伏原窯工房日記履歴 22年9月第2週(9/6~9/11)

伏原窯ー工房日記22年9月11日、「雪松図平鉢」原型作りの続き、手形陶板作成
陶主のお孫さんの1歳の記念に手形陶板を作成しました。私は、「雪松図平鉢」原型作りの続きです。


伏原窯日記22年9月11日 伏原窯日記22年9月11日 伏原窯日記22年9月11日

伏原窯ー工房日記22年9月10日、陶芸教室の指導、「雪松図平鉢」原型作りの続き
陶主は貝塚市山手地区公民館の陶芸教室の指導に行きました。陶主が混ぜているものは白化粧土です。中身は天草陶石、朝鮮カオリンなどを混合して作ります。私は「雪松図平鉢」原型作りの続きです。


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伏原窯ー工房日記22年9月9日、玄猪香合お嫁入りです
昨日桐箱が届いたので、箱の用意をしました。玄猪香合をウコン布で包み、箱書き、印を押します。桐箱の上に和紙をのせ真田ひもで結びます。

伏原窯日記22年9月9日 伏原窯日記22年9月9日
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伏原窯ー工房日記22年9月8日、京焼4寸皿削り仕上げ、「雪松図平鉢」原型制作
陶主は京焼4寸皿の削り仕事、私は「雪松図平鉢」の原型作り続きです。今日は桐箱職人のIさんが玄著香合の箱を持ってきてくれました。Iさんは京都で長く修業された方で、とても美しいラインの箱をいつも作ってくださいます。


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伏原窯ー工房日記22年9月7日、京焼4寸皿削り仕上げ、「雪松図平鉢」原型制作
今日は乾山作品制作のための赤土が届きました。いい感触の土で期待が持てそうです。仕事は昨日の続きで、陶主は京焼4寸皿の削り、私は「雪松図平鉢」の原型作りです。

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伏原窯ー工房日記22年9月6日、京焼4寸皿削り仕上げ、仁清写し「玄猪香合」完成
仁清写し玄猪香合が完成しました!
今日の仕事ー陶主は京焼4寸皿削りの続き、私は雪松図原型作りです。形がなかなか決められず難航しています。


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伏原窯工房日記履歴 22年9月第1週(8/30~9/4)

伏原窯ー工房日記22年9月4日、京焼4寸皿削り仕上げ、仁清写し「玄猪香合」絵付け
陶主は先日からろくろびきしていました京焼4寸皿の削り仕上げです。私は自宅にて、オーダー制作の仁清写し「玄猪香合」絵付けをしました。

伏原窯日記22年9月4日 伏原窯日記22年9月4日
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伏原窯ー工房日記22年9月3日、乾山写し「色絵雪松図平鉢」原型
陶主は公民館陶芸クラブの指導に行きました。私は乾山写し「色絵雪松図平鉢」の原型作りの続きです。型と土台を接着しました。仮おこしをして形をみました。松の切り込みの部分の形が違うので修正します。


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伏原窯ー工房日記22年9月2日、京焼4寸皿ろくろびき、乾山写し「色絵雪松図平鉢」原型
今日も昨日に引き続いての仕事です。陶主は京焼4寸皿のろくろ成形。私は「雪松図平鉢」の原型作りです。土台と雪松の形が大体出たので陶主に手直しをしてもらいました。いつものことですが、陶主の手が入ると土が変わります。まるで魔法のようです。土台に付ける前に雪松の松の部分の彫りを入れていきます。

伏原窯日記22年9月2日 伏原窯日記22年9月2日
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伏原窯ー工房日記22年8月31日、京焼4寸皿ろくろびき、乾山写し「色絵雪松図平鉢」原型
今日の仕事ー陶主は京焼4寸皿のろくろ成形、私は「色絵雪松図平鉢」原型づくりの続きです。型の高さを上げて口もと仕上げていきます。

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伏原窯ー工房日記22年8月30日、京焼4寸皿ろくろびき、乾山写し「色絵雪松図平鉢」「雪杉図向付」原型
今日の仕事ー陶主は京焼の土で4寸皿の制作に入りました。私は原型づくりの続きです。「色絵雪松図平鉢」の方は少し乾いてきたので板から外して様子を見ました。もう少しラインを決めてから松の細部の描写に入りたいと思います。

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伏原窯工房日記履歴 22年8月第4週(8/22~8/28)

伏原窯ー工房日記22年8月28日、乾山写し「色絵雪松図平鉢」原型作り・「雪杉図向付」寸法だし
今日は先日からの続きで乾山写し型ものの原型作りです。寸法を出した「色絵雪松図平鉢」の輪郭を亀板(丸板)に描き土を盛っていきます。大体の形を出し少し水分を飛ばします。その間に「雪杉図向付」の寸法を計算し輪郭の型紙を作りました。
お昼から、桐箱屋さんにお願いしていた土練台が完成し持ってきてくれました。とても綺麗な仕事で喜んでいます。写真を撮り忘れましたので週明けにでもアップしますね!

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伏原窯ー工房日記22年8月27日、乾山写し型ものイメージ出しの続き
陶主は公民館陶芸教室の指導へ行きました。私は昨日に引き続き、乾山写し「松形」「杉形」のイメージ出しをしました。「松形」の方は大きさの検討のために2つ作りましたが、形が出てくると小さくした方ではお料理がのらないだろう、という結論になり大きい方のサイズで原型の制作に入ることになりました。「杉形」も形は大分出てきました。


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伏原窯ー工房日記22年8月26日、乾山写し金彩土器皿5.5寸制作・乾山写し型ものイメージ出し
土器皿は今回焼いた中で3枚ほど釉調が荒れたものがあったので3,4枚作り足すことにしました。私はお正月用に乾山写しの新作「松型」「杉型」の原形型を作ることになりました。まずは大体の大きさを見るためのイメージ作りをしました。「松型」の方の本歌は25センチと大きく、このまま写すと大きいかどうかを見ました。作ってみますとやはり少し大きいようなので1寸ほど縮めてもう一つ作りました。

伏原窯日記22年8月26日 伏原窯日記22年8月26日 伏原窯日記22年8月26日
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伏原窯ー工房日記22年8月25日、乾山写し金彩土器皿5.5寸完成・工芸店様へ納品
乾山写し金彩土器皿5.5寸完成しました!早速、工房で梱包し工芸店様へ納めてきました。


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伏原窯ー工房日記22年8月24日、乾山写し金彩土器皿5.5寸の金つけ
焼きあがった土器皿に金で絵付けをしていきます。低温で焼きつけて完成です。


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伏原窯ー工房日記22年8月23日、窯出し(乾山写し土器皿4.5寸、5.5寸焼き直し、仁清玄猪香合)
今日は窯出しをしました。きれいに焼けました!早速5.5寸の方は金つけをします。

伏原窯日記22年8月22日

伏原窯工房日記履歴 22年8月第3週(8/15~8/21)

伏原窯ー工房日記22年8月21日、窯詰め(乾山写し土器皿4.5寸、5.5寸焼き直し、仁清玄猪香合)
続いての窯詰めです。乾山写し4.5寸施釉。昨日の焼きあがり乾山写し5.5寸は少しイメージより釉が薄かったのでもう一度、施釉し今回の窯に一緒に焼くことになりました。オーダーの玄猪香合も入りました。

伏原窯ー工房日記22年8月20日、乾山写し土器皿(4.5寸)絵付け
今日の仕事ー陶主は公民館陶芸クラブへ指導に行きました。私は乾山写し土器皿(4.5寸)に絵付けをしました。夕方に昨日焼いたの窯を出しました。釉薬の掛かりがイメージと違ったので明日焼き直すことになりました。計画変更です。


伏原窯日記22年8月20日

伏原窯ー工房日記22年8月19日、乾山写し土器皿(4.5寸)化粧掛け
今日の工房は窯をたいていました。夕方にはたき終わり、その間に化粧をかけたうつわ(乾山写し土器皿)を窯場にもっていき、余熱乾燥です!

