“かろみ”が身上の削りです

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こんばんは。九州各地で大雨になっています。観測史上最高の雨量を記録したところも多くあるようです。沖縄が梅雨開けとなると、西日本は梅雨前線が本格的に覆いかぶさるようになり、ドシャ降りの様相呈してきます。台所に蟻が避難してきたのも大雨の予感でしょうか?巣穴が幾つも潰れているのでしょうか。明日から7月ですが、梅雨は20日前後まで続きそうです。

今年は時間が取れなくて本格的な雨になる前に、とゆの掃除をすることが出来ませんでした。屋根の取り合い部分に裏山の落ち葉が溜まっていて、とゆが詰まってしまいます。大雨の度雨漏りが激しく、家族から不満の声がしきりに聞こえてきました。今日は危ないことは十分承知で、小雨降る中、地下足袋を履いて屋根に上がりました。ビックリするぐらい溜った落ち葉をなんとか掃除してきました。

京焼 市松文湯呑 削り仕上げ昨日貝塚市商工課観光協会から今度駅前に「貝塚ぶらんどショップ」をオープンすることになり、出店依頼がありました。三間間口のかわいらしいお店ですが快諾しました。早速今朝12点ほどの作品を持っていきました。明日7月1日からオープンするようです。貝塚にお越しの際は是非お立ち寄りください。

工房はなんやかんやで時間が割かれましたが、昨日からの続き「格子紋湯呑」を削っています。私どもの削りは磁器のように全部皮を削っていきます。一般的には陶器は高台付近を削り出して終わるのですが、磁器や特殊な陶器は全面的に削って形を出します。薄皮を剥ぐように、まるで鉋で柱を削るようにしていきます。これ以上は削れないというところまで、中の形状に合わせていきます。この湯のみで一つ削るのに20分近く掛かってしまいました。

昔、ある仏師さんから聞いた話ですが、仕上げでノミを置くときはこれ以上削ると仏さんから血が出るというところまで削った時です、ということでした。
この話は私どもにも通じる様に思います。薄皮を剥ぎながら、これ以上削ると器から血が出てくるというところでカンナを置きます。「かろみ」という事を身上に作っています。
一度手にして頂くとつたわるものがあると思います。どうぞよろしく!

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