終え、同じく乾山写し土器皿(4寸5分)の制作に入りました。私は5寸5分の土器皿に化粧をかけるための下絵を描き、微塵唐草文小皿の裏面を描き、仕上げました。
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2010年8月焼き上げ作品
久々の磁器作品です。こちらのホームページでも販売しますのでよろしくお願いします!
![]() 祥瑞鉢 |
![]() 祥瑞ぐいのみ |
![]() オーダー牡丹文猪口、7寸皿 |
![]() ゴス線小皿 |
![]() 桃形小皿 |
![]() 梅形小皿 |
![]() 白磁大猪口 |
伝統継承の難しさ
残暑お見舞い申し上げます。65回目の終戦記念日と盂蘭盆会でもある8月15日を今年も迎えることができました。戦後の記憶がどんどん失われていく中、テレビで学者さんたち、ジャーリストや作家さんたちがいろいろなことを語ってくれます。今年は全閣僚の靖国参拝もなかったようです。隣国の日本批判もなく、本来の静かな祈りを捧げることができました。山間の仕事場は、風の木立を抜ける音や蝉の声が木霊しています。
一昨日、ひょんなことから35年も前の知り合いからメールを頂きました。HPを見てくれたそうで、懐かしく思い連絡をくれたそうです。
彼は瀬戸の窯業訓練校の同期で、地元赤津から通っていました。三歳位年上で卒業後は赤津の霞仙陶苑さんに就職されたと思います。私は卒業後静岡森山焼、中村陶吉先生の弟子につき、またその後赤津の菊陶園さんにお世話になりました。そんなことがあって、仕事帰りに霞仙に寄ってみたりもしました。轆轤に乗ってものを作っている彼をみて、「独立しないの?」「このまま職人さんでいるひと。」と勝手に思っていました。
窯業地に生まれた人の感覚と私のそれとは全く違っていました。35年も前のことです。オイルショックやニクソンショック、プラハ合意が有ったといっても高度成長の真っただ中、それも陶芸ブームで各窯業地は賑わっていた頃です。技術や才能を持たない私でさえ、未来に夢や希望が持てた頃です。陶芸で独立して、それも窯業地でもない場所で一家をかまえるなんて。今考えると「無謀」ですね。彼のほうが堅実で、当たり前な感覚なのでしょう。それから35年も経ったのですね。以前から赤津の様子は気にはなっていたのですが。頼りの内容は想像以上でした。
10年程前、陶芸クラブから瀬戸へ研修旅行に出かけました。愛知県立陶芸資料館を見学して、その後瀬戸の本業焼き窯元水野総一郎さん宅にお邪魔いたしました。彼とも訓練校同期で、懐かしく再開することができました。その時もすっかり窯場の様子が変わっていたのに驚きました。私が初めて本業窯に伺ったのは、まだ民芸ブームが盛んだった頃です。彼のお父さんも健在で、瀬戸一番の大窯を焼くところを見ることができました。そんな窯も今は小さなガス窯でした。
あれから瀬戸の状態はどんどん悪くなる一方と聞きます。どこもかしこも田園牧歌的な焼き物の懐かしい風景は見る影もなく、陶芸はいったいどうなってしまったのでしょうか?
彼の赤津の便りにも明るい未来はありません。「瀬戸で焼き物をするのは困難です。」って言っています。窯業地自体が淘汰されていく時代です。いろんなところで日本の伝統がすっぽり消えてしまう、デフレ世界の現状です。
伏原窯工房日記履歴 22年8月第2週(8/8~8/14)
伏原窯ー工房日記22年8月13日、乾山写し土器皿制作・微塵唐草文小皿絵付け
今日の仕事ー陶主は乾山写し土器皿制作の続きです。乾かした土器皿は箱に入れる前に一度形を修正します。
私は微塵唐草文小皿の絵付けです。表が描き終りました。今回は裏面へも絵付けします。
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伏原窯ー工房日記22年8月11日、乾山写し土器皿制作
今日の仕事ー陶主は乾山写し絵替わり土器皿の制作に入りました。私は、先日焼けました新作の写真撮影をし、商品ページを作成しました。こちらもよろしくお願いします!
