乾山写し「錆絵染付白彩菊桐文角向付」化粧がけ

陶主は貝塚市山手公民館、陶芸教室の指導へ行きました。私は先日陶主が作っていましたお見本、乾山写し「錆絵染付白彩菊桐文角向付」に化粧をかけていきます。前に作っておいた菊形の型紙をしき、化粧をかけて抜いていきます。この作業、とても楽しいです!美しく菊の形が出た時はテンションが上がったりします(^^)

伏原窯日記23年6月10日伏原窯日記23年6月10日

乾山写し「銹絵染付白彩菊桐文角向付」、「銹絵染付白彩藤文向付」化粧掛け

陶主は乾山写し「銹絵染付白彩菊桐文角向付」見本の削り仕上げです、私は陶主は昨日仕上げた「銹絵染付白彩藤文向付」の見本に割を打って、白化粧を掛けました。それから、乾山写し絵替わり角皿1セットを絵付けしました。来週からまたHP引っ越しの作業です。パソコンをずっと使っていますと、無性に日頃の絵付け仕事へ戻りたくなります(^^)引越の日が近づいていますので、そんなことも言ってられませんが。。。

伏原窯日記23年6月4日伏原窯日記23年6月4日

伏原窯日記23年6月4日伏原窯日記23年6月4日

乾山写し「銹絵染付白彩菊桐文角向付」制作

陶主は乾山写し「銹絵染付白彩菊桐文角向付」の見本制作です。2種類を3個づつ作っています。今日はHPリニューアルの(株)デザインさんが操作説明をしに来てくれました。ブログの書き方や、その他ページに関する説明や質問を聞いてもらいました。とても親切な対応で分かりやすく、嬉しいです。

伏原窯日記23年6月2日伏原窯日記23年6月2日

乾山写し「色絵草花文鉋目皿」 てびねり、紫陽花角皿絵付け

今日は、ここのとこ調子の悪いラッキー君を病院に連れて行きました。いろいろな検査をしましたが原因はわからずで心配です。仕事は引き続き、陶主は乾山写し「色絵草花文鉋目皿」のてびねりです、私は紫陽花角皿絵付けの表面を仕上げました。明日ひとまず焼きます。


伏原窯日記23年5月11日伏原窯日記23年5月11日

製作工程について

はじめに土をつくる

DSC_0143.jpg「一、土。二、窯。三、細工。」と云われています。
焼き物作りで一番重要で根幹をなすのが、土です。
焼き物で使われる土はいったいどの様な「土」なのでしょうか?興味の湧くテーマです。

彼の乾山にして「地球上の土石に於いて焼き物に使えぬものはなし。」とまで言わしめています。

私もその通りだなあ、と思いますが、もう少しテーマを絞って考えると、焼き物の土には二つの大きな要素が必要です。一つは可塑性、適度の粘性がある。もうひとつは耐火性、どの位の火に耐えられるか。土には色々な性質があります。

がさがさと砂の多く混じったもの、粘度分が多く乾燥時に歪みや切れが生じ易いもの、土の数だけ焼き物がある、と言えるかもしれませんね。

土の性質を知り、土を活かし土が持つ造形を引き出せたら、素直で自然な喜びのある器が出来るでしょう。


d-14.jpg近頃は色々窯もありますが、私は灯油窯を使用しています。
薪窯には薪窯の、また電気窯は電気窯の焼き物が在ります。いろいろな焼き物があって面白いと思います。

自分のイメージするのもが最大に表現されれば云うこと無いのですが、自分の環境に合う窯となると色んな制約が有ることです。

しかしいつの時代も同じようにイメージと制約のギャップが製作を押し進めるのであり、この時代の焼き物も同じことが云えるのだと思います。

では何故灯油窯なのか。それは、ガスや電気窯では表現しにくい、「柚子肌」云う釉調が生まれ易いからです。

これは読んで字の如く釉の表面が柚子の肌の様な光たくをなし、それ故、目に優しく手触りも良い釉調と云う事です。

食器はいつまでも飽きのこない物で在りたいと思うからです。


轆轤(ろくろ)

d-19.jpg水挽きともいいます。最近ようやくこの意味が判るようなりました。
これを伝えてみたいと思うのですが、まだ、言葉が見つかりません。さて、轆轤は私にとって大変重要なファクターです。

三十年色々な土で色々な物を挽いてきましたが、限りなく奥深く、また楽しく、時間を超越した様な空間を与えてくれます。

十分水を含んで良く菊揉みされた土を轆轤に載せる。土に含ませる水加減が大変重要なのです。両手に水を付け轆轤を静かに回転させる事で、まるで土が解けていくように私の思いが形になっていくのは、妙味の限りです。

水挽きには呼吸の「間」いうものがあり、その「間」を使う事でこころを土に伝えている様に思います。


釉(うわぐすり)

d-7.jpg私共の釉は全て天然木灰で作っています。

木灰の種類も多く、松、欅、樫、藁、など色々と使います。灰の性質も色々で混ぜる石によって沢山の美しい釉ができます。
たとえば松灰は鉄分が多いので青磁に使い、藁灰は乳濁釉というように。

また釉は土や焼き方で色々と変化します。窯変という言葉がある様に窯の雰囲気で変化する釉は大変魅力の有るものです。

願泉寺シアター2011 ぼくはん能「羽衣」

落款法要も終わり、長くお休みしていました願泉寺シアターが開催されました。私が願泉寺に入ったのは、ここで2003年に「初代院主卜半斎了珍(ぼくはんさいりょうちん)没後400年記念ー書と陶の展示」をしたのが最後でした。

中には大きな扉で阿弥陀如来様が安置されており、今回のお能が始まる前に風を通すためか扉が開かれました。
お堂の中は綺麗になっており、金箔も張り替えられたのでしょうか、暗いお堂が眩しささえ感じました。
中央の能舞台を囲みお座布団が敷き詰められたお堂で、重要無形文化財の

乾山写し「色絵草花文鉋目皿」 てびねり、紫陽花角皿絵付け

陶主は乾山写し「色絵草花文鉋目皿」の削り仕上げです。私は色絵紫陽花文角皿の絵付けの続きです。今日はミツバチ育ての師匠が工房へ遊びに来られました。2個目の箱の設置を指示してもらい、面白いお話をいろいろ聞かせてもらいました。


伏原窯日記23年5月9日伏原窯日記23年5月9日

乾山写し「色絵草花文鉋目皿」 手びねり、紫陽花角皿絵付け

続きの仕事です。陶主は朝から出来上がった乾山写し「色絵草花文鉋目皿」に化粧をかけて仕上げ、天日で干して乾かしました。その後手びねりの続きです。土台にしっかりと土を付けることで立ち上がりのカーブを出していくそうです。私は紫陽花文角皿の絵付けです。一枚一枚花びら(がくですが。。。)を描いていきます。


伏原窯日記23年5月7日伏原窯日記23年5月7日