観一等

観一等

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こんばんは。今日朝の光が変わったことに気付きました。窓に射す朝日でいつも目覚めるのですが、季節が動いたことを実感いたしました。大寒とは言うものの、寒中の春を感じさせてくれる朝でした。人は春を思うだけでも心がうきうきし出すものです。この様に春を待ち遠しく思う時が一番楽しいいのかも知れませんね。これから自然の色んな場面で微かな春を見つけていく楽しみが出来ました。

工房は午後から火曜教室でした。お一人お孫さんがインフルエンザに罹ったという事でお休みされましたが、良いお日和だったので静かに集中して作品を作ることが出来ました。この工房の最大の特徴は「静けさ」にあります。午後からは鳥の鳴き声もなく、ストーブの微かな炎の音だけが聞こえるくらいです。ある読者の方が私たちのブログに「静けさ」がある、と云われていましたが、きっとこの環境から醸しだされているのでしょう。それは作品にも通じることで、環境が大きく影響していることでしょう。

この村の一番奥に木工をされている方が居られます。私が紹介してここに移ってこられたのですが、彼が云うには「伏原窯の作品は、この自然のどこかの場面が写されている。」といいます。面白い表現だなあと思いました。大阪湾が近くにあるせいか夕焼けが素晴らしく美しい時があります。空の色が微妙に変化していく様子は何とも言えない気持ちになります。この微妙な色合いを感じる感性をここは養ってくれます。

人は外の世界と内の世界が実は繋がっているのです。夕焼けを深く感じることが出来るのは、内にその感受性があるからです。同じ色を見たとしても千人が千人同じようには見えていません。一輪の花を見たとしても人によってみんな違っています。自然、宇宙は一人一人に開かれているのです。そんな事を思うだけでも大変面白い事だと思います。人一人がみんな宇宙を持っていることになります。そこには「希望」という言葉が浮かんでくるのですが。皆様は如何でしょうか。

内を観ることは実は外の世界を創造することで有り、外の世界は実は自分自身だと気づくでしょう。私は陶芸と全く所縁のないこの辺鄙なところで作陶活動をすることでこの世界観を実証しようとしたかったのでしょう。未だ道半ば、一つづつ作陶の世界を歩んで参ります。

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