今日は朝から工房犬菜奈子の診察に行ってきました。骨は綺麗にはひっつきませんでしたが、痛みはないようなので絶対安静を解除し、普段の生活に戻してあげることになりました。囲いも取り外し、もとの部屋を設えてあげました。仕事は先日型打ちのために作った鉢型のものを陶主が型打ちを試してみたのですが、型の切れ込みが小さかったらしく、型を修正することになりました。絵付けは乾山写し「菊形向付」の続きです。


京焼・清水焼や乾山の写し等の向付・小鉢・茶碗・大皿等、御料理に応じた食器を手作りで製造し窯元より直送にて販売しています。
今日は朝から工房犬菜奈子の診察に行ってきました。骨は綺麗にはひっつきませんでしたが、痛みはないようなので絶対安静を解除し、普段の生活に戻してあげることになりました。囲いも取り外し、もとの部屋を設えてあげました。仕事は先日型打ちのために作った鉢型のものを陶主が型打ちを試してみたのですが、型の切れ込みが小さかったらしく、型を修正することになりました。絵付けは乾山写し「菊形向付」の続きです。
窯出しです!久々の窯たきだったので、窯が出てきたら今している仕事が前に進んだように思います。焼きあげ作品は後日アップしたいと思います。内容は土の焼け具合もよく、陶主もほっとしている様子です。細工物は本当に時間がかかりますね。これから乾山写し「雲菊紋銚子」に赤絵を入れていきます。
「辰砂椿マグ」のご紹介です。
雨が長く降っていますね。
工房の朝はコーヒーを淹れることからはじまります。工房にコーヒーの香りが漂って何とも気持ちのいいものです。
皆様はどんなカップでコーヒーをお飲みですか?私どもは陶器屋ですのでもちろん陶器のカップですが(^^)
口作りの薄さ厚さや、手に持った時の重さ軽さ、焼き込みの違いなど、チェック項目は上げるときりがないですね。
知人で喫茶店をされている方が、私どものマグカップを購入されてコーヒーを飲んだところ、いつも飲んでいるコーヒーが美味しく感じたそうです。そこで、お店で使っているカップをいろいろ出してきて飲み比べをされたそうです。そうしますと伏原窯のマグカップが一番美味しかったそうです。有名なメーカーのカップよりおしかったそうで、”不思議です!”と仰ってました。
手づくりの良さでしょうか。陶主の技でしょうか。先ほど上げたチェック項目とは違う、何かが美味しくさせているように思います。皆様、是非一度お試しくださいませ!
土の仕分も仕事の一つです。クラブの方の使う土を小分けにして袋詰めします。画像(中)は乾山写し絵替わり飯碗の新作です。9月は飯碗特集を予定しています。こちらの絵柄は梅文と雲文です。よろしくお願いします!
昨日から焚いている窯が終わってから、陶主は菊形向付の型打ち用にろくろで鉢型のものを水びき(ろくろ成形のこと)しました。乾かないようにケースに入れて収納します。型打ち作業は後日です。
釉薬の直しを終え、窯詰めです。窯詰めは下から順番に何を入れていくかを考えながら詰めていきます。焼く場所でも焼け方が変わってきますので、慎重に進めていきます。内容は 乾山写し絵替わり土器皿、乾山写し醤油さし、銚子、乾山写し松文茶碗、です。陶主明日は窯焚きです。
昨日からの釉薬掛けの続きです。土器皿の絵付けを終わらせ、釉薬の直しをします。指あと直しとか言いますが、釉薬をかける際に器を掴む部分に釉薬が付きません。その部分に後から筆で釉薬を足し、また付き過ぎている部分は鉋(削り道具)ではつったりします。釉薬をかけるのは瞬間技ですが、その後の直しは結構時間がかかります。
窯焚きが見えてきましたね。一通りの作りを終え、久しぶりに窯を焚く準備に入りました。陶主は釉薬をかけ始めました。写真の豆皿は、新作のワラビ文豆皿です。少々、季節がずれてしまいましたが、よろしくお願います。私は乾山写し絵替わり土器皿の絵付けです。これは稲穂の図柄です。田んぼに水が溜まり、空が映し出されている風情でしょうか。
「月白釉梅紋鉢」のご紹介です。
伏原窯の自然釉で優しく焼き上げた大鉢です。見込みから口元にかけて、白化粧を使い大きく梅の形に抜いてあります。全体に少し青味を帯びた釉調の中に、梅の花が浮かび上がってます。
柔らかい色調のお鉢なので、サラダのような色鮮やかなものや、ひじきやおからなどの煮物を盛っても綺麗です。食卓に一つ盛鉢をおいて、みんなで取り分けるてはどうでしょう。
乾山写し絵替わり飯碗のろくろ削り仕上げを終え、白化粧を使って景色を作っていきます。この白で作られたキャンバスに絵付けをしていくのが乾山陶器の面白いところですね。先日型越しをしました、「笹形小皿」を仕上げました。土器皿の下書きをし、絵付けに入ります。
乾山写し「菊図平向付」のご紹介です。
日差しが弱まり、季節の変わり目を感じます。これから、だんだんと秋の味覚もやってきますし、お料理が楽しくなりますね。
白化粧で丸く柔らかな菊を描き、葉を呉須と鉄でアクセントにしてあります。全体の雰囲気が柔らかく仕上がっています。見込みからのなだらから曲線が綺麗に出ていて、お料理が盛りやすいです。
秋野菜の里芋と人参を炊き合わせにして盛ってみたり、焼き穴子を盛ってみるのはいかがでしょうか?
