古清水慢幕深向付写しのテスト

古清水慢幕深向付写しのテスト

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こんばんは。東の山から今日は満月でしょうか、大きなお月さまが昇って来ました。工房を出る時、タイミングよく「ほっほ、ほっほー」とふくろうが鳴きました。春だなあ、と思わず安ど感がやって来ました。寒さから解放されるほどうれしい事はありません。春眠暁を覚えず。とろとろと惰眠を貪りたいですが、そういうことも言っておれませんね。

今日は昨日焼きあげた耐火煉瓦の窯出しでした。午後からすたっふMさんが来てくれました。思った様な結果が出たので、まずまずの成果だと思います。昨年末から続いています「乾山」陶器の結果がでて、土味がやはり窯を変えることでかなりいい感じで出てきました。この土味なら色々なテーマで乾山を作ることが出来ると確信出来ました。また、古清水慢幕深向こうの写しテストも、鉄絵や呉須の色会いが一回目としては結果が出せたと思います。早速工芸店ようびに電話を入れました。今日の窯の結果を検証して次の作品へとイメージを作ろうということです。今回の窯の結果から乾山のオランダ写しが私どもでもできそうな感じになって来ました。

以前にも書いてみましたが、窯が変われば同じ土でも、また同じ釉薬でも全く変わって来ます。特に昔の写しをベースにする仕事はどうしても今風の窯では風合いが異なって来ます。そこで土をあの手この手と色々調合してみるのですが、やはりなかなかうまくいきません。どこが違うのかと云えば、それがそう簡単に説明が出来ないところなのです。見比べればなるほどとうなずけるのでしょうが、単独で出されたらよっぽど精通していないと分からないようなものです。そこまで拘らなくてもという思いも正直働くのですが、どうもその辺が不器用に出来ているのでしょうか、私は拘り続けてしまうのです。よく作品作りより実験工房風になっていると笑われています。

今回は一応の結果は出せたのでしょうが、これからまだまだ材料を変え実験は続いていきます。その過程から思わぬ面白い作品が出てくることを私はいつも待ち受けているのですが。色々と繋がっていくと今まで出来なかった事や分からなかった事がするすると謎が解けていくのが面白いのです。新しい地平に立つことが私にとって最高の喜びなのでしょう。

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