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![]() 祥瑞特集 |
![]() 豆皿特集 |
![]() ビールカップ特集 |
伏原窯ー工房日記22年8月9日、磁器窯窯出し
お待たせしました!牡丹文猪口、7寸皿、祥瑞鉢、染付ぐいのみ、豆皿など。焼き上がりです。
![]() 牡丹文猪口、7寸皿 |
![]() 祥瑞ぐい呑み |
![]() 祥瑞鉢 |
![]() 桃形小皿 |
![]() 梅形小皿 |
![]() 呉須線小皿 |
![]() 白磁大猪口 |
鎮魂歌
お早うございます。世間はすっかり夏休みモードに入っていますね。今日から夏の甲子園、高校野球が始まっています。9時からの開会式をテレビで見ていました。工房は昨日から「染付磁器猪口、七寸皿、祥瑞鉢」を焼いています。朝、8時に温度調節をして、少し余裕のある時間帯に朝食をとりながら見ています。
この一週間腸炎ですっかり食欲が落ち、水分だけの日が続いていました。昨日やっと三食固形物を食べることができ、腹痛も徐々に治まりはじめました。15分おきにおきた腹痛も潮が引くような感じになってきています。体力、気力が痩せたせいか、甲子園で活躍する高校生がまぶしく見えます。今年はどのようなドラマが展開するのか、興味は尽きません。
この八月は日本人にとって特別な時間が過ぎていくように思います。広島原爆記念式に潘国連事務総長はじめルースアメリカ駐日大使が初めて参列しました。ルース駐日大使は「未来の世代のために、私たちは核兵器のない世界の実現を目指し、今後も協力していかねばならない」とのコメントを発表し、第2次世界大戦のすべての犠牲者に敬意を表した。ということです。また潘事務総長は被爆者や遺族ら出席者が見守る中、原爆死没者慰霊碑に献花。あいさつの中で「被爆者が生きている間に、核兵器のない世界という夢を実現しよう」と呼び掛け、国連トップとして核軍縮・不拡散を主導する決意を世界にアピールしました。戦後65年が過ぎました。現在日本は大きな転換期に差掛っています。多くの人類の犠牲の上に、今の私たちの生活、文化、生命が成り立っています。昨年オバマ大統領はプラハで「核なき世界」を宣言しました。この機運を世界的潮流にするためのも、私たち日本人は大きな人類の使命を付託されているように思っています。
八月は鎮魂の月です。終戦記念日と盂蘭盆会が重なるのも意味ある巡りあわせと感じます。静かに目を閉じ、胸に手を当て、自分の鼓動に先祖の魂を合わせる。人類の、また生きとし生きる全生類の生命に、自分の鼓動を合わせて一つの宇宙を感じる。
伏原窯工房日記履歴 22年8月第1週(8/1~8/7)
伏原窯ー工房日記22年8月7日、磁器窯窯焚き、「瓢箪文ビールカップ」絵付け
今日の仕事ー陶主は磁器窯をたきました。教室の方が型作りを見てもらいに来られたそうです。私は先週書きました「瓢箪文ビールカップ」をホームページ販売用に絵付けしました。

伏原窯ー工房日記22年8月6日、磁器窯窯づめ、土づくり、火入れ
午前中のうちに磁器の窯づめをし、昼から陶主は公民館のクラブ指導へ行きました。工芸店から乾山土器皿の追加注文が入ったので、乾燥させてあった赤土の再生のために土粒を砕く作業をしました。夕方、窯に火が入りました。綺麗に焼けることを祈っています。
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伏原窯ー工房日記22年8月4日、磁器窯準備、施釉
今日の仕事ーお待たせしました。「祥瑞鉢」「牡丹文猪口、7寸皿」施釉しました。ほかにも小物や大猪口も窯に入ります。
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伏原窯ー工房日記22年8月3日、玄著香合・牡丹文猪口、7寸皿
今日の仕事‐陶主が手掛けている玄著香合は完成まじかです。ようやくオーダー猪口、7寸皿(牡丹文)に名入れ(屋号)をし、完成しました。近く磁器窯の準備に入ります。
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伏原窯ー工房日記22年8月2日、玄著香合・牡丹文7寸皿
