陶房雑感

陶房雑感

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こんばんは。今日から寒さも平年並みになって来ました。ここ何日間暖かかったせいで、今日の工房は冷えが堪えます。新しいリズムでの生活が始まりました。朝、実家に顔を出し両親のご機嫌伺いして、二人朝食を済ませるのを見てから工房に戻って来ます。私もどこか安心するので、父も同じ思いなのでしょう、今日は朝食が進みました。11時に工房に帰ってこられるので、午前中は準備に回し、午後からしっかりと仕事に入れます。当分このペースでどの位出来るか試してみます。

今日は年末に出来なかった庭木の枝はらいをしました。仕事にかかる前は何か身体を動かすようにしています。溝掃除であったり、枝打ちであったり、また焚き木をして落ち葉の掃除であったり。要はどこかスッキリとなれば気分が高揚して、テンションが上がってくるのです。こういう仕事ならここは事欠かないので、長靴をはき一輪車を押し掃除をすることは、自分にとって精神衛生に最もいいのです。

水仙 お正月実家にいると身体が鈍るので、かなり距離を歩きました。しかしどうもいつのも様な高揚感がなく、心は晴れなかった。ただ身体がくたびれたという思いでした。やはり自然はすごいですねえ。工房の周辺を一時間も歩けば、心地よい疲労感と気持ちの開放感を得ることが出来ます。一日の仕事のイメージもすっかり出来上がり、どことなく確信に満ちた世界を味わうことが出来ます。自分にとって改めて環境の良さを思いました。

この様に環境が少し変わるだけ色々な事が発見されてきます。工房の自然が自分の身体とひとつになっていることを思います。庭にたくさんの水仙が咲いていました。隣に山茶花も咲き誇っています。侘び介が小さく白い花を付けています。春に備えてサクラソウの上に藁を敷きました。

心が喜んでいます。自然とひとつになった心があります。何処に境界が有るというのでしょうか。楽しい自由を感じるひと時です。

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