窯準備、窯詰め素焼きをだし、釉薬をかけ窯詰めをしました。大名窯ですね。内容は醤油さしの皿と梅文湯呑2種、乾山写し絵替わり角皿です。


京焼・清水焼や乾山の写し等の向付・小鉢・茶碗・大皿等、御料理に応じた食器を手作りで製造し窯元より直送にて販売しています。
窯準備、窯詰め素焼きをだし、釉薬をかけ窯詰めをしました。大名窯ですね。内容は醤油さしの皿と梅文湯呑2種、乾山写し絵替わり角皿です。
陶主は乾山写し「色絵草花文鉋目皿」の制作のあとスケジュールを変更し施釉しました。私は紅白梅文湯呑絵付けを終え、素焼きし、明日の窯詰めの準備です。
陶主は乾山写し絵替わり角皿の制作です。私は乾山写し絵替わり角皿の葵文と蔦文の絵付け、それから紅白梅文湯呑の絵付けです。
陶主は貝塚市山手地区公民館の陶芸教室へ指導に行きました。私は白梅文湯呑の絵付けを終え、乾山写し「色絵草花文鉋目皿」の絵付けに入りました。
陶主は乾山写し「色絵草花文鉋目皿」手びねり、白梅文湯呑絵付け陶主は乾山写し絵替わり角皿の手びねりです、私は白梅文湯呑の下絵付けです。鉄で枝を描いていきます。
今日は、ここのとこ調子の悪いラッキー君を病院に連れて行きました。いろいろな検査をしましたが原因はわからずで心配です。仕事は引き続き、陶主は乾山写し「色絵草花文鉋目皿」のてびねりです、私は紫陽花角皿絵付けの表面を仕上げました。明日ひとまず焼きます。
「一、土。二、窯。三、細工。」と云われています。
焼き物作りで一番重要で根幹をなすのが、土です。
焼き物で使われる土はいったいどの様な「土」なのでしょうか?興味の湧くテーマです。
彼の乾山にして「地球上の土石に於いて焼き物に使えぬものはなし。」とまで言わしめています。
私もその通りだなあ、と思いますが、もう少しテーマを絞って考えると、焼き物の土には二つの大きな要素が必要です。一つは可塑性、適度の粘性がある。もうひとつは耐火性、どの位の火に耐えられるか。土には色々な性質があります。
がさがさと砂の多く混じったもの、粘度分が多く乾燥時に歪みや切れが生じ易いもの、土の数だけ焼き物がある、と言えるかもしれませんね。
土の性質を知り、土を活かし土が持つ造形を引き出せたら、素直で自然な喜びのある器が出来るでしょう。
近頃は色々窯もありますが、私は灯油窯を使用しています。
薪窯には薪窯の、また電気窯は電気窯の焼き物が在ります。いろいろな焼き物があって面白いと思います。
自分のイメージするのもが最大に表現されれば云うこと無いのですが、自分の環境に合う窯となると色んな制約が有ることです。
しかしいつの時代も同じようにイメージと制約のギャップが製作を押し進めるのであり、この時代の焼き物も同じことが云えるのだと思います。
では何故灯油窯なのか。それは、ガスや電気窯では表現しにくい、「柚子肌」云う釉調が生まれ易いからです。
これは読んで字の如く釉の表面が柚子の肌の様な光たくをなし、それ故、目に優しく手触りも良い釉調と云う事です。
食器はいつまでも飽きのこない物で在りたいと思うからです。
水挽きともいいます。最近ようやくこの意味が判るようなりました。
これを伝えてみたいと思うのですが、まだ、言葉が見つかりません。さて、轆轤は私にとって大変重要なファクターです。
三十年色々な土で色々な物を挽いてきましたが、限りなく奥深く、また楽しく、時間を超越した様な空間を与えてくれます。
十分水を含んで良く菊揉みされた土を轆轤に載せる。土に含ませる水加減が大変重要なのです。両手に水を付け轆轤を静かに回転させる事で、まるで土が解けていくように私の思いが形になっていくのは、妙味の限りです。
水挽きには呼吸の「間」いうものがあり、その「間」を使う事でこころを土に伝えている様に思います。
木灰の種類も多く、松、欅、樫、藁、など色々と使います。灰の性質も色々で混ぜる石によって沢山の美しい釉ができます。
たとえば松灰は鉄分が多いので青磁に使い、藁灰は乳濁釉というように。
また釉は土や焼き方で色々と変化します。窯変という言葉がある様に窯の雰囲気で変化する釉は大変魅力の有るものです。
今日は火曜教室の日でした。仕事ー陶主は乾山写し「色絵草花文鉋目皿」のてびねり、私は紫陽花角皿の絵付けです。
落款法要も終わり、長くお休みしていました願泉寺シアターが開催されました。私が願泉寺に入ったのは、ここで2003年に「初代院主卜半斎了珍(ぼくはんさいりょうちん)没後400年記念ー書と陶の展示」をしたのが最後でした。
中には大きな扉で阿弥陀如来様が安置されており、今回のお能が始まる前に風を通すためか扉が開かれました。
お堂の中は綺麗になっており、金箔も張り替えられたのでしょうか、暗いお堂が眩しささえ感じました。