今日の仕事ー先週からの続きです。陶主は玄著香合の制作です。蓋と身に分けるために切断しました。ここからは蓋のほうが乾燥が早くなるで陶主はまめに霧吹きで水をかけています。私はオーダー「牡丹文7寸皿」の絵付けの続きです。ダミを入れました。
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伏原窯ー工房日記22年8月1日、上絵瓢箪文ビールカップ
ビールカップ(瓢箪文ビールカップ)の注文があり、昨日絵付けをし焼きあがってきました。また他の切らしているものや、秋に向けて新作を考えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
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暑中お見舞い申し上げます
こんばんは。厳しい暑さが続いています。体調管理に気を付けていたつもりですが、ウイルス性の突発腸炎で苦しんでいました。かれこれ三日程ただただ水を飲んで凌いでいました。きりきりと差し込む腹痛に何をする気力もなく、ごろごろテレビばかり見て時間をうっちゃっていました。その後遺症で腰を痛めたなんて、踏んだり蹴ったりです。これから八月、厳しさも増す中、どう踏ん張るか。思っただけで胃が痛みだしました。
日本列島はいろんな感情で蒸しかえっています。進む方向が見えないのも、不満の原因なのでしょう。長く続く国内デフレも限界にきているように思いますが。政治能力のない親方の元では、早くも行き詰まった日本を感じてしまいます。少し前までは、希望もあったようなのですが、これもそれもウイルス腸炎で萎びてしまいました。
まあ、ブログを書こうなんて思うくらいになったことは、元気が出てきたということなのでしょう。あまり復活の兆候が見られないので、昨日病院に行ってみたのですが、抗生物質のお薬よりも自然治癒を待ったほうがいいといわれ、大きなことになっていなければ我慢しようと思いました。下痢を止めるのもケースによって色々なのでしょう。今回は解毒の意味もあって、水分補給をしながら体調が戻るまで待つことにしました。普通なら次の日に復活してもいいと思うのですが、年のせいなのか完全復活まではまだまだ遠いようです。
工房は夏休みもとれずにいます。仁清写し「玄緒香合」のオーダーメイド頂いて作り始めました。11月にお使いになるのですが、このタイミングですでに作っておかなければ、間に合わなくなると思っています。かなり手間仕事の上、焼き上げて蓋と身が合わないことも多くあり、また身が細工上分厚いところがあり乾燥時に亀裂が入ることもよくあります。
今回は3個作っておきたいと思います。モチベーションが落ちないようにするのも、仕事のうちです。普段健康と思っていてもいろいろと付加が掛かっていて、思わぬところで体調を崩してしまいます。皆様もくれぐれもご自愛くださいますよう、暑中お見舞いと共にお祈り申し上げます。

伏原窯工房日記履歴 22年7月第5週(7/25~7/31)
伏原窯ー工房日記22年7月29日
今日の仕事ー陶主は「玄猪香合」制作の続きです。玄猪の亥の子包みの風合いとイチョウの葉、水引の部分を形出しました。私はオーダー「牡丹文7寸皿」の絵付けの続きです。
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伏原窯ー工房日記22年7月28日
少し硬くなった土を柔らかくしました。切り目を入れて水をしみこませ、小一時間で練れるくらいに柔らかくなります。陶主は玄猪香合の制作に入りました。土の塊なので、完成までしっかり時間をかけます。私はオーダー「牡丹文7寸皿」の続きです。
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伏原窯ー工房日記22年7月27日
今日は火曜教室の日でした。ワイワイと楽しく過ごすと時間が経つのも早いです(^^)
私はオーダー「牡丹文7寸皿」の絵付けです。
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伏原窯ー工房日記22年7月26日
昨日焼いた器を今朝窯出ししました。工芸店様に納品してきました。綺麗に焼けて一段落つき、ほっと一息、少し落ち着きました(^^)明日から、また磁器の絵付けに戻ります!
