なるみ庵
久しぶりになりました。
粘葉本和漢朗詠集のお稽古です。
お習字の安達先生に、全体のバランスのお話を伺いました。2行だけ書いてもバランスは見えないように思い、一頁書いてみようと試みましたが、力尽き…
ボチボチ書くことにしました。
納涼より
班婕妤団雪之扇、代岸風兮長
忘。燕昭王招涼之珠、当沙月兮自得。
作者 大江匡衡

平安時代の長保年間、一条天皇の御前で「水と石のある庭園で涼みながら詩を作る」という宴で作られた詩です。
『班婕妤の扇よりも、外の夜風が涼しい。伝説の招涼の珠がなくても、月夜の砂浜を見ているだけで体が涼しくなる』とお庭を讃えた内容です。
・班婕妤(はんしょうよ)
前漢の時代、天子の寵愛を失った彼女が「自分は秋になって捨てられる丸い扇(団扇)のようだ」と嘆き、『怨歌行(えんかこう)』という有名な詩をよみました。
・燕の昭王と「招涼の珠」
中国の戦国時代、伝説によると、燕の昭王のもとに、黒い蛤から生まれた不思議な珠が献上されました。この珠は、夏の暑い日にも懐に入れておくと、体が自然と涼しくなるといわれ、「招涼の珠」と呼ばれました。
この記事の関連キーワード