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伏原窯ー工房日記22年8月18日、乾山写し土器皿(4.5寸)制作・絵付け・施釉窯詰め
昨日乾かした乾山写し土器皿(5.5寸)に下絵付けをしました。焼き上げ後の作業もあり、早めに5.5寸だけを焼くことになりました。窯が入ったのは11時でした、お疲れ様でした。明日は窯たきです。

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伏原窯ー工房日記22年8月17日、乾山写し土器皿化粧掛け・天日干し・絵付け
いいお天気の中、化粧を施し天日干しをしました。乾いてから土器皿の絵付けに入りました。


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伏原窯ー工房日記22年8月16日、乾山写し土器皿制作・微塵唐草文小皿絵付け
今日の仕事ー陶主は乾山写し土器皿(5寸5分)の制作を終え、同じく乾山写し土器皿(4寸5分)の制作に入りました。私は5寸5分の土器皿に化粧をかけるための下絵を描き、微塵唐草文小皿の裏面を描き、仕上げました。

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伝統継承の難しさ

残暑お見舞い申し上げます。65回目の終戦記念日と盂蘭盆会でもある8月15日を今年も迎えることができました。戦後の記憶がどんどん失われていく中、テレビで学者さんたち、ジャーリストや作家さんたちがいろいろなことを語ってくれます。今年は全閣僚の靖国参拝もなかったようです。隣国の日本批判もなく、本来の静かな祈りを捧げることができました。山間の仕事場は、風の木立を抜ける音や蝉の声が木霊しています。 

一昨日、ひょんなことから35年も前の知り合いからメールを頂きました。HPを見てくれたそうで、懐かしく思い連絡をくれたそうです。

彼は瀬戸の窯業訓練校の同期で、地元赤津から通っていました。三歳位年上で卒業後は赤津の霞仙陶苑さんに就職されたと思います。私は卒業後静岡森山焼、中村陶吉先生の弟子につき、またその後赤津の菊陶園さんにお世話になりました。そんなことがあって、仕事帰りに霞仙に寄ってみたりもしました。轆轤に乗ってものを作っている彼をみて、「独立しないの?」「このまま職人さんでいるひと。」と勝手に思っていました。

窯業地に生まれた人の感覚と私のそれとは全く違っていました。35年も前のことです。オイルショックやニクソンショック、プラハ合意が有ったといっても高度成長の真っただ中、それも陶芸ブームで各窯業地は賑わっていた頃です。技術や才能を持たない私でさえ、未来に夢や希望が持てた頃です。陶芸で独立して、それも窯業地でもない場所で一家をかまえるなんて。今考えると「無謀」ですね。彼のほうが堅実で、当たり前な感覚なのでしょう。それから35年も経ったのですね。以前から赤津の様子は気にはなっていたのですが。頼りの内容は想像以上でした。

10年程前、陶芸クラブから瀬戸へ研修旅行に出かけました。愛知県立陶芸資料館を見学して、その後瀬戸の本業焼き窯元水野総一郎さん宅にお邪魔いたしました。彼とも訓練校同期で、懐かしく再開することができました。その時もすっかり窯場の様子が変わっていたのに驚きました。私が初めて本業窯に伺ったのは、まだ民芸ブームが盛んだった頃です。彼のお父さんも健在で、瀬戸一番の大窯を焼くところを見ることができました。そんな窯も今は小さなガス窯でした。

あれから瀬戸の状態はどんどん悪くなる一方と聞きます。どこもかしこも田園牧歌的な焼き物の懐かしい風景は見る影もなく、陶芸はいったいどうなってしまったのでしょうか?

彼の赤津の便りにも明るい未来はありません。「瀬戸で焼き物をするのは困難です。」って言っています。窯業地自体が淘汰されていく時代です。いろんなところで日本の伝統がすっぽり消えてしまう、デフレ世界の現状です。

伝統継承の難しさ

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伏原窯工房日記履歴 22年8月第2週(8/8~8/14)

伏原窯ー工房日記22年8月13日、乾山写し土器皿制作・微塵唐草文小皿絵付け
今日の仕事ー陶主は乾山写し土器皿制作の続きです。乾かした土器皿は箱に入れる前に一度形を修正します。
私は微塵唐草文小皿の絵付けです。表が描き終りました。今回は裏面へも絵付けします。

 

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伏原窯ー工房日記22年8月11日、乾山写し土器皿制作
今日の仕事ー陶主は乾山写し絵替わり土器皿の制作に入りました。私は、先日焼けました新作の写真撮影をし、商品ページを作成しました。こちらもよろしくお願いします!

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祥瑞特集
祥瑞特集
豆皿特集
豆皿特集
ビールカップ特集
ビールカップ特集

伏原窯ー工房日記22年8月9日、磁器窯窯出し
お待たせしました!牡丹文猪口、7寸皿、祥瑞鉢、染付ぐいのみ、豆皿など。焼き上がりです。

伏原窯日記22年8月9日
牡丹文猪口、7寸皿
伏原窯日記22年8月9日
祥瑞ぐい呑み
伏原窯日記22年8月9日
祥瑞鉢
伏原窯日記22年8月9日
桃形小皿
伏原窯日記22年8月9日
梅形小皿
伏原窯日記22年8月9日
呉須線小皿
伏原窯日記22年8月9日
白磁大猪口

鎮魂歌

お早うございます。世間はすっかり夏休みモードに入っていますね。今日から夏の甲子園、高校野球が始まっています。9時からの開会式をテレビで見ていました。工房は昨日から「染付磁器猪口、七寸皿、祥瑞鉢」を焼いています。朝、8時に温度調節をして、少し余裕のある時間帯に朝食をとりながら見ています。

この一週間腸炎ですっかり食欲が落ち、水分だけの日が続いていました。昨日やっと三食固形物を食べることができ、腹痛も徐々に治まりはじめました。15分おきにおきた腹痛も潮が引くような感じになってきています。体力、気力が痩せたせいか、甲子園で活躍する高校生がまぶしく見えます。今年はどのようなドラマが展開するのか、興味は尽きません。

この八月は日本人にとって特別な時間が過ぎていくように思います。広島原爆記念式に潘国連事務総長はじめルースアメリカ駐日大使が初めて参列しました。ルース駐日大使は「未来の世代のために、私たちは核兵器のない世界の実現を目指し、今後も協力していかねばならない」とのコメントを発表し、第2次世界大戦のすべての犠牲者に敬意を表した。ということです。また潘事務総長は被爆者や遺族ら出席者が見守る中、原爆死没者慰霊碑に献花。あいさつの中で「被爆者が生きている間に、核兵器のない世界という夢を実現しよう」と呼び掛け、国連トップとして核軍縮・不拡散を主導する決意を世界にアピールしました。戦後65年が過ぎました。現在日本は大きな転換期に差掛っています。多くの人類の犠牲の上に、今の私たちの生活、文化、生命が成り立っています。昨年オバマ大統領はプラハで「核なき世界」を宣言しました。この機運を世界的潮流にするためのも、私たち日本人は大きな人類の使命を付託されているように思っています。

八月は鎮魂の月です。終戦記念日と盂蘭盆会が重なるのも意味ある巡りあわせと感じます。静かに目を閉じ、胸に手を当て、自分の鼓動に先祖の魂を合わせる。人類の、また生きとし生きる全生類の生命に、自分の鼓動を合わせて一つの宇宙を感じる。

鎮魂歌

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伏原窯工房日記履歴 22年8月第1週(8/1~8/7)

