陶主日記

整う年

今年は、いろいろなことが整い始めた一年になりそうです。

長く続けてきた借入も、来年四月には

日本政策金融公庫 のローンが終わります。

さらに太陽光のローンも半分ほど終わり、

少しずつですが、身の回りが軽くなっていきます。

若い頃は、工房を作り、窯を守り、

家族を養うことに精一杯でした。

それが今、こうして振り返ると、

長い時間の中で少しずつ整ってきたのだと思います。

今年は金融の整理もしました。

長く持っていた投資信託なども見直し、

資産を静かな形に整えていく年です。

慌てて何かを始めるのではなく、

これからの十年を見据えて、

ゆっくりと準備していこうと思っています。

子供たちには、将来、店を任せたいと思っています。

泉佐野の古民家などで、

器の店ができれば面白いかもしれません。

名前は、ふと

「伏原窯 なるみ屋」

という言葉が浮かびました。

まだ構想の段階ですが、今年から少しずつ意識して準備していこうと思います。

大きなことではありません。

当たり前の器を、当たり前に作り続ける。

その積み重ねの中で、やがて静かな熟みが生まれてくる。

それが、私の感じている

**「なるみ」**という世界です。

普通が一番。

続けていくと、なるみになる。

大阪の窯元として、今日もまた土に向かいます。