源の力

五月に入って山の緑がまぶしいくらい鮮やかになって来ました。陽気と伴に何か慌しく周辺が変わろうとしてきました。

仕事も6月に向けて大変忙しくなってきました。このHPで父の日特集を打ってみようなんて考えています。なんせ、色んな事が初めてなもんで、ばたばたとしてまとまりのつかない状態ですが、一つひとつやって行くばかりでしょうか。

ここ3年個展をしないで卸に精を出してきましたが、ぼちぼち周りから展示会の催促がきて、うーんと、うなっています。

正直自分の中からも表現のエネルギーを大いに感じているので、よーし、やるぞお!とは思っているのですが、後もうひとつ何かが足っていないなあとも感じています。

今日も整骨院の先生に診てもらいました。体調はだいぶん回復して来たのですが、完全復活までにはまだ4合目、5合目かな?ということらしいです。

そうとう身体を酷使してきたのですねえ、自分では気づかないのですが。

でも、エネルギーの源のところまでやっと治療が出来るようになったということらしいので、徐々に源からの本来の力が出てくる様になると思っています。

まだ、気と心と体がひとつになっていない様に感じています。それが今の自分の周りの状態に反映されています。

ひとつに纏まる力が今後の大きなステップになっていくことも、今大いに感じています。後、もう少しだと思っていますので、宜しくお願いいたします。

2008年4月の焼き上げ作品

京焼桜紋くみ出し

一昨年の8月に新作としてお出ししたものです。4寸皿に続き、お湯呑、くみ出しと続くシリーズものです。はんなりと焼きあがった上品なくみ出し。大変手間の入った極上の一品です。全ての縁描きに金盛りを施した大変贅沢なくみ出しになりました。青い桜が古清水の配色の特徴です。

京焼桜汲み出し京焼桜汲み出しスタイル1

京焼 色絵毬紋5寸皿色絵毬紋5寸皿

ひな祭りの取り皿です。丁寧に書きこまれた毬紋に色々な小紋がちりばめています。

梅田に有ります工芸店ようびさんからの注文で作っております。少しずつしか作れませんが徐々に人気がでて参りました。

小紋は伏原窯の得意とする技法のひとつです。これからも最新の作品をお見せいたします。

画期の4月

4月23日(木)昨日から用意した木積の宮下さんの筍をお土産に久ぶりに曽根崎にある工芸店ようびに行きました。

三時近くに着きましたが、いつも止める駐車場が改装か、ひょっとすればつぶれたのか?昨年末にプリペードカード一万円を買ってしまったので、え!という思いです。悔しいです。
先客さんが居られましたが、懐石料理店の今村さんでした。お会いするのは初めてですが、筍の件で宮下さんのルートをお世話させてもらいましたので、いきなり親しく真木さんから紹介されました。

本年の筍はこの20日からの一週間が最盛期で今が最高のものだそうです。なかなかこのタイミングで持って来れないのですが、本年は一番いい物を持って来れました。
真木さんも今村さんも大変お喜び下さいました。今度今村さんのお店に連れて行って下さるそうで、楽しみが増えました。

大阪はおいしい物がおおくて食に関してはやはり日本一と感じています。口の肥えた方々が多く、お金を出したら出したなりに、また安くても味は落ちないお店でないとやっていけない土地柄ですね。
小さい頃から父によく難波に連れていってもらって、ここはおいしいのどこのお店は安いのとうまいもん巡りを楽しんだものです。
大阪で独立した限りはうまいもん食べさすお店に食器をつこてもらいたいと思ったもんです。

ようびさんはそんな食器一筋に生きてきたお店で大阪ならではの文化だと思います。

仕事の話になりますが乾山陶器の方向に行こうというお話になってきました。古清水の写しや仁清ものを3年やってきました。がいよいよ乾山陶器に入っていこうとなり、土のテストからやって行こうと思います。
乾山展を観てこの3年積み重ねてきた物がいい勉強になっていることを実感しています。
新たに挑戦する意欲がふつふつと出て参りました。陶芸は一朝一夕に思ったようにはなかなか行かないものですが、こつこつ積み上げていくと色んな出会いや発見があって楽しいもんです。まあ、これが私の人生でしょうか。

面白いので伏原窯奮闘記乾山写しなるものでも連載いたしましょう。

乾山展に行ってきました。

京都文化博物館の「乾山の芸術と光琳」展を観て来ました。

緒方乾山が京都 仁和寺の奥、鳴滝泉谷に窯を築いたのは、元禄10年(1699)のことです。昭和初期にその窯跡が発見されて以来、正式な発掘調査はされることはなく全容は長く謎のままでした。
平成12年(2000)に発掘調査団が結成され、5年間に及ぶ科学的調査がされ、結果予想をはるかに上回る種類の遺物が採取されたそうです。

今回の展示はその成果を踏まえ、新しく浮かび上がってきた「乾山焼」を提示する事が目的だそうです。

私は今回のこの展示会で色々な疑問が少しつですが分かってきました。展示会場にかなりの数の陶片が置かれてありました。また、乾山が使用したとされる窯が再現され、また焼成のビデオも流されていました。大変興味深いものでした。

乾山陶器のナイーブなマチュールやディティールがどの様にして出てくるのかが垣間見れたように思いました。
最高の文化ネットワークを持ち、陶画一等の世界に果敢に挑戦していった芸術エネルギーを、こんなにも香雅で日本の美を余すところなく表現出来た陶芸は奇跡のようにも思えるのでした。
驚くほどに小さい窯(錦窯)で丹念に焼上げたのでしょう。それは焼物という物ではなく、土の造形を借りてそこに絵画を転写した立体絵画の様にも思えるのでした。

kenzanten2.jpg用から離れても書、絵画を重んじそれを楽しんで受け入れていく土壌があったればこそだと痛感しました。

 