中央の能舞台を囲みお座布団が敷き詰められたお堂で、重要無形文化財の
陶主は乾山写し「色絵草花文鉋目皿」の削り仕上げです。私は色絵紫陽花文角皿の絵付けの続きです。今日はミツバチ育ての師匠が工房へ遊びに来られました。2個目の箱の設置を指示してもらい、面白いお話をいろいろ聞かせてもらいました。
続きの仕事です。陶主は朝から出来上がった乾山写し「色絵草花文鉋目皿」に化粧をかけて仕上げ、天日で干して乾かしました。その後手びねりの続きです。土台にしっかりと土を付けることで立ち上がりのカーブを出していくそうです。私は紫陽花文角皿の絵付けです。一枚一枚花びら(がくですが。。。)を描いていきます。
仕事は昨日に引き続き、陶主は乾山写し「色絵草花文鉋目皿」の手びねりです。まだまだ続きます。私も紫陽花文角皿の続きです。
陶主は乾山写し「色絵草花文鉋目皿」の制作の続きです。私はホームページでも販売していました紫陽花文角皿の絵付けです。今回のお皿は総上絵です。
陶主は乾山写し「色絵草花文鉋目皿」のてびねりの続きです。少しづつ完成させて化粧をかけて仕上げます、私は乾山写し雲菊紋銚子の絵付けです。前面に唐草文を残して赤を入れていきます。
陶主が作っているのは日本蜜蜂の巣箱です。隙間があってはいけないようで、慎重に作っていました。蜂が入ってくれるといいですね。私は乾山写し白梅文湯呑の化粧かけの続きです。
仕事は昨日に引き続き、乾山写し「色絵草花文鉋目皿」の制作です、私は乾山写し紅白梅文の化粧かけを終え白梅文に入りました。テストで送った梅文の湯呑みが工芸店に届き、図案変更が少し入りました。急ぎでお見本を上げることになりました。
削り終えた醤油さしの皿に化粧をかけました。その後藤形向付のたたら起こしをして、角皿のてびねりです。乾山写し紅白梅文湯呑の化粧掛けです。
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梅 | 牡丹 | |
梅の花は新春からお使いいただけます。こちらはベーシックな京焼カラーで描いた梅でございます。他にも紅白梅や松竹梅のデザインも素敵ですね。 | 牡丹の花はとても華やかで季節以外にも晴れの日や、大切なお客様へのおもてなしにもいいですね。 |
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桜 | 杜若 | |
春を彩る桜の花。古清水では梅や菊のデザインは多いのですが桜は少なく、その中から桜に松や、桜に笹の組み合わせがあります。 | 写真の杜若は緒方光琳の屏風からイメージをもらいました。金使いで華やかさを出しています。 |
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立葵 | 桔梗 | |
夏の暑さが増してくる頃、まっすぐに伸びた立ち葵。夏を感じる素敵な花ですね。他にも朝顔や瓢箪などもいいですね。 | 桔梗の花を青で描きます。秋草の一つとして添えるのもいいですし、桔梗だけを描いてもかわいらしいですね。 |
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萩 | なでしこ | |
秋になると赤や白の萩の花がいっぱいに咲いていますね。秋草と組み合わせて描くことで萩の花が引き立ちます。 | 写真のものは正面からのデザインです。横から風になびいている風情もいいですね。 |
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菊 | 花唐草 | |
古清水では菊をモチーフにしたものがたくさんあります。花だけを丸く散らしたものや、菊と萩を描いたもの。品格のある落ち着いた絵柄になりすね。 | 小さな赤い花に青い唐草、水間焼の小紋柄の定番です!女性に大人気の絵柄となってます。 |
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菊唐草 | 毬紋 | |
明るい緑が華やかな菊唐草。食卓が明るくなりますね。 | 毬つなぎの紋は3月の節句の飾り物にもできます。小紋柄の一つです。 |
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七宝紋 | 扇子散し | |
かなりインパクトがありますが、派手すぎないのでお香合などのお道具に向いてますね。 | たくさんの扇子を散らして粋な感じに仕上げます。 |
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宝尽くし | ||