新作箸置きを石膏型にするための原型を作ります。少し硬めの土で形どり、細かい部分を仕上げていきます。
大体、形になりましたが、気持ち小さいかな?という指摘が入り一先ず、ここで間を置きます。絵付けに入っていきたいと思います。
陶主は乾山写し絵替わり飯碗のろくろ、削り仕上げです。私は先日の素焼きで焼きあがった型ものの型越しをしながら、昨日制作が決まった箸置きの原型制作です。
乾山写し絵替わり土器皿の化粧掛けです。予め割をつけたものに白化粧を施していきます。白い部分がキャンバスになるのでとても重要な作業です。昨日に引き続き、素焼きに撥水剤をかけ豆皿に絵付けをしました。夕方、箸置きの話になり、イメージがあるうちにということで形を出しました。椿と菊です。シリーズにできたらいいなと思いながら、まずは2種作りたいと思います。
今日は火曜教室の日でした。大きな陶板を作ったり、組み物の変わり向付、普段使いのお鉢とみなさん、楽しんでおられました。この教室では3時にお茶を入れて、休憩をします。いろいろな話が飛び交いとても楽しいです。
仕事は素焼きをだし、撥水剤をかけたり、仕上げをしたりと窯焚きに一つ駒を進めました。
乾山写し「絵替わりぐい呑み(立葵)」のご紹介です。
お盆も過ぎて工房は少し涼しい風が吹いています。夏の終わりを名残惜しみながら、立葵文のぐい呑みでいっぱいいかがでしょうか。取り合わせに秋の代名詞、菊の6寸皿を並べてみました。
乾山の絵柄でぐい呑みシリーズを作った中の葵紋です。白化粧のキャンバスの上に呉須と鉄絵で描いた葵紋はモノトーンですが、色合いを感じます。少し大ぶりの作りで口元は切り立っています、お酒の切れ味は抜群です。
今回は冷酒はいかがというご案内ですが、お浸しやイカの塩辛のような酒のあてを少し盛ってみてもいい感じに使えます。
乾山写し絵替わり飯碗のろくろ成形です。絵付けは乾山写し雲菊文銚子の絵付けが終わりました。今日は養蜂の師匠がやってきて、巣箱を見てみることになりました。蜜があまり入っていなかったので収穫は先延ばしになりました。待ち遠しいです。
乾山写し絵替わり土器皿、成形と雲菊文銚子絵付けの続きです。工房では秋の新作について検討中です。さっそく、葵紋飯碗のシリーズを作成することが決定しました。絵替わりで何点か新作飯碗にしたいと思います。陶主がろくろびきしているのが飯碗です。
乾山写し菊桐文銚子の絵付けです。化粧の白い丸の部分が菊になります。周りに唐草、取っ手と注ぎ口に雲文を入れます。だんだんと持つところがなくなっていきます。骨折療養中のななちゃんです。狭いところでの生活ですが綺麗な目をしています。動物は強いですね。見ていてジーンときます。
乾山写し絵替わり土器皿の制作です。用意しておいた赤土をたたいて成形していきます。絵付けは乾山写し醤油さしと同じく乾山写し鉋目皿角向付です。こちらは型成形に変えてから初の見本です。細かくいろいろな変更が入ってます。
そば猪口「麻の葉文大猪口」のご案内です。
白い肌に鮮やかな青で前面を麻の葉文様で描きつめた猪口です。今日本で一番白いと言われている九州の磁器土を使い、白磁の器のようにきりっと口元まで作り込んであります。そこにこの美しい白さに引けを取らない呉須(青い絵具)を使い、しっかりと焼き込みました。少し、熔けた釉薬が呉須を泣かせ(呉須のにじみを呉須が泣くといいます。)軽やかな器に、釉と溶け込んだ呉須が深みを出しています。
少し大ぶりの猪口は料理を盛るのも、猪口として飲み物を入れるにも使いやすいです。今の季節のおすすめは、オクラのお浸しのような緑を盛ると色が映えてとても綺麗です。また、ヨーグルトやアイスクリームなどデザートも美味しく頂けます!
