乾山


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雪降る器

なるみ庵

伏原窯の冬の定番、乾山雪笹の向付です。

今日は雪を降らせました。

 

白い化粧土を使って、

ひとつひとつ、陶主が特注のザルを使い、

雪を降らせます。

雪降らし

 

雪は二度。

絵付前に一度、

そして描き終えた後に、もう一度。

 

そうすることで、器の中に、

わずかな時間の重なりが生まれます。

 

来週は笹の下絵付です。

土の時間

陶主日記

令和八年四月七日 雨

朝から雨の一日。

山の桜は今が盛りで、雨に霞んだ山肌が淡い桃色に染まっています。

人の少ない山里の道。

桜の下を通り、工房へ向かいます。

工房に入り、まず土を練る。

今日も轆轤の仕事から始まります。

 

雪笹向付(大) の続き。

昨日挽いたものが乾き、削りの仕事に入ります。

しかし、まだ削り仕上げには少し早い状態。

杉箆(ヘラ)を使い、余分な土だけを落としながら、

器全体の形を整えていきます。

削りは多く、

五百グラムの土は、最終的には百八十グラムほどになります。

器は時間で作るものではありません。

乾き具合を見ながら、一つひとつ進めていく仕事です。

乾山雪笹向付ーヘラ削り

土には土の時間があり、

その時間の中で器は少しずつ形になっていきます。

仕事を終えたのは、午後八時過ぎ。

静かな工房での一日でした。

家に戻り、

夕食は九時半過ぎ。

今日は

ハンバーグ、ご飯、味噌汁、野菜。

そして少しのビール。

雨の一日でしたが、

土と向き合う、静かな良い一日でした。

令和八年四月六日(月)晴れ

陶主日記

 

令和八年四月六日(月)晴

今日は雑用もなく、朝から仕事に集中する一日となった。

今週は「乾山雪笹向付大」の制作から始まる。

伏原窯では、器ごとに使う土が違うため、まず土合わせをして土を練るところから仕事が始まる。この土練りにかなり時間がかかる。

午後五時から轆轤に向かう。

静かな工房で形を挽いていく。

今日は十個。

計画通りの仕事を終えることができた。

午後八時過ぎ、轆轤仕事を終える。

伏原窯では機械を入れず、身体で土を練り、呼吸を感じながら轆轤を挽いている。器ごとに土を変え、土を練り、形を作る。手間はかかるが、これが伏原窯の仕事であり、強みでもある。

一日仕事を終え、静かな春の夜となった。

十挽いて

今日の仕事や

春の夜