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伏原窯工房日記履歴 22年7月第4週(7/18~7/24)
伏原窯ー工房日記22年7月24日
左の写真は風蘭です。うだるような暑さも吹き飛ぶ、上品な香りがします(^^)午前中に灯油窯の蓋をあけ、一連の準備をし、釉薬をかけました。全ての作業が済み、窯詰めです。内容は乾山写し「葵文大鉢」「桔梗文筒向付」「梅文平向付」、京焼のお抹茶碗も入りました。また夏の新作で「葵文ビールカップ」も入ってます。当ホームページで販売しますのでよろしくお願いします。お楽しみに!
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伏原窯ー工房日記22年7月23日
昨日の素焼きがあがってきました。高台の部分の釉薬をはじくための撥水剤をかけ、施釉します。その後、指跡をきれいに仕上げます。左下の写真の陶主が手に持っているのはふのりです。ラーメンではないですよ。お湯で柔らかくたき、ざるで濾して使います。釉薬にとろみをつけ、器への着きをよくするためです。明日は灯油窯の素焼きがあがってきます。
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伏原窯ー工房日記22年7月22日
今月の納品日が近づき工房は、忙しがっています。乾山葵文大鉢、桔梗文筒向付、ぐいのみ、見本「乾山写し 梅文平向付」の絵付けを仕上げました。1/3は電気窯で素焼をし、残りは明日灯油窯で素焼きします。お昼に教室のKさんご夫妻がみえて、夏のご馳走を頂きました!暑さも吹き飛びますね~。ありがとうございます。
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伏原窯ー工房日記22年7月20日
今日の仕事ー陶主は乾山写し「葵文大鉢」を削り、化粧をかけました。私は乾山写し「桔梗文筒向付」の絵付けに入りました。


伏原窯ー工房日記22年7月19日
海の日にぴったりの晴間となりましたね。工房では急ピッチで納期に向けて頑張っています!
今日の仕事ー陶主は桔梗文筒向付の削りを終え、白化粧をかけました。その後、葵文大鉢の削りに入りました。私は、オーダー「牡丹文猪口」を終え、お皿「牡丹文7寸皿」に入りました。
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2010年7月焼き上げ作品
![]() 乾山写し 桔梗文筒向付 |
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![]() 乾山写し 葵文大鉢 |
![]() 京焼 葵文ビールカップ |
夏とともに
こんばんは。一挙に夏休みモードに入ってきました。先週までの梅雨はどこへやら、変わり身の激しい夏となりました。季節が変わると同時に、我が家の台所で行列をなした蟻たちもまた、どこかに行ってしまいました。今日は身体が火照りやたらテンションの上がる一日でした。午後7時になると、空一面赤く夕焼けに染まります。蜩のなき声が山間にこだましていきます。とうとう全面夏の景色になりました。
昨日も今日も工房は休みなく仕事を続けています。梅雨の期間仕事も停滞していましたが、この一週間天気予報は晴れマークが続いていて、ここで一気に遅れを挽回したいと思っています。
乾山食器、銹絵呉須絵桔梗紋深向こう、描き落し葵紋大鉢二種。すたっふMさんが描いている、金描色絵毬紋5寸皿を今月25日までに納めたいと思っています。今週何とか一窯焼いて、ようびさんに持っていこうと段取りしています。押せ押せで天気とにらめっこしながら仕事をしています。
昨日、藤原誠太著「だれでも飼える 日本ミツバチ」という本を買いました。現代式縦型巣箱でらくらく採蜜、という副タイトルが付いています。この春何の知識もないまま始めた養蜂(?)ですが、巣箱の中の様子もわからないまま夏になってしまいました。分蜂は終わったと思うのですが、これからどうなっていくのか、進行具合がさっぱりわかりません。