伏原窯ー工房日記22年8月7日、磁器窯窯焚き、「瓢箪文ビールカップ」絵付け
今日の仕事ー陶主は磁器窯をたきました。教室の方が型作りを見てもらいに来られたそうです。私は先週書きました「瓢箪文ビールカップ」をホームページ販売用に絵付けしました。


伏原窯日記22年8月7日


 

伏原窯ー工房日記22年8月6日、磁器窯窯づめ、土づくり、火入れ
午前中のうちに磁器の窯づめをし、昼から陶主は公民館のクラブ指導へ行きました。工芸店から乾山土器皿の追加注文が入ったので、乾燥させてあった赤土の再生のために土粒を砕く作業をしました。夕方、窯に火が入りました。綺麗に焼けることを祈っています。

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伏原窯ー工房日記22年8月4日、磁器窯準備、施釉
今日の仕事ーお待たせしました。「祥瑞鉢」「牡丹文猪口、7寸皿」施釉しました。ほかにも小物や大猪口も窯に入ります。

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伏原窯ー工房日記22年8月3日、玄著香合・牡丹文猪口、7寸皿
今日の仕事‐陶主が手掛けている玄著香合は完成まじかです。ようやくオーダー猪口、7寸皿(牡丹文)に名入れ(屋号)をし、完成しました。近く磁器窯の準備に入ります。

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伏原窯ー工房日記22年8月2日、玄著香合・牡丹文7寸皿
今日の仕事ー先週からの続きです。陶主は玄著香合の制作です。蓋と身に分けるために切断しました。ここからは蓋のほうが乾燥が早くなるで陶主はまめに霧吹きで水をかけています。私はオーダー「牡丹文7寸皿」の絵付けの続きです。ダミを入れました。

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伏原窯ー工房日記22年8月1日、上絵瓢箪文ビールカップ
ビールカップ(瓢箪文ビールカップ)の注文があり、昨日絵付けをし焼きあがってきました。また他の切らしているものや、秋に向けて新作を考えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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暑中お見舞い申し上げます

こんばんは。厳しい暑さが続いています。体調管理に気を付けていたつもりですが、ウイルス性の突発腸炎で苦しんでいました。かれこれ三日程ただただ水を飲んで凌いでいました。きりきりと差し込む腹痛に何をする気力もなく、ごろごろテレビばかり見て時間をうっちゃっていました。その後遺症で腰を痛めたなんて、踏んだり蹴ったりです。これから八月、厳しさも増す中、どう踏ん張るか。思っただけで胃が痛みだしました。

日本列島はいろんな感情で蒸しかえっています。進む方向が見えないのも、不満の原因なのでしょう。長く続く国内デフレも限界にきているように思いますが。政治能力のない親方の元では、早くも行き詰まった日本を感じてしまいます。少し前までは、希望もあったようなのですが、これもそれもウイルス腸炎で萎びてしまいました。

まあ、ブログを書こうなんて思うくらいになったことは、元気が出てきたということなのでしょう。あまり復活の兆候が見られないので、昨日病院に行ってみたのですが、抗生物質のお薬よりも自然治癒を待ったほうがいいといわれ、大きなことになっていなければ我慢しようと思いました。下痢を止めるのもケースによって色々なのでしょう。今回は解毒の意味もあって、水分補給をしながら体調が戻るまで待つことにしました。普通なら次の日に復活してもいいと思うのですが、年のせいなのか完全復活まではまだまだ遠いようです。

工房は夏休みもとれずにいます。仁清写し「玄緒香合」のオーダーメイド頂いて作り始めました。11月にお使いになるのですが、このタイミングですでに作っておかなければ、間に合わなくなると思っています。かなり手間仕事の上、焼き上げて蓋と身が合わないことも多くあり、また身が細工上分厚いところがあり乾燥時に亀裂が入ることもよくあります。

今回は3個作っておきたいと思います。モチベーションが落ちないようにするのも、仕事のうちです。普段健康と思っていてもいろいろと付加が掛かっていて、思わぬところで体調を崩してしまいます。皆様もくれぐれもご自愛くださいますよう、暑中お見舞いと共にお祈り申し上げます。


玄猪香合

暑中お見舞い申し上げます

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伏原窯工房日記履歴 22年7月第5週(7/25~7/31)

伏原窯ー工房日記22年7月29日
今日の仕事ー陶主は「玄猪香合」制作の続きです。玄猪の亥の子包みの風合いとイチョウの葉、水引の部分を形出しました。私はオーダー「牡丹文7寸皿」の絵付けの続きです。

伏原窯日記22年7月29日 伏原窯日記22年7月29日 伏原窯日記22年7月29日

伏原窯ー工房日記22年7月28日
少し硬くなった土を柔らかくしました。切り目を入れて水をしみこませ、小一時間で練れるくらいに柔らかくなります。陶主は玄猪香合の制作に入りました。土の塊なので、完成までしっかり時間をかけます。私はオーダー「牡丹文7寸皿」の続きです。

伏原窯日記22年7月28日 伏原窯日記22年7月28日 伏原窯日記22年7月28日

伏原窯日記22年7月28日

伏原窯ー工房日記22年7月27日
今日は火曜教室の日でした。ワイワイと楽しく過ごすと時間が経つのも早いです(^^)
私はオーダー「牡丹文7寸皿」の絵付けです。

伏原窯日記22年7月27日 伏原窯日記22年7月27日 伏原窯日記22年7月27日

伏原窯ー工房日記22年7月26日
昨日焼いた器を今朝窯出ししました。工芸店様に納品してきました。綺麗に焼けて一段落つき、ほっと一息、少し落ち着きました(^^)明日から、また磁器の絵付けに戻ります!

伏原窯日記22年7月26日 伏原窯日記22年7月26日 伏原窯日記22年7月26日
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伏原窯工房日記履歴 22年7月第4週(7/18~7/24)

伏原窯ー工房日記22年7月24日
左の写真は風蘭です。うだるような暑さも吹き飛ぶ、上品な香りがします(^^)午前中に灯油窯の蓋をあけ、一連の準備をし、釉薬をかけました。全ての作業が済み、窯詰めです。内容は乾山写し「葵文大鉢」「桔梗文筒向付」「梅文平向付」、京焼のお抹茶碗も入りました。また夏の新作で「葵文ビールカップ」も入ってます。当ホームページで販売しますのでよろしくお願いします。お楽しみに!

伏原窯日記22年7月24日 伏原窯日記22年7月24日 伏原窯日記22年7月24日  

伏原窯ー工房日記22年7月23日
昨日の素焼きがあがってきました。高台の部分の釉薬をはじくための撥水剤をかけ、施釉します。その後、指跡をきれいに仕上げます。左下の写真の陶主が手に持っているのはふのりです。ラーメンではないですよ。お湯で柔らかくたき、ざるで濾して使います。釉薬にとろみをつけ、器への着きをよくするためです。明日は灯油窯の素焼きがあがってきます。

伏原窯日記22年7月23日 伏原窯日記22年7月23日
伏原窯日記22年7月23日 伏原窯日記22年7月23日 伏原窯日記22年7月23日

伏原窯ー工房日記22年7月22日
今月の納品日が近づき工房は、忙しがっています。乾山葵文大鉢、桔梗文筒向付、ぐいのみ、見本「乾山写し 梅文平向付」の絵付けを仕上げました。1/3は電気窯で素焼をし、残りは明日灯油窯で素焼きします。お昼に教室のKさんご夫妻がみえて、夏のご馳走を頂きました!暑さも吹き飛びますね~。ありがとうございます。

伏原窯日記22年7月22日 伏原窯日記22年7月22日 伏原窯日記22年7月22日
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伏原窯ー工房日記22年7月20日
今日の仕事ー陶主は乾山写し「葵文大鉢」を削り、化粧をかけました。私は乾山写し「桔梗文筒向付」の絵付けに入りました。


