2010年 9月 の投稿一覧

金高騰にあおられています

こんにちは。今日は朝からいい日和で、心地いい風が工房の中をすり抜けていきます。午後から十草紋の飯碗の削り仕上げに入ります。人気上昇の飯碗ですが、どうぞこれからもご贔屓お願いいたします。

すたっふMさんから金を購入したいと、電話をもらい、このところの相場を聞くと、うううう、。考え込んでしまいます。グラム4500円プラスアルファー。いつも5gずつ購入するのですが、5年前からだと2000円くらい値上がっています。

昨日紹介しました、乾山5寸土器皿で計算するとゥゥゥゥゥ。金代にびっくりします。

乾山が活躍していたころは元禄期で、まだ寛政の改革までしばらくあり、ふんだんに金を使うことができた時代です。絵変わり土器皿も素朴なかわらけに金という対照的なコントラストの妙が、綺麗さび京都にマッチングしたのでしょう。贅沢極まりない日本的美意識ですね。

平成の土器皿はかなり細かな計算しても、なかなか成り立たないと、工房主は嘆いています。お客さんはよくご存じですよね。何が得か。金相場に利を持って行かれないように、こちらも防衛していかねばと、考えていますが。ない頭を絞っても出てくるものは知れています。

伏原窯工房日記履歴 22年9月第4週(9/19~9/25)

伏原窯ー工房日記22年9月25日、京焼十草飯碗ろくろ成形、乾山写し「菊形向付」絵付け
陶主は京焼「十草飯碗」のろくろびき、私は乾山写し「菊形向付」絵付けをしました。お昼に教室の方が、工房の釉薬を借りに来られ、イチジクの差し入れを頂きました。美味しかったです。ありがとうございます。


伏原窯日記22年9月25日伏原窯日記22年9月25日

伏原窯ー工房日記22年9月24日、陶芸教室の指導、乾山写し「雪松図平鉢」「雪杉図向付」の見本型起こし陶主は貝塚市山手地区公民館の陶芸教室へ指導に行きました。最近、ツイッターを始めました。まだわからずにやっていますが、興味のある方はフォローしてくださいね!私は先日完成しました、乾山写し「雪松図平鉢」「雪杉図向付」の見本型起こしをしました。

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伏原窯日記22年9月24日 伏原窯日記22年9月24日伏原窯日記22年9月24日

伏原窯ー工房日記22年9月23日、十草飯碗ろくろ成形、赤土のテストの整理
陶主は十草飯碗のろくろ成形、私は工芸店様への納品発送のための梱包と土のテストの整理をし、土屋さんへテスト見本を送りました。


伏原窯日記22年9月23日 伏原窯日記22年9月23日

伏原窯ー工房日記22年9月21日、十草飯碗ろくろ成形、乾山写し「雪杉図向付」原型完成
昼から陶芸教室の生徒さんが来られ、作品作りや化粧の指導を受けていました。私は乾山写し「雪杉図向付」の原型を仕上げ、土台と型を接着しました。

伏原窯日記22年9月21日 伏原窯日記22年9月21日 伏原窯日記22年9月21日
伏原窯日記22年9月21日 伏原窯日記22年9月21日

伏原窯ー工房日記22年9月20日、十草飯碗ろくろ成形、乾山写し「雪杉図向付」原型作り
陶主は土練をし、工芸店様の追加注文「十草飯碗」のろくろに入りました。私は、乾山写し「雪杉図向付」原型作りの続きです。

伏原窯日記22年9月20日 伏原窯日記22年9月20日 伏原窯日記22年9月20日

秋風と京焼十草飯碗

お早うございます。かくちで大雨が降っているようです。ここ工房も早朝から久しぶりの雷雨でした。今は小康状態なのでしょうか、雨が上がり雲は西へ動いています。

工房は基本的に祭日も仕事をします。手仕事故どうしても時間がかかるので、いたし方ないと思っています。

最近遅ればせながら「ツイッター」を始めました。HPからご購入されたお客様や工芸店様からお買い求めくださったお客様が、ご自身のHPで紹介してくださったり、またツイッターで情報を発信されたり、色々私どもの作品を紹介くださっています。ならば少しでもタイムリーな情報を工房から発信しようと思いました。以後よろしくお願いいたします。より皆様と緊密な状態を作っていきたいと考えております。

今日の工房は十草紋飯碗を引き続いて轆轤挽きいたします。

これはようびの真木さんがある茶会席で出された古清水の飯碗がイメージの基本になっています。大変感銘され美しく印象深かった思いを形にしてほしいと依頼されてお作りしたものです。見本も何もなく、ただその時の印象をお聞きしているだけで、不思議にもすでに出来上がったお茶碗がそこに現れるくらい二人のイメージは「確信」へ到達しておりました。