丁度そのような時、経済新聞にこの本が掲載されました。これだと思いさっそくネットで調べ買って読み始めたばかりです。なかなか面白く、これはどうも自分としては嵌りだしたと感じています。日本ミツバチといい関係でいたいと思い出しました。
日本ミツバチと暮らす生活って、考えても豊かな思いになります。もっと勉強してみたいと感じています。この地域厳選の蜜を味わってみたいなあ、と今からわくわくしています。
ここに来た当初、畑を借りいろいろな野菜を作りました。手作り野菜と手作り食器。子供たちに情操豊かな暮らしをさせたいと思っていました。今は畑を耕す時間もなくなってしまいました。しかし今回日本ミツバチはかなり自分としていい感じになれそうです。みんな喜んでもらえるし、日々観察することも楽しみになります。工夫も必要だし、箱も改良をしなくてはいけないでしょう。いろいろと手間がかかりそうですが、やり甲斐もありそうです。
蜂蜜ができたら陶器でポットを作ってみたいと思っています。さて、どうなるでしょうか?秋の楽しみといたしましょう。
伏原窯工房日記履歴 22年7月第3週(7/11~7/17)
伏原窯ー工房日記22年7月17日
今日の仕事ー工房では陶主が乾山写しの制作(葵文大鉢、桔梗文筒向付)に励んでおります。やっと梅雨明けし、作品が乾燥するので喜んでいました(^^)、私は「毬文5寸皿」の絵付けを仕上げました。


伏原窯ー工房日記22年7月15日
今日の仕事ー陶主は乾山写し「葵文大鉢」のろくろびきに入りました。私は自宅にて「毬文5寸皿」の絵付けの続きです。金の骨描きが終わり、赤を入れました。


伏原窯ー工房日記22年7月14日
今日の仕事ー陶主は「桔梗文筒向付」のろくろ制作を終えました。私は先に毬文5寸皿を仕上げることになり、週末まで自宅で絵付け(上絵)です。オーダー作品の絵付けは来週続きを描きます。

伏原窯ー工房日記22年7月13日
今日は火曜教室の日でした。生徒さんはみなさん女性なので教室の日の3時は盛り上がります(^^)
今日の仕事ー陶主は「桔梗文筒向付」のろくろびきに入りました。私はオーダー「牡丹文猪口」のダミをしました。
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伏原窯ー工房日記22年7月12日
今日の仕事ー陶主は抹茶碗の削りを終え、乾山陶器のための土練に入りました。私はオーダー「牡丹文猪口」の絵付けの続きです。
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季節が変われば吹く風も変わる
こんばんは。近畿地方に大雨を降らした低気圧が去り、各警報も解除されました。明日から梅雨明けと聞きますが。今年は暑い夏になるそうです。大雨や洪水の後は猛暑、熱波とニュースのネタは尽きませんね。気候が年々過激になり、それにも慣れてきた感があります。10年、20年前を思うと今は相当ハードな世の中になっていると思います。
明日梅雨が明ければ夏がやっています。今日整骨院に行って整体を受けてきました。身体のモードが夏様式に変わったようです。いつもなら週末になれば心身とも喘いでいたのに、今日はイケイケ、ルンルン、「いちょ、この夏やっていこうぜ!」って身体が言っています。どうもこの夏はハードなのでしょうね。身体がそれに備えているのでしょうか、わかりませんが。
工房は乾山葵紋大鉢の轆轤挽きしています。仕事は遅れ気味なのですが、明日から晴れ間が続く様で、乾燥も進み遅れを取り戻せると思います。
7月に入り選挙の影響か景気が一段と冷え込んでいるように思われます。今日信楽からクラブで使う土を持ってきてもらった業者さんとの会話。
「どう、そちらの景気は?」
「いつもながら売れてません。特に7月に入り、さっぱりです。あきまへんわ。」
