めし碗雑記5

めし碗雑記5

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陶土に出会う、

その人の縁として、土に出会う。

 

陶土には色々な性質が備わっているがその素材を活かす事に専念することにする。

陶土はまた、自らのイメージを持っている。

そのイメージを活かす工夫が、陶土たらしめる。

 

昔の陶工は、或は土を求めて住居を移動させたものである。

近頃はそのような事はしないが、陶工が土を手にする出会いの本質は変わらない。

 

今回私は6種類の陶土を用意しました。精製された土、山から掘り出したような顔をした土、調合された土など。

 

イメージは自然の風景が匂う器、野生感のある土味が器に形作られているというコンセプト。

若い人達の日常に入っていける器という事で焼いてみたいと考えています。

 

土の質によってデザインも変わる。窯は灯油窯、還元焼成。

大変小さな窯なのでひとつの窯の中で場所によって炎の届き方が変わり、その違いも個性として取り入れられるような、土味の効いた器を目指していきたいと思っています。

 

 

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2017.5.16

 

 

 

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