乾山展に行ってきました。

乾山展に行ってきました。

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京都文化博物館の「乾山の芸術と光琳」展を観て来ました。

緒方乾山が京都 仁和寺の奥、鳴滝泉谷に窯を築いたのは、元禄10年(1699)のことです。昭和初期にその窯跡が発見されて以来、正式な発掘調査はされることはなく全容は長く謎のままでした。
平成12年(2000)に発掘調査団が結成され、5年間に及ぶ科学的調査がされ、結果予想をはるかに上回る種類の遺物が採取されたそうです。

今回の展示はその成果を踏まえ、新しく浮かび上がってきた「乾山焼」を提示する事が目的だそうです。

私は今回のこの展示会で色々な疑問が少しつですが分かってきました。展示会場にかなりの数の陶片が置かれてありました。また、乾山が使用したとされる窯が再現され、また焼成のビデオも流されていました。大変興味深いものでした。

乾山陶器のナイーブなマチュールやディティールがどの様にして出てくるのかが垣間見れたように思いました。
最高の文化ネットワークを持ち、陶画一等の世界に果敢に挑戦していった芸術エネルギーを、こんなにも香雅で日本の美を余すところなく表現出来た陶芸は奇跡のようにも思えるのでした。
驚くほどに小さい窯(錦窯)で丹念に焼上げたのでしょう。それは焼物という物ではなく、土の造形を借りてそこに絵画を転写した立体絵画の様にも思えるのでした。

kenzanten2.jpg用から離れても書、絵画を重んじそれを楽しんで受け入れていく土壌があったればこそだと痛感しました。

 

日本古来の伝統文化に新しい花が咲いた瞬間を見たようにも思えました。

三条川端から西に、久し振りに歩いてきました。さすが京都です、多くの着物をめした女性を目にしました。少し花冷えの一日でした。

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