「増税発言のせいとちゃうか。いらんこと言うよって、みんな財布のひもしめたんとちゃう?」
「どうでっしゃろか。」
「今何売れてるの?」
「中途半端なものは売れませんわ。」
「どこも一緒やね。淘汰も進むとこまで進んだかね?」
「やめるとこは、ささっとやめていきましたわ。まあ、残ったとこもぼちぼち何とかやっていってるんでしょね。」
「今度信楽で『信楽まちなか芸術祭』っていうイベントが10月からあるんです。町はこれにかけているようです。」
「ふうーん。20年前の祭りのようね。少し焼きものブームに火でも付けばいいんやけど。まだまだ、湿気てて、さむいな。」
季節が変わればまた新しい風も吹くでしょう。そんなことを期待しているこの頃ですわ。
蝉が鳴きました
こんばんは。梅雨も終盤になり各地で大雨の被害が続出しています。皆さんの地域は大丈夫でしょうか?私の住んでいる貝塚市の山間部では、今のところ大きな変化はありません。しかし今夜から明日いっぱいにかけて断続的に大雨が降るということです。
この地域は昭和40年代に一度大きな洪水にあっています。三日も四日も雨が降り、奥の山では木が何本か倒れ、それが川を塞ぎダム状態を作っていたそうです。その夜はどのくらい雨が降ったかわからないといっていますが、どどどぉぉーん、と闇を突く不気味な音とともに、一気に田畑はもちろんのこと、川の付近の家々も、あっという間もなく押し流されたということです。怖いですね。
それで大阪府はここに大きな砂防ダムを築きました。それでも10年ほど前、川があふれるほど降った時がありました。その時は気が付けば一週間雨が降り続いていました。村の人もその時はかなり気をもんでいました。
そのことを思えばまだまだ山は十分貯水ができると思います。昨年地滑りで広島の特養老人ホームが土砂で埋まってしまいました。その時の地滑りは、今までのような地層表面の地滑りとは違って、深層的な地滑りと聞きました。いったいなぜそれが起こったのか?その特集をNHKで見たことがあります。すべて異常気象と言ってしまうのは避けたいと思うのですが、確かにこの10年近くは地球規模で大きな変化が起こっていると思います。
CO2の温暖化も大きくな影響と思いますが、今地球は1万5千年周期で氷河期に向かっているとも言われています。どちらにしても大きな変化が今起きていることは確かなようです。各国はこの認識で食糧の備蓄であったり、水の確保であったり、自前エネルギーの確立に急いでいると聞きます。
日本は今どのようにこのことについて実行されているのでしょうか。目先の政局ばかりが毎日報道させています。管首相の魂の抜かれた顔を見ていると、首相の器ではないように思えてきます。秋には政界編成が起こるかもしれませんね・
と色々考えてみましたが、今日の仕事場は、乾山桔梗紋深向こう轆轤挽きしました。桔梗紋は秋の器ですので、今月には納品しないといけません。葵紋の大鉢も急いでいます。来週は梅雨も明け本格的に夏がやってくると聞きます。いいお天気が続くと品物もよく乾いてくれるので、仕事に弾みがついてきます。
もう少しで夏が来ます。今日蜩のなく声を聴きました。
雨にも負けず、今日もまた
こんばんは。ワールドカップはスペインの初優勝で幕を閉じました。やはり何といっても今回は「ガンバレ!日本」が相当本気で頑張ってくれたおかげで、ワールドカップの各試合を私ごときも十分楽しませてもらうことができました。ワールドカップで勝ち進むって、こんなにも楽しいことなのだと実感いたしました。国を挙げて熱狂することに多少理解できました。もう一試合日本が勝ち進んでいたら、この幸せ感はきっと倍になったのでしょうね。わかるわかる!みんなで楽しみを共有することって、何とも言えない幸福感に満たされます。よかったよかった。