伏原窯日記22年7月20日伏原窯日記22年7月20日

伏原窯日記22年7月20日

伏原窯ー工房日記22年7月19日
海の日にぴったりの晴間となりましたね。工房では急ピッチで納期に向けて頑張っています!
今日の仕事ー陶主は桔梗文筒向付の削りを終え、白化粧をかけました。その後、葵文大鉢の削りに入りました。私は、オーダー「牡丹文猪口」を終え、お皿「牡丹文7寸皿」に入りました。

伏原窯日記22年7月19日 伏原窯日記22年7月19日 伏原窯日記22年7月19日
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夏とともに

こんばんは。一挙に夏休みモードに入ってきました。先週までの梅雨はどこへやら、変わり身の激しい夏となりました。季節が変わると同時に、我が家の台所で行列をなした蟻たちもまた、どこかに行ってしまいました。今日は身体が火照りやたらテンションの上がる一日でした。午後7時になると、空一面赤く夕焼けに染まります。蜩のなき声が山間にこだましていきます。とうとう全面夏の景色になりました。 

昨日も今日も工房は休みなく仕事を続けています。梅雨の期間仕事も停滞していましたが、この一週間天気予報は晴れマークが続いていて、ここで一気に遅れを挽回したいと思っています。

乾山食器、銹絵呉須絵桔梗紋深向こう、描き落し葵紋大鉢二種。すたっふMさんが描いている、金描色絵毬紋5寸皿を今月25日までに納めたいと思っています。今週何とか一窯焼いて、ようびさんに持っていこうと段取りしています。押せ押せで天気とにらめっこしながら仕事をしています。

昨日、藤原誠太著「だれでも飼える 日本ミツバチ」という本を買いました。現代式縦型巣箱でらくらく採蜜、という副タイトルが付いています。この春何の知識もないまま始めた養蜂(?)ですが、巣箱の中の様子もわからないまま夏になってしまいました。分蜂は終わったと思うのですが、これからどうなっていくのか、進行具合がさっぱりわかりません。
丁度そのような時、経済新聞にこの本が掲載されました。これだと思いさっそくネットで調べ買って読み始めたばかりです。なかなか面白く、これはどうも自分としては嵌りだしたと感じています。日本ミツバチといい関係でいたいと思い出しました。

日本ミツバチと暮らす生活って、考えても豊かな思いになります。もっと勉強してみたいと感じています。この地域厳選の蜜を味わってみたいなあ、と今からわくわくしています。

ここに来た当初、畑を借りいろいろな野菜を作りました。手作り野菜と手作り食器。子供たちに情操豊かな暮らしをさせたいと思っていました。今は畑を耕す時間もなくなってしまいました。しかし今回日本ミツバチはかなり自分としていい感じになれそうです。みんな喜んでもらえるし、日々観察することも楽しみになります。工夫も必要だし、箱も改良をしなくてはいけないでしょう。いろいろと手間がかかりそうですが、やり甲斐もありそうです。
蜂蜜ができたら陶器でポットを作ってみたいと思っています。さて、どうなるでしょうか?秋の楽しみといたしましょう。

夏とともに

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伏原窯工房日記履歴 22年7月第3週(7/11~7/17)

伏原窯ー工房日記22年7月17日
今日の仕事ー工房では陶主が乾山写しの制作(葵文大鉢、桔梗文筒向付)に励んでおります。やっと梅雨明けし、作品が乾燥するので喜んでいました(^^)、私は「毬文5寸皿」の絵付けを仕上げました。


伏原窯日記22年7月17日 伏原窯日記22年7月17日

伏原窯ー工房日記22年7月15日
今日の仕事ー陶主は乾山写し「葵文大鉢」のろくろびきに入りました。私は自宅にて「毬文5寸皿」の絵付けの続きです。金の骨描きが終わり、赤を入れました。
 


伏原窯日記22年7月15日伏原窯日記22年7月15日

伏原窯ー工房日記22年7月14日
今日の仕事ー陶主は「桔梗文筒向付」のろくろ制作を終えました。私は先に毬文5寸皿を仕上げることになり、週末まで自宅で絵付け(上絵)です。オーダー作品の絵付けは来週続きを描きます。


伏原窯日記22年7月14日

伏原窯ー工房日記22年7月13日
今日は火曜教室の日でした。生徒さんはみなさん女性なので教室の日の3時は盛り上がります(^^)
今日の仕事ー陶主は「桔梗文筒向付」のろくろびきに入りました。私はオーダー「牡丹文猪口」のダミをしました。

伏原窯日記22年7月13日 伏原窯日記22年7月13日
伏原窯日記22年7月13日 伏原窯日記22年7月13日

伏原窯ー工房日記22年7月12日
今日の仕事ー陶主は抹茶碗の削りを終え、乾山陶器のための土練に入りました。私はオーダー「牡丹文猪口」の絵付けの続きです。

伏原窯日記22年7月12日 伏原窯日記22年7月12日 伏原窯日記22年7月12日
伏原窯日記22年7月12日 伏原窯日記22年7月12日

季節が変われば吹く風も変わる

こんばんは。近畿地方に大雨を降らした低気圧が去り、各警報も解除されました。明日から梅雨明けと聞きますが。今年は暑い夏になるそうです。大雨や洪水の後は猛暑、熱波とニュースのネタは尽きませんね。気候が年々過激になり、それにも慣れてきた感があります。10年、20年前を思うと今は相当ハードな世の中になっていると思います。

明日梅雨が明ければ夏がやっています。今日整骨院に行って整体を受けてきました。身体のモードが夏様式に変わったようです。いつもなら週末になれば心身とも喘いでいたのに、今日はイケイケ、ルンルン、「いちょ、この夏やっていこうぜ!」って身体が言っています。どうもこの夏はハードなのでしょうね。身体がそれに備えているのでしょうか、わかりませんが。

工房は乾山葵紋大鉢の轆轤挽きしています。仕事は遅れ気味なのですが、明日から晴れ間が続く様で、乾燥も進み遅れを取り戻せると思います。

7月に入り選挙の影響か景気が一段と冷え込んでいるように思われます。今日信楽からクラブで使う土を持ってきてもらった業者さんとの会話。

「どう、そちらの景気は?」

「いつもながら売れてません。特に7月に入り、さっぱりです。あきまへんわ。」

「増税発言のせいとちゃうか。いらんこと言うよって、みんな財布のひもしめたんとちゃう?」

「どうでっしゃろか。」

「今何売れてるの?」

「中途半端なものは売れませんわ。」

「どこも一緒やね。淘汰も進むとこまで進んだかね?」

「やめるとこは、ささっとやめていきましたわ。まあ、残ったとこもぼちぼち何とかやっていってるんでしょね。」

「今度信楽で『信楽まちなか芸術祭』っていうイベントが10月からあるんです。町はこれにかけているようです。」

「ふうーん。20年前の祭りのようね。少し焼きものブームに火でも付けばいいんやけど。まだまだ、湿気てて、さむいな。」

季節が変わればまた新しい風も吹くでしょう。そんなことを期待しているこの頃ですわ。

蝉が鳴きました

こんばんは。梅雨も終盤になり各地で大雨の被害が続出しています。皆さんの地域は大丈夫でしょうか?私の住んでいる貝塚市の山間部では、今のところ大きな変化はありません。しかし今夜から明日いっぱいにかけて断続的に大雨が降るということです。

この地域は昭和40年代に一度大きな洪水にあっています。三日も四日も雨が降り、奥の山では木が何本か倒れ、それが川を塞ぎダム状態を作っていたそうです。その夜はどのくらい雨が降ったかわからないといっていますが、どどどぉぉーん、と闇を突く不気味な音とともに、一気に田畑はもちろんのこと、川の付近の家々も、あっという間もなく押し流されたということです。怖いですね。