このような仕事は珍しく、大体は微妙なところで修正が入るものなのですが、この飯碗はイメージがストレートに形になった好例の一つです。


京焼 十草飯碗

伏原窯工房日記履歴 22年9月第3週(9/12~9/18)

伏原窯ー工房日記22年9月17日、窯詰め、種赤の調合テスト作成
土のテスト作成し、窯詰めをしました。


伏原窯日記22年9月17日 伏原窯日記22年9月17日 伏原窯日記22年9月17日

伏原窯ー工房日記22年9月16日、窯の準備
京焼4寸皿、土器皿つくり足し分の釉薬かけ、釉直しをしました。


伏原窯日記22年9月16日 伏原窯日記22年9月16日 伏原窯日記22年9月16日

伏原窯ー工房日記22年9月15日、「雪杉図向付」原型作り、生徒作品の手直し
今日の仕事ー陶主は生徒さんの作品を手直ししました。私は「雪杉図向付」原型作りの続きです。先に土台を作っておきます。


伏原窯日記22年9月15日 伏原窯日記22年9月15日 伏原窯日記22年9月15日

伏原窯ー工房日記22年9月14日、「雪杉図向付」原型作り、火曜教室
今日は火曜教室の日でした。私は、「雪杉図向付」原型作りに入りました。


伏原窯日記22年9月14日

伏原窯ー工房日記22年9月13日、「雪松図平鉢」原型作り完成、工房片づけ
今日は朝から陶芸教室の生徒さんが作品を見てもらいに来られました。仕事は長くかかっていた「雪松図平鉢」の原型が仕上がりました。その後、工房の片づけと掃除をしました。

伏原窯日記22年9月13日 伏原窯日記22年9月13日
伏原窯日記22年9月13日 伏原窯日記22年9月13日 伏原窯日記22年9月13日

オーダーメイド「玄緒香合」を納めおいて

季節が変わっても相変わらず残暑が続いています。どんよりした停滞感のご時世もまた相変わらずです。民主党のお二人のお話を聞けば聞くほど、日本の未来に大きな不安を感じてしまいます。この国の政治構造が問題なのでしょうか?世界の潮流、うねりについていけない様に思います。生みの苦しみといえば聞こえはいいが、政権交代の選択は、結果大きな付けを回されているようにも思えてきます。自民党にしても、民主党にしても内向きな政治に明け暮れし、国民の意思と乖離した存在になっています。政治が国民と分離すると、危険な要素がいろいろと出てきます。

そのような事は国政だけではないでしょうね。いたるところで構造破壊、社会不安を見聞きいたします。「未来が見えない閉塞感がいつまで続くか」、そのようなことが言われてどれくらいの月日がたったのでしょう。バブル崩壊から20年。とうとう行き付くところまで来たように思います。末期自民党政権からなんら変わらず続いている閉塞社会を、結局政治は社会を好転させることなく、日本沈没に向かわせるのか!日本民族が持つあの永遠の悲劇の繰り返しとなるのか。

ま、そのような事のないようしっかりみんなで見ていきたいと思っています。このところブログを上げるにも時間と気力を失いかけていましたが、55歳の誕生日を迎えて、一言二言想いを書いてみたいと思いました。9日から娘が孫を連れてきていたので、賑やかな生活を楽しんでいました。孫は来てよし、帰ってよし。爺婆も慣れない疲れで、正直帰ってくれるとほっとしています。孫も一歳になったので記念に陶板を作り、そこで手と足の型をとりました。焼き上げると実物の寸法より一割ほど小さくなるのですが、どこか風景が化石のようで、時間がたつと面白い記念になるでしょう。

工房はオーダーを頂いた「玄緒香合」が品よく仕上がり、無事オーダー主に送ることができました。先ほどお礼のお電話を頂き、大変喜んでいるとお伝えていただきました。じっくり手間をかけ、お客様がイメージされる作品を一つ一つ作り出していくのは、我々以上にお客様にとっても嬉しいことでしょう。その幸せを共有できることは作り人にとって大変うれしいことです。今回もまたいい思い出ができました。


玄著香合

伏原窯工房日記履歴 22年9月第2週(9/6~9/11)

伏原窯ー工房日記22年9月11日、「雪松図平鉢」原型作りの続き、手形陶板作成
陶主のお孫さんの1歳の記念に手形陶板を作成しました。私は、「雪松図平鉢」原型作りの続きです。