笠、打ち出の小づち、浦鏡、巻きや、隠れ蓑。たくさんの宝を描いていきます。 |
こちらに表記しました価格は大まかな目安です。制作にあたっては大きさや絵柄によって作業工程が変わります。オーダーをお考えのお客様はお気軽にお問い合わせくださいませ。お問い合わせで多いのは茶道具類や、過去に水間焼伏原窯が制作したもので在庫がないものの追加制作の依頼など、多岐にわたります。食器の追加制作はお時間を頂きますが、できるかぎりお応えしたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
種類 | 価格(1個) | |
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うつわ組もの (1組5客から) |
お湯のみ | 1組100,000円~ |
お茶碗 | 1組120,000円~ | |
鉢類 | 1組150,000円~ | |
お道具 ( 桐箱付) |
お抹茶碗 | 80,000円~ |
香合 | 120,000円~ | |
お水指 | 150,000円~ |
※差し引かせて頂く諸費用
・制作手数料としまして価格の半分を頂きます。
・ご返送される送料
・ご指定先への振込手数料を頂きます。宜しくお願い致します。
料理がお好きなAさんは盛るお皿で料理が変わることをご存じで、いろいろと食器をお探しでした。工芸店様で水間焼伏原窯を知り、来店して下さいました。陶主との器の話が弾み、Aさんはオーダーメイドに興味を示して下さり、注文に至りました。ご注文は、Aさんが昔から好きだった撫子紋をテーマにしたお湯のみと、前から欲しかったという杜若紋のお皿、この2点を「絵付けオーダー」して下さいました。
8月17日 | 工房へ来訪。Aさんのお好みを聞き、ご希望の器の選定をして頂きました。 |
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8月23日 |
同日、早々のお返事を頂き、イメージの了承を頂きました。 |
8月26日 | 正式な見積もりのメール送信。見積金額、振込先案内の提示をさせて頂きました。 |
8月28日 | ![]() |
8月31日 | 完成写真完成作品メール送信。完成した作品をいち早く見て頂きまました。 |
9月1日 | 発送。きちんと梱包し、Aさんのもとへ発送しました。![]() |
*今回のケースは早いめの仕上がりですが、都合により多少の予定の変更がございます。予めご了承くださいませ。
オーダーのお問い合わせメールやお電話でのご注文を承ります。最初にお伺いする内容はお客様が何をオーダーされるのか?イメージをお持ちの場合はそのイメージをお聞かせ頂きます。オーダーされる数量と、ご予算を伺います。制作にお時間を頂きますので、納期が決まっておられる場合はその旨お伝えくださいませ。
オーダーする内容がお決まりになっていらっしゃらない場合でも、興味をお持ちになられた方はお問い合わせくださいませ。器のプロが、お客様のお好みを聞き提案させて頂きます。
イメージスケッチその後、お客様のご要望を詳しくお聞きし、オーダーのイメージを固めて参ります。お客様とのお話が決まりましたら、イメージスケッチ、またはイメージ写真をメールにてお送りいたします。
その後、お客様からの確認をいただき、数日後にお見積もりをださせていただきます。ここで、納金(一部納金)頂戴いたします。入金確認後、制作に入らせて頂きます。
制作過程制作に入りましたら、進み具合のお写真をメールにてお送り致します。作品が出来上がる過程をお楽しみいただけます。5週間~8週間(場合により異なります。)の制作期間を予定しております。
作品の内容によっては見本焼きをいたします。制作に入る前には必ずお客様の合意を頂いてからの開始とします。
完成写真焼きあがりましたら、完成品の写真をメールでお送りします。その後、厳重に梱包し、お客様のところへお届け致します。
最後にお客様にご連絡をお入れし、オーダーの終了とさせて頂きます。
ご利用になるお客様と、陶主伏原との一つづつの制作であり、当方としましては最善を尽くし制作致します。納得するものができるまでは納品致しません、また当方で点検の上お送りしております。制作に入ってからのキャンセル、また返品や交換などは原則として致しません。万が一、返品されます場合には諸費用※を差し引いてのご返金になります。予めご了承の上でご注文くださいませ。
※差し引かせて頂く諸費用
・制作手数料としまして価格の半分を頂きます。
・ご返送される送料
