十草紋大汲みだし、十草紋飯碗の窯詰め

十草紋大汲みだし、十草紋飯碗の窯詰め

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こんばんは。初夏の清々しい御天気も明日限りの様です。日曜日から本格的に梅雨入りの模様です。家周りの草刈や戸湯掃除をしておかなくてはと思っています。蜜蜂の箱も雨対策をしておかなくてはなりません。南風にあおられて、雨が箱に入らないようにトタンで壁を作って置きました。蜂たちは今日もかいがいしく朝から蜜を集めに飛び立っていきます。梅雨なると活動がしにくくなりますね。どの様な状態になるのか観察したいと思います。

今夜はこの付近に蛍狩りをしに来る人たちで賑わっています。まだ早いと思うのですが、子供つれでタモまで持って来ています。昔、石川県の山中温泉よりまだ山に入ったところに住んで居たときのことです。この季節になると川の付近で無数の蛍が飛び交い始めるのです。周囲は鼻をつままれても分からないくらい真っ暗で、ただ川の音が聞こえるばかりの道を行くと、あるところに来るとなんとこの世とは思えないくらいの蛍の群れが、突然現れてきました。初めての光景で、家内と二人で言葉を失ってしまいました。

この季節、蛍に笹百合。定番ですね。山暮らしをしていて何とも嬉しいのが、この笹百合を探すことです。年々数が減って、私が大事にしている秘密の花園もめっきり少なくなってきました。今年人に頼まれたので、少し早めに山に入ってみたのですが、何とか数本確保できたくらいです。この百合を家内にあげると、とてもいい顔をされるので、こちらも嬉しくなってひとつ、またひとつと探しに行きたくなります。家中が何十本と百合だらけになって、何とも高貴な香りに包まれてしまいます。梅雨の湿った空気と官能的な百合の香りが、この季節の醍醐味になっています。

工房は十草紋大汲みだし、十草紋飯碗、乾山陶器見本の窯詰めです。すたっふMさんが昨日の釉掛けの手直しをしてくれたので、難なく窯詰めは終了。午後6時半、点火。明日朝まであぶり焼きをしていきます。

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