伏原窯日記22年9月11日 伏原窯日記22年9月11日 伏原窯日記22年9月11日

伏原窯ー工房日記22年9月10日、陶芸教室の指導、「雪松図平鉢」原型作りの続き
陶主は貝塚市山手地区公民館の陶芸教室の指導に行きました。陶主が混ぜているものは白化粧土です。中身は天草陶石、朝鮮カオリンなどを混合して作ります。私は「雪松図平鉢」原型作りの続きです。


伏原窯日記22年9月10日 伏原窯日記22年9月10日伏原窯日記22年9月10日

伏原窯ー工房日記22年9月9日、玄猪香合お嫁入りです
昨日桐箱が届いたので、箱の用意をしました。玄猪香合をウコン布で包み、箱書き、印を押します。桐箱の上に和紙をのせ真田ひもで結びます。

伏原窯日記22年9月9日 伏原窯日記22年9月9日
伏原窯日記22年9月9日 伏原窯日記22年9月9日

伏原窯ー工房日記22年9月8日、京焼4寸皿削り仕上げ、「雪松図平鉢」原型制作
陶主は京焼4寸皿の削り仕事、私は「雪松図平鉢」の原型作り続きです。今日は桐箱職人のIさんが玄著香合の箱を持ってきてくれました。Iさんは京都で長く修業された方で、とても美しいラインの箱をいつも作ってくださいます。


伏原窯日記22年9月8日 伏原窯日記22年9月8日伏原窯日記22年9月8日

伏原窯ー工房日記22年9月7日、京焼4寸皿削り仕上げ、「雪松図平鉢」原型制作
今日は乾山作品制作のための赤土が届きました。いい感触の土で期待が持てそうです。仕事は昨日の続きで、陶主は京焼4寸皿の削り、私は「雪松図平鉢」の原型作りです。

伏原窯日記22年9月7日 伏原窯日記22年9月7日 伏原窯日記22年9月7日
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伏原窯ー工房日記22年9月6日、京焼4寸皿削り仕上げ、仁清写し「玄猪香合」完成
仁清写し玄猪香合が完成しました!
今日の仕事ー陶主は京焼4寸皿削りの続き、私は雪松図原型作りです。形がなかなか決められず難航しています。


伏原窯日記22年9月6日 伏原窯日記22年9月6日

伏原窯工房日記履歴 22年9月第1週(8/30~9/4)

伏原窯ー工房日記22年9月4日、京焼4寸皿削り仕上げ、仁清写し「玄猪香合」絵付け
陶主は先日からろくろびきしていました京焼4寸皿の削り仕上げです。私は自宅にて、オーダー制作の仁清写し「玄猪香合」絵付けをしました。

伏原窯日記22年9月4日 伏原窯日記22年9月4日
伏原窯日記22年9月4日 伏原窯日記22年9月4日

伏原窯ー工房日記22年9月3日、乾山写し「色絵雪松図平鉢」原型
陶主は公民館陶芸クラブの指導に行きました。私は乾山写し「色絵雪松図平鉢」の原型作りの続きです。型と土台を接着しました。仮おこしをして形をみました。松の切り込みの部分の形が違うので修正します。


伏原窯日記22年9月3日 伏原窯日記22年9月3日

伏原窯ー工房日記22年9月2日、京焼4寸皿ろくろびき、乾山写し「色絵雪松図平鉢」原型
今日も昨日に引き続いての仕事です。陶主は京焼4寸皿のろくろ成形。私は「雪松図平鉢」の原型作りです。土台と雪松の形が大体出たので陶主に手直しをしてもらいました。いつものことですが、陶主の手が入ると土が変わります。まるで魔法のようです。土台に付ける前に雪松の松の部分の彫りを入れていきます。

伏原窯日記22年9月2日 伏原窯日記22年9月2日
伏原窯日記22年9月2日 伏原窯日記22年9月2日

伏原窯ー工房日記22年8月31日、京焼4寸皿ろくろびき、乾山写し「色絵雪松図平鉢」原型
今日の仕事ー陶主は京焼4寸皿のろくろ成形、私は「色絵雪松図平鉢」原型づくりの続きです。型の高さを上げて口もと仕上げていきます。

伏原窯日記22年8月31日 伏原窯日記22年8月31日 伏原窯日記22年8月31日

伏原窯ー工房日記22年8月30日、京焼4寸皿ろくろびき、乾山写し「色絵雪松図平鉢」「雪杉図向付」原型
今日の仕事ー陶主は京焼の土で4寸皿の制作に入りました。私は原型づくりの続きです。「色絵雪松図平鉢」の方は少し乾いてきたので板から外して様子を見ました。もう少しラインを決めてから松の細部の描写に入りたいと思います。

伏原窯日記22年8月30日 伏原窯日記22年8月30日 伏原窯日記22年8月30日