・ご指定先への振込手数料
水間焼という名称は古く文献にも登場するのですが、水間焼伏原窯は昭和60年に貝塚市大川村にて私、伏原博之が開窯しました。その際に、自らの氏名を取り命名したものです。
昭和5年頃に水間の中野氏が私財を投じて水間焼を起した事がありますが、しかし窯を営んだ期間は極短く、また残る作品も少なく、今では大変希少なものとされています。
私は10年の陶芸修行を経てここ貝塚に築窯した際、古くからある「水間焼」をやらないかとのお誘いを受けました。
正直私は考えました。何故か。この地元の名を付けることで、個人作家としての活動に大きな制限を受けるかもしれないこと。地元に縛られること。水間焼の由来の説明が必要なこと。多くのハンディを考えるとはたしてどうか?とも思いました。
しかし自分が独立する際に考えていたことは、地元に帰って来てここでしかない焼き物を表現したい、みんなに見てほしい、そして使ってもらいたい。この地を代表する焼き物を作っていきたい。。。。ここで自分が考えたこと、感じたことすべてを器にもっていこうと思い立ちました。よし水間焼伏原窯という看板を背負って行けるところまで歩いていこうと決心しました。
これが「水間焼伏原窯」の原点です。
伏原窯は開窯以来25年になろうとしています。25年の歩みの中で伏原窯の作品は一年一年変化し続けて来ました。それがまたこの窯の特徴だと考えています。10年前の作品を今作ることは不可能です。その時どき出会った人たちに、その時生まれた作品が手渡されていきました。多くの人たちに多くの作品が使われております。
毬紋皿伏原窯は平成17年春、大阪曽根崎にある工芸店様店主真木啓子さんとの出会いから、古清水をベースにした食器を作り始めました。
古清水といっても一般の人たちにはあまり馴染みがありませんが、古く17世紀、18世紀に京都で栄えた焼き物の総称です。
この古清水をベースにした食器で、今いいものが見当たらない。伏原窯の技巧ならやっていけるのでは、と真木さんは仰います。大変精緻な、また手間暇のかかる焼き物ですが、大いに遣り甲斐のある仕事です。
従来の伏原窯の作品とこの古清水をベースにした作品とが、今混合してHPに掲載されています。今後の活動はこの古清水をベースにした作品が中心となってくるでしょう。
ここで従来の作品との区別から「伏原窯の京焼」という名称にして作品を紹介しております。これから多くの作品が生まれてくるでしょうし、多彩に変化していくと考えて居ります。
どうぞ、今後とも水間焼伏原窯をお引き立てください様、重ねてご愛陶よろしくお願い申し上げます。
陶主は乾山写し醤油さしの皿の削り仕上げです。私は乾山写し紅白梅文湯呑の割り付けです。
陶主は乾山写し醤油さしの皿の制作です。私は乾山写し白梅文湯呑の化粧かけのための割り付けです。昨日の赤のテストの具合がよかったので雲菊紋銚子に赤をいれて焼くことにしました。その窯に先日工芸店で打ち合わせをした梅の湯呑みにもポイントで赤をいれて様子を見ます。
今日は火曜教室の日でした。その後陶主は工芸店に見本で持って行った角皿の型紙を作りました。私は納めた銚子と醤油さしの撥水加工と赤のテストです。
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陶主は乾山写し角皿試作の削り仕上げ、私は藤形向付見本の鉄絵を入れて仕上げ、その後出来上がった乾山写し角皿に立ち葵をかきました。今日窯に入れて明日上絵をします。
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陶主は乾山写し角皿の手直しをして陶芸教室の指導へ行きました、私は乾山写し春草文銚子の絵付を終え窯に入れました。その後、藤形向付の表面を絵付けしました。
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陶主は藤形向付のテストに化粧かけて仕上げました、新たに乾山写し絵替わり角皿の見本を作成中です、私は乾山写し春草文銚子と醤油さしの絵付けです。つくしを描き、タンポポ、すみれと春草を入れていきます。
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窯を出しました。銚子や湯呑み、全体に綺麗に焼き上がりました。これから上絵の準備をして絵付けにかかります。今日は青でわらびを描きました。陶主は乾山写し藤形向付の削り仕上げです。工芸店での打ち合わせに持っていきます。
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