それで大阪府はここに大きな砂防ダムを築きました。それでも10年ほど前、川があふれるほど降った時がありました。その時は気が付けば一週間雨が降り続いていました。村の人もその時はかなり気をもんでいました。

そのことを思えばまだまだ山は十分貯水ができると思います。昨年地滑りで広島の特養老人ホームが土砂で埋まってしまいました。その時の地滑りは、今までのような地層表面の地滑りとは違って、深層的な地滑りと聞きました。いったいなぜそれが起こったのか?その特集をNHKで見たことがあります。すべて異常気象と言ってしまうのは避けたいと思うのですが、確かにこの10年近くは地球規模で大きな変化が起こっていると思います。

CO2の温暖化も大きくな影響と思いますが、今地球は1万5千年周期で氷河期に向かっているとも言われています。どちらにしても大きな変化が今起きていることは確かなようです。各国はこの認識で食糧の備蓄であったり、水の確保であったり、自前エネルギーの確立に急いでいると聞きます。
日本は今どのようにこのことについて実行されているのでしょうか。目先の政局ばかりが毎日報道させています。管首相の魂の抜かれた顔を見ていると、首相の器ではないように思えてきます。秋には政界編成が起こるかもしれませんね・

と色々考えてみましたが、今日の仕事場は、乾山桔梗紋深向こう轆轤挽きしました。桔梗紋は秋の器ですので、今月には納品しないといけません。葵紋の大鉢も急いでいます。来週は梅雨も明け本格的に夏がやってくると聞きます。いいお天気が続くと品物もよく乾いてくれるので、仕事に弾みがついてきます。
もう少しで夏が来ます。今日蜩のなく声を聴きました。

雨にも負けず、今日もまた

こんばんは。ワールドカップはスペインの初優勝で幕を閉じました。やはり何といっても今回は「ガンバレ!日本」が相当本気で頑張ってくれたおかげで、ワールドカップの各試合を私ごときも十分楽しませてもらうことができました。ワールドカップで勝ち進むって、こんなにも楽しいことなのだと実感いたしました。国を挙げて熱狂することに多少理解できました。もう一試合日本が勝ち進んでいたら、この幸せ感はきっと倍になったのでしょうね。わかるわかる!みんなで楽しみを共有することって、何とも言えない幸福感に満たされます。よかったよかった。

野球の話になりますが、じわじわと楽しくなってきたのが、明日から始まる「阪神対巨人」、甲子園での首位攻防三連戦です。0.5ゲーム差まで追い上げてきた阪神には勢いがあります。4カードの勝ち越し。それも一気に大量点で逆転するという、あの2003年にリーグ優勝した時のことを思い起こします。対する巨人さんは投手崩壊で4連敗。このままだと首位は頂いたものといえますが、明日はどうも近畿地方は大雨との予報。残念ですね。首の皮が一枚残ったという思いですが、早いうちに形を決めたいと思います。

次の話は選挙です。この参院選はなんだかよくわからないまま終わったという感じです。管さんも何を言いたかったのか?いまだ真相はわからないという感じです。なぜ国会審議もないまま、増税を選挙の争点にしたのか?民主党の驕りだと思います。管首相は、どうも過大評価されているように思えて、私は期待薄いです。管首相にとって、これからの国会は大変難しいでしょうね。このままだと衆議院の解散も近いかもしれません。いいのかな、こんな政局ばかり続いていて。日本丸よ!どこへ行く。竜馬が言うように、日本を洗濯するぜよ!ガラガラポンもあり得るし、大連立もありかな?管さん!負け戦で魂抜けてんじゃないの。頑張りや、底意地みせてんか。国民は喘いでいまっせ!
とか言いながら、一週間が始まりました。今年の梅雨は長いと聞きますが、何年か前のように、梅雨明けもないまま秋に突入となるのかもしれません。何もかも難しい世の中になってきました。じめじめっと湿気の中、どんより心も重くなってきます。

今日の仕事場は、仁清写し「色絵毬紋茶碗」の削り仕上げをしました。また仁清茶碗の形を借り、何点かぐい呑みを作りました。色絵のぐい呑みも、なんとかものにしたいと思っています。明日から乾山陶器に仕事を移していきます。今日は従来の乾山土に種赤(黄土)を多く加えて30キロほど練りました。葵紋大鉢と桔梗紋深向こうを作ります。梅雨に負けず轆轤をビンビン挽いていきますよ。

伏原窯工房日記履歴 22年7月第2週(7/4~7/10)

伏原窯ー工房日記22年7月10日
今日の仕事ー陶主は削りの続きです。私は自宅にて「毬文5寸皿」の絵付けをしました。


伏原窯日記22年7月10日

伏原窯ー工房日記22年7月9日
今日の仕事ー陶主は公民館の陶芸クラブへ指導に行きました。
私はオーダー猪口「染付牡丹文猪口」の絵付けに入りました。内側から描き、外側へうつりました。


伏原窯日記22年7月9日

伏原窯ー工房日記22年7月8日
私の後輩になる人が工房に見学に来ました。しっかりとした考えを持っていていいお話ができたと思います。後はゆっくりと他も見学されて熟慮されることでしょう。工房はOさんを歓迎しますよ!しかし、世の中いろいろと大変だなぁと改めて思いました。
今日の仕事ー陶主はビールカップの削り作業、私はパソコンのデータ処理の後、素焼を窯出しし撥水剤をかけました。

伏原窯日記22年7月8日 伏原窯日記22年7月8日 伏原窯日記22年7月8日
伏原窯日記22年7月8日 伏原窯日記22年7月8日 伏原窯日記22年7月8日

伏原窯ー工房日記22年7月6日
新しいパソコンがやってきました!今日は旧パソコンの片づけ、掃除、新しく届いたパソコンのセットアップで一日が終わりました。パソコンのことはわからないことが多く手こずっています。。。何とか今日のうちにセットアップできてよかったです(^^) 
今日の仕事ー陶主は京焼ビールカップを制作しました。

伏原窯日記22年7月6日 伏原窯日記22年7月6日 伏原窯日記22年7月6日

伏原窯ー工房日記22年7月5日
日中の気温も上がってきましたね。工房のある大川村には立葵の花をよく見かけます。初夏に、たくさんの蕾をつけてすっくりと上に伸びる姿が気持よく感じます。今日は火曜教室の生徒さん、Aさんが振替で来られました。自分の作った器にお料理を盛りたいというビジョンを持って作っておられます。制作の励みになっていいですね(^^)
今日の仕事ー陶主は7寸皿を削り終え、次の制作のための土練りをし形のイメージ作りをしていました。私は祥瑞鉢の2つ目を描き上げました。

伏原窯日記22年7月5日 伏原窯日記22年7月5日 伏原窯日記22年7月5日
伏原窯日記22年7月5日

織姫と牽牛、大雨は豊作の証し

こんばんは。今日は七夕です。織姫、彦星が年に一度出会う日ですが。あいにく梅雨の真最中、土砂降りの雨でびっしょり濡れた短冊が何とも哀れです。次女が幼稚園の先生をしているので、いろいろと暦のことは気にしているのですが、どのように暦の二重構造を理解させているのでしょうね。日本の伝統とちぐはぐな季節感を持ったまま子供たちは育っていくのですが、どこで修正が入るのでしょうか?ちぐはぐなまま暦に頓着なく暮らしていくのでしょう。風情も風雅もあったものではありませんね。

この時期天の川はなかなか見られることが少ないのですが、「お父さん、天の川ってここでも見られるの?」って夕食時に娘が聞いてきました。この家は天の川の真下にあるよ、というと驚いていましたが、いまさら何を、とも思いました。

