春分の、一日

春分の、一日

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陶主日記
春分、静かな一日
令和8年3月20日(金曜日)晴
彼岸の中日。
午前7時50分、目覚め。

KODAK Digital Still Camera

春分の日らしい、穏やかな朝である。
工房へ向かうと、空は澄み、春の光がやわらかく広がっていた。
遠くにはりんくうゲートタワーが春霞の中に立ち、暖かな彼岸の一日が始まる。
工房で朝の食事。
昨日買ったライ麦のハードパンにバター。
ほうれん草と玉子、トマト。
糠漬けの胡瓜となす、人参。
そして人参のスープ。
ストーブのぬくもりの中で器を囲む。
工房の静かな朝の時間である。
食後には、りんごとヨーグルト。
こうして今日の一日が整っていく。
午後一時、正法寺にて春季彼岸会。
本堂に灯がともり、読経の声が静かに堂内に響く。
彼岸の中日、先祖に手を合わせる。
寺から工房へ戻り、森本さんと昼食。
カレーに小鉢、糠漬け。
春の午後、工房の食卓である。
午後は轆轤仕事。
名古屋のお料理屋さん 青藍丸万 から相談をいただいている
「呉須波紋飯碗」 の見本作りを始める。
轆轤の上で土が静かに立ち上がり、
まず一碗、形の見本を挽く。
春分の日。
昼と夜の長さが等しくなる日。
言い得て妙。
春、時を分ける。

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