窯元日々雑感 徒然草 第三十七段

窯元日々雑感 徒然草 第三十七段

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なるみと読む徒然草 第三十七段

令和八年七月十日(金)快晴

本文

朝夕、隔てなく馴れたる人の、ともある時、我に心おき、ひきつくろへるさまに見ゆるこそ、「今更、かくやは」など言ふ人もありぬべけれど、なほ、げにくくしく、よき人かなとぞ覚ゆる。疎き人の、うちとけたる事など言ひたる、また、よしと思ひつきぬべし。

一字 情

情

一句 通い合う 情を知りて 梅雨あける

今日の一句

なるみのことば

隔てが、礼になる。

礼が、また隔てを溶かす。

その往復の中に、情は棲んでいる。

梅雨があけた。空だけが、明けたのではない。

陶主日記

梅雨明け、本格的な夏の到来である。今日は昼、夜と陶芸クラブの指導が入る。十月の公民祭、市民祭に向けて、生徒たちの作品づくりにも自ずと熱が帯びてくる季節となった。工房は、年末仕事の段取りに入る。夏の盛りの只中にありながら、すでに年の暮れを見据えて動き出す——窯元の時間は、いつも二重に流れている。

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