八月の初旬、背骨をグーッと反らし、首をこれでもかっていうくらい曲げ、晴れた夜空を見上げると、無数の星々が薄ぼんやりしながらもなんとか見えてきます。一見してこれが天の川とはわかりませんが、目を凝らし、じっと見ていると、確かに見えてきます。ミルキーウエイっていうのでしょうが、そんなにはっきりは見えません。
織姫や牽牛が鮮やかに見えるのは八月の夜空です。浴衣が似合う季節ですよね。野尻抱影著「星三百六十五夜」という本を思い出しました。二十代半ばで読んだ本ですが、夜空を見上げるたびに思い出す一冊です。

工房は磁器の素焼きをしました。灯油窯に入れ、950度位で焼くことにしました。800度くらいでは、どうも焼き切れていないようでしたので、900度以上で焼くことにしました。午後一時半に火を入れ、焼き終わったのは午後10時でした。明日からすたっふMさんが来て、磁器のお皿と猪口に絵付けをします。一度釉薬の掛け損じをした作品で、もう失敗は許されません。それで前回より高めの温度で素焼きをしてみました。

明日は京都の陶芸専門校の生徒さんが見学に来るということです。今の時代、工芸をやっていくのは大変だと思いますが、私たちもいかに後継者を育てるか、本当に考えていかなくてはならないと思っています。今の人たちがどのように工芸を思っているのか、一度素直に聞いてみたいと思っています。

エンデバー来たる!

こんばんは、明日は七夕です。相変わらず梅雨空は変わらなく蒸し暑い日が続いています。旧暦では彦星も織姫もあうことができるのでしょうが、太陽暦では生涯会うことはできないでしょうね。日本人の血肉となっている暦はいつ頃からできたのでしょうか?暦は天皇家の専売特許だったのですが、織田信長が天皇から奪おうとしその争奪戦の上、明智を使って本能寺の変が起こったとも言われています。徳川幕府になり暦は幕府が決めることになったと思いますが、、、私の記憶には定かでないです。また勉強しておきます。

工房に新しいパソコンがやってきました。午後からすたっふMさんが来てセットアップに時間を費やしてくれています。旧のパソコンからデータを移行しようと思うのですが、旧のパソコンはタワーがおかしく、マウスが起動しなくて作業が難航しました。結局、Cドライブとやらを抜き、新しいパソコンに付け加えると中身が見られるらしい、、、私には難工事ですが、すたっふMさんの弟さんがその辺りに詳しいらしいです。今夜にも弟さんのご機嫌を伺いながら、そろり、そろりと聞いてみるらしいです。うまくいけばいいのですがね。

新しいパソコンのセットアップが難なく進めることができました。といってもかれこれ3,4時間かかってしまいました。パソコンの最初の仕事はこのブログを書くことでした。新しいキーボードは快適ですよ。OSはWindows7でcpuはインテルCore2Duo、メモリーはグラフィックを使うので4GB、まぁ、この位あればスイスイ楽々と作業がこなせるということです。楽しみですね。といっても私はワードで文章を打つくらいなものです。後のいろいろの作業はMさんがやってくれているので工房でもどんどんパソコンをいじれる環境にしようということです。

京焼ビールカップ

今日の仕事は京焼に戻り、ビールカップを作りました。
娘の先輩がホームページを見てくれ「京焼 色絵水仙文ビールカップ」を気に入ってくれたのですが、あいにく売り切れていました。「京焼 色絵瓢文ビールカップ」も在庫切れで、申し訳ないことをしました。丁度、磁器のろくろも終わったので、グットタイミングでカップを作ることができました。10個ほど水びきし、明日は抹茶碗を作る予定です。
乾山陶器の土を少し赤みを増すテストをしなければならないので、一窯分の京焼を何種類か作っておきたいと思っています。
じめじめと湿気で工房も喘いでいますが、負けずに頑張っていきたいと思っています。

伏原窯工房日記履歴 22年7月第1週(6/27~7/3)

伏原窯ー工房日記22年7月3日
今日の陶主はオーダー7寸皿の削りの続きです。
私は自宅にて絵付けをしました。玄猪香合のオーダーの件でお問い合わせのあったI様のご要望で、紐の部分の黄色をもう少し深みのある黄色にできないかという内容です。先日、黄色に赤を加えたテストをしましたが、そちらは茶系の黄色になってしまったので、色はそのままに温度を下げてみるテストです。それと、先日アップしました「乾山写し花文小皿」の追加絵付けをし、窯に入れました。


伏原窯日記22年7月3日伏原窯日記22年7月3日

伏原窯ー工房日記22年7月2日
仕事は昨日に引き続き、陶主はオーダー7寸皿の削りです。昼からは公民館クラブを指導しに出かけられました。
私は祥瑞鉢の絵付けです。ひとつ完成しました。


伏原窯日記22年7月2日伏原窯日記22年7月2日

伏原窯日記22年7月2日伏原窯日記22年7月2日

伏原窯ー工房日記22年7月1日
工房のパソコン(モニター)が故障しました。パソコンは壊れるときは急なので、結構困りますね(^^)
仕事は陶主はオーダー7寸皿の削りです。私は祥瑞鉢の続きです。


伏原窯日記22年7月1日伏原窯日記22年7月1日

伏原窯ー工房日記22年6月30日
陶主はオーダー猪口をを削り、口元に輪花を取る作業に入りました。輪花は小さく上品に取ってあります。私は祥瑞鉢の絵付けの続きです。内側が終わりました。今日の菜奈ちゃんはご機嫌で笑っていました(^^)


伏原窯日記22年6月30日伏原窯日記22年6月30日伏原窯日記22年6月30日

伏原窯日記22年6月30日伏原窯日記22年6月30日

伏原窯ー工房日記22年6月29日
今日は火曜教室の方が振替で来られました。陶主の娘さんがお孫さんを連れて遊びにきました。小さな子は可愛らしいですね(^^)、その後、先日ご紹介しました”つじ幸”さんが展示会のための器をとりにと賑やかな一日となりました。仕事は陶主はオーダー猪口の削りに入りました。私は祥瑞鉢の続きです。 


伏原窯日記22年6月29日伏原窯日記22年6月29日

伏原窯ー工房日記22年6月28日
今日は千客万来でした。朝から陶主が蜂蜜作りでお世話になっている方が遊びに来られ、昼からはSEOの関係の方がお話をしに来られ、その間に桐箱屋さんにのIさんが、注文していた撮影用の板を仕上げて持ってきてくれました。祥瑞の鉢は早速の試し撮影です。下からのてりもなく、いい感じに映るので大満足です(^^)
SEOの方はとても誠実な方で信頼できそうな人でした。あいにく今は他社との契約中ですので、お話にとどまりましたが、今後の展開に期待できそうです。
仕事はぐい呑みを仕上げ、祥瑞鉢に入りました。


伏原窯日記22年6月28日

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蒸しかえる暑さの中で

こんばんは。南風が強く吹いて湿気が最高潮に達しています。まるでプールで泳いでいる感覚でいます。台所では蟻が一列、また一列とお鍋に行列を作っています。何とも(笑)梅雨の風景ですね。山暮らしはこんなことでいちいち気にしているとやっていけません。

最近やっとイタチの侵入に終止符が打てそうです。突然の話ですが、このイタチ野郎だけは何とも手ごわいですよ。明日から孫がやってくると云うので、イタチ野郎には気をつけないと赤ン坊までかじるということです。この格闘はかれこれ二ヶ月くらい続いていて、そこら中の穴という穴は塞いだのですが、本当に「イタチごっこ」というように、次から次に別の侵入路を見つけては入って来ます。それにイタチの最後っ屁、臭いのなんのって、なかなか匂いが取れません。もうイタチと格闘するのにほとほと疲れました。
しかし最近やっと屋根裏の隙間をひとつ発見できました。ここがきっと最後の経路と思われました。痛恨の見落とし。早速梯子をかけ板で隙間を塞いでみました。結果この二日ほどは侵入していませんが、安心していいのやら、まだまだ戦いが続くのやら。何とも言えません。私たちの仕事もイタチのように色々な可能性に挑戦していきたいと前向きに評価したいのですが。何とも腹立たしい限りです。