乾山写し醤油さしの制作を終え、土器皿の用意をやってます。土をねり、予め一枚分の分量を分けて、手で作っていきます。出来上がった醤油さしに絵付けをしました。描き落しをするので、素焼きをする前に絵付けを施します。
乾山写し醤油さしの口部分の取り付けの続きです。乾山写し雲菊文銚子の化粧掛けの続きをして、醤油さしの出来上がったものから割をつけ、白化粧をかけました。一つ雲菊文銚子の絵付けをしました。
乾山写し醤油さしの口部分、取り付けです。付けた後に、口先を仕上げます。乾山写し雲菊文銚子は割をつけ、化粧をかけました。化粧の白が入るとイメージが持ちやすくなりましたね。
皿 「淵呉須6寸皿」のご紹介です。
毎日のお皿と言いますと、やはりシンプルで飽きのこないものがいいですね。
この6寸皿は口元に一本淡い呉須(青い絵具)線をいれて焼き上げた一枚です。窯の中で焼きこまれた呉須線は、釉薬に溶け込みながらにじみ全体の優しい雰囲気を醸し出しています。信楽の土を使いざっくりとした感触の残る高台(裏側の器の足部)も魅力的です。
大きさは約20センチ、手のひら大で使いやすいサイズです。少し深さがあるので、見た目より盛ることができ、お汁のあるものも入ります。
色合いが優しいので、器の取り合わせも気を使いません。朝食にスクランブルエッグとトースト、ランチに焼飯、夕食に魚の煮付け等など、洋食、和食を問わず、毎日使うのにおススメのお皿です!
乾山写し「雲菊文銚子」の取っ手付けです。画像は紐状に伸ばしているところです。写真では簡単そうに見えますが、綺麗に癖を付けずに土を紐状にするのは難しいです。団扇形向付ようやく完成です。作り直し前と比べて軽量感を出し、細部修正を入れ、改良しました。乾燥させて素焼きします。
先日、お客様が呉須千鳥文蓋向付をセット購入され、桐箱をご要望されましたので、箱屋さんに作ってもらいました。出来上がってきた箱に、箱書きをし判を押し、和紙をかぶせ真田紐で結んで桐箱のセッティングを終えました。お客様の来訪を待ちます。団扇形向付は大方仕上がってきました。明日、最終の仮越しをして様子を見たいと思います。骨折療養中の菜奈子です。獣医さんに絶対、絶対、絶対安静と言われており、囲いから出してあげれません。早く治ってほしいと祈るばかりです。
鉢「灰釉片口鉢」のご案内です。
毎日暑いですね。いかがお過ごしですか?工房は蝉の声がバックミュージックのようになっています(^^)こんな日は、キリッと冷やしたざる蕎麦を頂くのもいいかもしれません。ということで、ざる蕎麦の器を組み合わせてみました。平鉢は灰釉片口鉢です。口元までしっかりと轆轤びきされたお鉢にアクセントで片口を付けました。もちろん、おだしなどを注ぐ用も備えています!
仕上がった鉢に白化粧を片身掛け(半分や2/3部分だけにかけること)にかけ、伏原窯の灰釉をかけ、焼き上げました。全体に釉が熔けて細かい貫入(細かいヒビのこと)が美しく、白化粧の部分に柔らかい白が景色となって表れています。お蕎麦、器ともに涼しく召し上がってください。
そもそも、この平鉢は工房でそば打ち会を開いたときに作ったもので、その時はかも南蛮を盛りました。少し深さがありますので、お汁も入り、使い勝手が良かったです。皆さん喜んで使っておられました。
乾山写し雲菊文銚子に取っ手を付けていきます。紐状に長く伸ばした土を形を整えながら取っ手のように形どり、少し乾かしてから本体に接着します。付けてからも、形を良く調整して一通り銚子の形成が完成です。団扇形向付は団扇の骨を彫り終え、口元を作っていきます。
豆皿「桃形小皿」のご紹介です。
究極の白磁とでも言いましょうか、九州の磁器土で今日本で一番白いと言われている磁器土を使って作った豆皿です。
豆皿は薬味など脇役使いが多いですが、きりっと引き立ててくれる豆皿は意外と少ないです。小物の使い方で食卓を変えていくのも楽しいものです。一つあれば、重宝します!
釉薬は、従来より希少価値が高く最近ではもうなくなってしまった天然イス灰使っております。伏原窯は運よくまだ残してあるので、少しづつですが作品化することができています。
この桃形小皿は、貴重な天然イス灰を使った釉薬をかけて焼きあげることで、白さの中にも少し青味のある優しい色合いを醸し出しています。
手のひらにのる可愛らしいサイズで、裏には小さく高台(こうだい)が付いています。口元はしっかりと作りこまれて、桃の形、葉に仕上がっています。
陶主は乾山写し「雲菊文銚子」の口部分の接着です。口部分は小さな部品ですので乾きが早く、陶主は管理が重要とよく言っています。出来上がった姿と今の轆轤成形の口部分の姿はあまり想像できませんね。団扇形向付は形の修正が落ち着き、骨の割をつけ、彫りに入りました。