これからも乾山やっていきます

これからも乾山やっていきます

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こんばんは。啓蟄も過ぎいよいよ春めいて来たと思いきや、ここ何日かは寒さがぶり返して参りました。年度末、どこも皆さんかなり厳しいようで、昨年の決算もまた数字が伸びなかったようです。この業界もご多分にもれず、どん底を這っているようです。各地の窯業地はどこも壊滅状態だと聞きます。みんな、生きているかぁ、がんばってるかぁ!連絡待ってるでぇ。

昨年は淘汰の時代なんて言っていましたが、すっかり時は変わってしまい、残っている陶家もまばらな状態になっています。自分がひき籠っているせいか、皆さんと連絡を取らない事が禍っているのでしょうが、全くと言っていいほど個展等の連絡は入って来ません。心配になって、少しは百貨店などにも顔を出そうと思いますが、億劫さが先に立ち、目の前の仕事にかまけている状態です。

今日の工房は「色絵青もみじ紋向付」の薬掛けをしました。明日窯に入る予定なので、窯の棚板を掃除し、窯詰め準備は完了しておきました。

乾山陶器を進めているのです。釉薬のマチエール、我々は釉調と云いますが、今の窯は釉薬の表面をきれいに溶かすように出来ています。どうしても表面のてかり具合が気になるようで、何とかこの窯を使いながら、沈んだ釉調を実現したいと思っています。

明日テストピースをいくつか作ろうと考えています。それを窯の根、一番温度が低いところ、と中間部分、それから天井、一番温度が上がるところ、にそれぞれ置いてみようと思います。釉薬のテストは5種類くらいになるでしょうか。微妙なところを攻めていくので、机上の計算通りには事が運ばないかも知れません。しかし結果はわれわれの宝ものなので、こつこつ進める以外に手はないと思います。

どのような世の中でも、丹念に手を抜かず、いいものを目指す以外われわれの生きる道は有りません。食器を通し、一つでも繋がる心を探していきたいと思っています。

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