巷はワールドカップに参院選挙。どちらも明日の日本は分からない。なんて、謎かけしても始まりませんが。こんな大事な局面に誰に投票したらいいのか、何とも選択肢のない先行き不安な選挙になっています。といってもまだもう少し時間があるので、じっくり各立候補者を見ていきたいと思うのですが。批判するのは簡単なのですが、どこにこの選挙の本質があるのか、何故性急に消費税を国会の議論以前に選挙のテーマにし始めたのか。色々な思惑が交差して、何とも判りづらい選挙になっています。民主党の内部でのダブル選挙になっているのも、判りづらい要因だと思うのですが。はたして過半数を管政権に与えていいのか、政界再編成に持ちこませたほうがいいのか?世界の難局にしっかりした政権を立てるほうが日本の国益にとっていいのか?難しい選択を私たちは迎えています。どちらにしても苦しいですね。

今日の仕事場は千客万来で、次から次に人がやって来ました。人がやってきた分色々な情報も入ってきて、私たちの仕事にとっていいことなのか、はたまた厄介なことなのか?こちらも何とも云い難いことだらけです。デフレ社会が定着して、国内で物がなかなか売れません。そうですね、今は物を売る時代ではないのでしょう。では一体何を売り、何を買うのでしょうか。
少し面白くなってきました。色々やってみたいと思います。

蒸しかえる暑さの中で

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伏原窯工房日記履歴 22年6月第4週(6/20~6/27)

伏原窯ー工房日記22年6月26日
今日の工房も引き続き、オーダー7寸皿のろくろびき、私は桃形小皿を削り終え祥瑞ぐい呑みの絵付けに入りました。

伏原窯日記22年6月26日 伏原窯日記22年6月26日
伏原窯日記22年6月26日 伏原窯日記22年6月26日  

伏原窯ー工房日記22年6月25日
陶主はオーダー猪口とセットの7寸皿のろくろびき、私は梅形小皿と桃形小皿の削りです。

伏原窯日記22年6月25日 伏原窯日記22年6月25日

伏原窯ー工房日記22年6月24日
今日はとてもいいお天気でしたね。帰りがけに素晴らしい夕焼けを見ることができました(^^)
工房での仕事は、昨日の続きです。陶主はオーダー猪口のろくろびき、私は桃形小皿の削りをしました。

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伏原窯日記22年6月24日 伏原窯日記22年6月24日

伏原窯ー工房日記22年6月23日
昨日、当ページに新作をアップしますと早速ご購入いただきました!とても嬉しく、在庫切れになりました豆皿を制作に入りました。微塵唐草文小皿、桃形小皿、”新作”梅形小皿の3種です。各5客づつの少量制作です。7月に磁器の窯焚きの予定があるので、その窯で焼けたらと思います。昼からウレタンフォームが届きました。大変、大きな巻でしたので小分けにし収納しました。陶主は雑用が多く、ろくろに座れたころには外は暗くなっていました。写真はオーダーの猪口の制作です。

伏原窯日記22年6月23日 伏原窯日記22年6月23日 伏原窯日記22年6月23日
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伏原窯ー工房日記22年6月21日
昨日焼きました「色絵毬文5寸皿」が焼きあがりました。工房へ持っていき納品の準備をしました。その後、ホームページのバナー制作のための写真と抹茶碗を撮影しました。夕顔文の抹茶碗が見当たらず、探しますと伏原窯の器を販売してくれている着物屋さんの所にあることが分かり、引き取りに行きました。貝塚市の隣町、熊取町にあります”あじわい布工房「つじ幸」”と言います。こちらによりますと、7月6日(火)~13日(火)の間、12周年記念感謝祭をすることを聞きました。お近くの方、また興味のある方はどうぞ足をお運びくださいませ。

伏原窯日記22年6月21日 伏原窯日記22年6月21日
伏原窯日記22年6月21日 伏原窯日記22年6月21日 あじわい布工房「つじ幸」
12周年感謝祭
7/6(火)~7/13(火)
10時~18時まで
*夜間はお電話にて対応致します。
072-453-8168

伏原窯ー工房日記22年6月20日
蒸し暑い日が続きますね。今日もすたっふMの自宅からです~毬文5寸皿5枚を描き上げ、窯に入れました。

伏原窯日記22年6月20日 伏原窯日記22年6月20日

慌ただしい一週間

こんばんは。慌ただしく一週間が過ぎてしまいました。品物を納めにようびさんに行ったのが先週の火曜日。その日電話注文で紫陽花の角皿が売れ、それに合う桐箱がほしいということで、ようびに出発間際バタバタしながら寸法を取ると、案の定それが間違っていて、最速して作った箱がオジャン。またまた作り直してもらい、金曜日クラブから帰って、墨を磨りこころ落着かせ箱書きをしました。19日土曜日に会社のパーティーがあってそこでお渡しするということでした。なんとか間に合わせることができたのですが、先週は全てにチグハグが付いて回りました。

日曜日、甥の結婚式で京都に出かけました。雨の京都は車がいっぱいで、三条辺りから渋滞で東大路はなかなか進まない状態でした。最近の結婚式は、神前でもなく、アーメンでもなく、仏前でもなくて、人前式という形式が流行りだそうです。親族一同の前でみんなに承認してもらうということのようです。いいと思いました。色々な価値観を持っている方々も参加しやすい形式のように思いました。結婚式もこの様になって来たのだから、葬式もまた変わっていくといいのにと思うのですが。江戸封建社会の檀家制度が、葬式を独占しているように思います。地獄、極楽を作ってあの世の引導を渡すという事も、時代にそぐわなくなっているようにも思うのですがね。ついでに言っておいきますが、「悟り」なんて誰が発明したのでしょうか。仏と凡夫に分けて「浄土」往生、そろそろ其処も私たちは卒業としましょうよ。もう宗教の時代ではないでしょ。

そんなこんなを考えながら、若者が作る「結婚式」に参加し、シャンパンに酔いながらもしっかりフレンチを楽しんで参りました。80歳を超えた父を連れていくのは大変でしたが、人生の半ばを過ぎ、往く世界、またやって来る世界が同時に見え、人間って何、生きていくって何、としきりに考えてしまいました。

この二三年ですっかり世界が変わってしまいました。以前の価値観が全くと言っていいほど通用しなくなりました。ただ言えることは、ある意識を持って生活しなければ人や社会との繋がりもなくなってしまうと思うようになりました。テレビで無縁社会というテーマの番組がありました。不気味なタイトルだな、と思いながらも案外普通と見える生活の中に大きな穴が開いているのだと思うようになりました。

個人が意識を持って社会と繋がりを持つことは、その個人が社会に対して何をするのかをはっきりさせなければいけなくなってきました。なかなかそのことはハードな事だと思うのですが、しかし時代がそのことを個人に迫っているように思うこの頃です。
工房は磁器の仕事にかかり出しました。

慌ただしい一週間

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伏原窯工房日記履歴 22年6月第3週(6/13~6/19)

伏原窯ー工房日記22年6月18日
「毬文5寸皿」の絵付けの続きです。金の骨描きが終わり、赤と青をいれました。緑の部分を入れて裏へいきます。

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伏原窯ー工房日記22年6月16日
昨日は工芸店様に行ってきました。納品もし、乾山の見本も仕事になりました。絵付けの部分で課題をもらって帰ってきました。スキルアップしていきたいと思います。
しばらく私は自宅で毬文5寸皿を描きます。今日一日描いて金の骨描きが2枚。。。時間を濃縮してます(^^)