野球の話になりますが、じわじわと楽しくなってきたのが、明日から始まる「阪神対巨人」、甲子園での首位攻防三連戦です。0.5ゲーム差まで追い上げてきた阪神には勢いがあります。4カードの勝ち越し。それも一気に大量点で逆転するという、あの2003年にリーグ優勝した時のことを思い起こします。対する巨人さんは投手崩壊で4連敗。このままだと首位は頂いたものといえますが、明日はどうも近畿地方は大雨との予報。残念ですね。首の皮が一枚残ったという思いですが、早いうちに形を決めたいと思います。
次の話は選挙です。この参院選はなんだかよくわからないまま終わったという感じです。管さんも何を言いたかったのか?いまだ真相はわからないという感じです。なぜ国会審議もないまま、増税を選挙の争点にしたのか?民主党の驕りだと思います。管首相は、どうも過大評価されているように思えて、私は期待薄いです。管首相にとって、これからの国会は大変難しいでしょうね。このままだと衆議院の解散も近いかもしれません。いいのかな、こんな政局ばかり続いていて。日本丸よ!どこへ行く。竜馬が言うように、日本を洗濯するぜよ!ガラガラポンもあり得るし、大連立もありかな?管さん!負け戦で魂抜けてんじゃないの。頑張りや、底意地みせてんか。国民は喘いでいまっせ!
とか言いながら、一週間が始まりました。今年の梅雨は長いと聞きますが、何年か前のように、梅雨明けもないまま秋に突入となるのかもしれません。何もかも難しい世の中になってきました。じめじめっと湿気の中、どんより心も重くなってきます。
今日の仕事場は、仁清写し「色絵毬紋茶碗」の削り仕上げをしました。また仁清茶碗の形を借り、何点かぐい呑みを作りました。色絵のぐい呑みも、なんとかものにしたいと思っています。明日から乾山陶器に仕事を移していきます。今日は従来の乾山土に種赤(黄土)を多く加えて30キロほど練りました。葵紋大鉢と桔梗紋深向こうを作ります。梅雨に負けず轆轤をビンビン挽いていきますよ。
伏原窯工房日記履歴 22年7月第2週(7/4~7/10)
伏原窯ー工房日記22年7月10日
今日の仕事ー陶主は削りの続きです。私は自宅にて「毬文5寸皿」の絵付けをしました。

伏原窯ー工房日記22年7月9日
今日の仕事ー陶主は公民館の陶芸クラブへ指導に行きました。
私はオーダー猪口「染付牡丹文猪口」の絵付けに入りました。内側から描き、外側へうつりました。

伏原窯ー工房日記22年7月8日
私の後輩になる人が工房に見学に来ました。しっかりとした考えを持っていていいお話ができたと思います。後はゆっくりと他も見学されて熟慮されることでしょう。工房はOさんを歓迎しますよ!しかし、世の中いろいろと大変だなぁと改めて思いました。
今日の仕事ー陶主はビールカップの削り作業、私はパソコンのデータ処理の後、素焼を窯出しし撥水剤をかけました。
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伏原窯ー工房日記22年7月6日
新しいパソコンがやってきました!今日は旧パソコンの片づけ、掃除、新しく届いたパソコンのセットアップで一日が終わりました。パソコンのことはわからないことが多く手こずっています。。。何とか今日のうちにセットアップできてよかったです(^^)
今日の仕事ー陶主は京焼ビールカップを制作しました。
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伏原窯ー工房日記22年7月5日
日中の気温も上がってきましたね。工房のある大川村には立葵の花をよく見かけます。初夏に、たくさんの蕾をつけてすっくりと上に伸びる姿が気持よく感じます。今日は火曜教室の生徒さん、Aさんが振替で来られました。自分の作った器にお料理を盛りたいというビジョンを持って作っておられます。制作の励みになっていいですね(^^)
今日の仕事ー陶主は7寸皿を削り終え、次の制作のための土練りをし形のイメージ作りをしていました。私は祥瑞鉢の2つ目を描き上げました。
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