陶主日記
令和八年四月七日 雨
朝から雨の一日。
山の桜は今が盛りで、雨に霞んだ山肌が淡い桃色に染まっています。
人の少ない山里の道。
桜の下を通り、工房へ向かいます。
工房に入り、まず土を練る。
今日も轆轤の仕事から始まります。
雪笹向付(大) の続き。
昨日挽いたものが乾き、削りの仕事に入ります。
しかし、まだ削り仕上げには少し早い状態。
杉箆(ヘラ)を使い、余分な土だけを落としながら、
器全体の形を整えていきます。
削りは多く、
五百グラムの土は、最終的には百八十グラムほどになります。
器は時間で作るものではありません。
乾き具合を見ながら、一つひとつ進めていく仕事です。

土には土の時間があり、
その時間の中で器は少しずつ形になっていきます。
仕事を終えたのは、午後八時過ぎ。
静かな工房での一日でした。
家に戻り、
夕食は九時半過ぎ。
今日は
ハンバーグ、ご飯、味噌汁、野菜。
そして少しのビール。
雨の一日でしたが、
土と向き合う、静かな良い一日でした。
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