伏原窯日記22年6月16日 伏原窯日記22年6月16日


伏原窯ー工房日記22年6月14日
先日の焼きあがりを窯出ししました。十草文も綺麗に焼け、また乾山の見本も狙っていたところに来たような感じです。明日工芸店様へ納品と打ち合わせを兼ねて向かいます。いい結果になれば嬉しいです。

伏原窯日記22年6月14日 伏原窯日記22年6月14日 伏原窯日記22年6月14日
伏原窯日記22年6月14日 伏原窯日記22年6月14日 伏原窯日記22年6月14日

伏原窯ー工房日記22年6月13日
すたっふM自宅よりー「乾山写し花文小皿」絵付けしてみました。後、上絵具の黄色を少し赤味が出るようにテスト調合しました。

伏原窯日記22年6月13日 伏原窯日記22年6月13日

乾山葵紋大鉢

こんばんは。関西は梅雨の晴れ間で、一気に気温が上昇しました。独特の蒸し暑さがとうとうやって来ました。工房の付近はちょうど湿気の溜まり場のようになっていて、ジワーッと床下から水が湧いてきそうな季節です。熱帯夜とまではいかなくても、徐々に亜熱帯雰囲気が醸し出されています。
夜11時頃になると、ついついワールドカップにチャンネルを合わせ、いけないいけないと思いながらも日付変更緯線を超えてしまうこの頃です。それほどサッカーに興味のない私ですが、やはりワールドカップは全然違って見えてきます。熱を上げている方にはたまらなく酔いしれる二週間なのでしょうね。ガンバレ日本、なんてね。

工房は乾山陶器の見本も焼け、また注文の十草紋汲み出しや飯碗なども綺麗に仕上がりました。昨日早速工芸店様に納めてきました。その日大阪梅田は土砂降りの大雨。ごと日も重なって車の渋滞がかしこに有りました。しかし予定の4時には何とか間に合うこともできました。

乾山葵文大鉢昨年越しの乾山葵紋大鉢です。端反りを抑えるようにということと、高台を広く取るということが課題でした。形はほぼ合格をもらったのですが、葵紋のバランスに少しコメントが付きました。駄目出しとまでいかないのですが、微妙な感覚的な御話になりました。
感性の一致という奇跡的な場面はなかなか望めないのですが、それでもコツコツと資料を集め、一つひとつイメージを作り上げてきた鉢です。ほぼ出来上がったものだと自負して居ります。真木さんも時間が経つうちにどう変化があったのか、「最初と違って見えてきた。これでいいわ。これがいい。」ということになりました。万歳三唱。ははははは。

ひとつ課題を頂きました。土の色を少し濃くしようということになり、テストピースを出すことになりました。信楽の水ひ土に種赤という黄土を混ぜるのです。この割合がなかなか微妙なもので、窯によって違うのですが、私どもは少し色を浅く持っていく傾向があります。濃いとコントラストが出て輪郭もはっきりするのでしょうが、そうすると私が出したい輪郭のゆらぎが損なわれると思うのです。しかしもう少し赤土を混ぜ濃くしたほうがよさそうに思います。そうすれば先ほどの葵のバランスも整ってくると合意致しました。

何といっても焼き物は、一に土、二に土、三に土。土が目的のものに合えば、全ての事は後から付いてきます。土こしらえで全てが決まると言っても過言ではないでしょう。もうひと踏ん張りいたしましょう。

伏原窯工房日記履歴22年6月第2週(6/6~6/12)

伏原窯ー工房日記22年6月11日
窯入りました!中身は昨日釉掛けしました京焼「十草文飯碗」「十草文飯碗(小)」と乾山写しの見本です。

 

伏原窯工房日記22年6月11日 伏原窯工房日記22年6月11日 伏原窯工房日記22年6月11日


伏原窯ー工房日記22年6月10日
お昼に貝塚ブランドショップの方が補填商品を取りに来てくれました。貝塚ブランドショップは南海貝塚駅前です。お気軽にお立ち寄りくださいませ!仕事は京焼、十草文飯椀、乾山の見本の釉掛けと釉直しをしました。明日は窯づめです。

伏原窯日記6月10日
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伏原窯ー工房日記22年6月9日
今日は延びにのびていました磁器釉薬ものの釉掛け窯づめの予定でしたが、大変なことになってしまいました。磁器釉のかけ違いをしてしまい、すべてやり直しになってしまいました。磁器焼成を心待ちにしてくださっている方々には、本当に申し訳ない気持でいっぱいです。今しばらくお時間をくださいませ。よろしくお願い申し上げます。
このアクシデントは私どもにとっても大ダメージでした。心機一転のためにも、磁器の窯が終わったら焼く予定だった乾山の見本と十草文の器の窯焚き準備に入りました。乾山葵文大鉢に絵付けをし、素焼窯に入れました。さぁ、明日も頑張りたいと思います!

伏原窯日記22年6月9日 伏原窯日記22年6月9日 伏原窯日記22年6月9日
伏原窯日記22年6月9日 伏原窯日記22年6月9日 伏原窯日記22年6月9日

伏原窯ー工房日記22年6月8日
今日は月2回の火曜教室の日でした。ここのところ乾山の食籠(じきろ)が流行っています(^^)とても楽しそうに制作されていました。私は昨日に引き続き乾山葵文飯碗の絵付けをしました。

伏原窯日記22年6月8日 伏原窯日記22年6月8日 伏原窯日記22年6月8日


伏原窯ー工房日記22年6月7日
今日は釉掛け窯づめの予定でしたが、陶主が体調不良のために延期になりました。日ごろの疲れに無理が祟ったのでしょうね。お疲れ様です。仕事は乾山の見本に絵付けをしました。

伏原窯日記22年6月7日 伏原窯日記22年6月7日 伏原窯日記22年6月7日

十草紋大汲みだし、十草紋飯碗の窯詰め

こんばんは。初夏の清々しい御天気も明日限りの様です。日曜日から本格的に梅雨入りの模様です。家周りの草刈や戸湯掃除をしておかなくてはと思っています。蜜蜂の箱も雨対策をしておかなくてはなりません。南風にあおられて、雨が箱に入らないようにトタンで壁を作って置きました。蜂たちは今日もかいがいしく朝から蜜を集めに飛び立っていきます。梅雨なると活動がしにくくなりますね。どの様な状態になるのか観察したいと思います。

今夜はこの付近に蛍狩りをしに来る人たちで賑わっています。まだ早いと思うのですが、子供つれでタモまで持って来ています。昔、石川県の山中温泉よりまだ山に入ったところに住んで居たときのことです。この季節になると川の付近で無数の蛍が飛び交い始めるのです。周囲は鼻をつままれても分からないくらい真っ暗で、ただ川の音が聞こえるばかりの道を行くと、あるところに来るとなんとこの世とは思えないくらいの蛍の群れが、突然現れてきました。初めての光景で、家内と二人で言葉を失ってしまいました。

この季節、蛍に笹百合。定番ですね。山暮らしをしていて何とも嬉しいのが、この笹百合を探すことです。年々数が減って、私が大事にしている秘密の花園もめっきり少なくなってきました。今年人に頼まれたので、少し早めに山に入ってみたのですが、何とか数本確保できたくらいです。この百合を家内にあげると、とてもいい顔をされるので、こちらも嬉しくなってひとつ、またひとつと探しに行きたくなります。家中が何十本と百合だらけになって、何とも高貴な香りに包まれてしまいます。梅雨の湿った空気と官能的な百合の香りが、この季節の醍醐味になっています。

工房は十草紋大汲みだし、十草紋飯碗、乾山陶器見本の窯詰めです。すたっふMさんが昨日の釉掛けの手直しをしてくれたので、難なく窯詰めは終了。午後6時半、点火。明日朝まであぶり焼きをしていきます。