日本古来の伝統文化に新しい花が咲いた瞬間を見たようにも思えました。

三条川端から西に、久し振りに歩いてきました。さすが京都です、多くの着物をめした女性を目にしました。少し花冷えの一日でした。

桜のこころ

山桜が色とりどりの姿で咲き誇っています。これから1週間はみごろですねえ。店長日記を読まれた方は、どうぞ御越し下さい。

年々この付近の桜は美しさを増しています。渓谷に咲く桜は、こんなに種類があるのかと驚きます。山桜はソメイヨシノと違って葉と伴に花も咲かせますが、葉の色が大変豊富で濃い海老茶もあれば、うすき色もあり、また花の形も個性的一つとして同じ形はありません。またソメイヨシノは咲いたかと思えば散り際が早く、それに比べこの山桜はまだ長く咲いていてくれます。

 

私も桜が本当に好きになったのも、だいぶん歳を重ね鑑賞できるようになってからです。
花冷えと云いますが春の嵐がやって来ると、こんなにも待ち遠しくやっと咲いたぞという喜びも束の間、この一塵の風と共にすっかり散ってしまうのですから。
あまりにも儚く、時の移ろいにこころが追い付かぬまま、桜は散ってしまいます。

遠い昔この様なお話を聴かせて頂いたことがあります。「諸法実相の舞い」と題された法話ですが、少し紹介いたしましょう。

 昔、中国の楚の国の山奥に一人、庵を結んで住む僧がいました。朝昼夜と一切経を紐解く毎日でした。或夜、「法華経」を読誦していると、人のいない山中に人の気配がします。表に出てみたが誰もいません。そのことが二夜続いた。三日目の夜、僧の前に美しい女人が現れました。彼女はじぶんが草木の精であることを仄めかし、経を聞いた礼を述べて、僧の前で次の詩(うた)を謡い、舞った。

「それ、非情の草木と雖も、真は無相真如の体なり。一塵法界の心地の上に、雨露霜雪を見ずとも一念一枝の花を献げ、御法(みのり)の色を現わす時、一華開ける春の朝(あした)より、日輪月輪の時を超え、終わりなき色に染める心まで、諸法実相の隔てなし。」

なんとも美しい光景でしょうか。春の夜のかがり火に舞う能のようで、幽玄な世界に誘われます。

春、桜を観るとこの情景が脳裏に現れ、時の移ろいの中でしか見せない「諸法実相」の真の姿が感じられます。

静寂のひと時

金曜日から、3日間おやすみを頂き京都に出かけて参りました。鞍馬寺からまだ北へ4キロ程行き、百井分かれで山道に入っていきます。また、このルートともうひとつに八瀬大原から回るルートとがあります。
4日、川端通りの桜は五分咲きでした。北に行くほどに蕾は固く、山のこぶしももう一歩という感じでした。

琵琶湖に流れる安曇川の上流に、かれこれ二〇年は行く様になりました。静寂を求め、自然の霊気に心身を包み、瞑想をしてきます。こころを開放してきます。
今年は、話によれば三月の上旬は雪で通行が大変だったそうですが、今年は中旬過ぎから、あっという間に雨や春一番で雪が瞬く間に無くなったそうです。

世間から断絶された初春の山間で、静かな時間を持つことが出来ました。

ここは京都北山修道院という万教を超えた「心のふるさと」、誰もが帰って来れる憩いの宿として存在しています。

川のせせらぎを聞き、自分を見つめることにたっぷりと時間を費やして参りました

春の始まり

H20・3・29箸置き焼上げ1箸置きの素焼が焼あがりました。釉掛けをし丁寧に仕上げをし、今晩本焼きをします。
小さい電気窯で焼くので、明日の昼までには焼き上がるでしょう。
工房を3時過ぎまで留守にしていました。ようびから留守電が入っていました。
早速、折り返しの電話をしました。「もしもし、」、、、。筍の注文です。ここの木積の筍は京都を上回るおいしさが定評です。この何年間はようびさんに、その日の朝掘りをもって行きました。真木さん、絶賛です。

ああ、何か今日は一気に桜も咲き出して、春、春、春。春ですねえ。今夜はセリーグも開幕です。
もちろん、タイガースファンとしては今年の優勝を願っていますが、、、、!やっとこの季節が始まったという思いもひとしおです。そして今年もどんな夏がやってくるのだろうか、という想いになってきました>
仕事に夢中になって、今まで以上の作品に挑戦しょう、という気持ちになるのも、今日が春の始まりだからでしょうか。29日夜窯出し、良好に焼けていました。
明日から小紋の絵付けに入ります。

2008年3月の焼上げ作品

京焼 色絵桜文4寸皿

一つ目は一昨年から続いています、「桜紋青盛4寸皿」です。

金で全て骨描きをして、桜を青を金で幻想的に表現しています。大変贅沢な取り皿ですが、厭味なところが無く、上品で優雅な作品が人気を呼んでおります。古清水にもあまり桜の題材はないのですが、ようびの真木さんが持っていたものから引用いたしました。
どうぞ、是非手に取って見てください。
「かるみ」の効いた驚きの4寸皿です。

京焼 ぼんぼりこちらは「赤絵ぼんぼり型猪口」です。

こちらも昨年からお題を頂き、昨年は轆轤の型打ちという技法で作らせて頂きましたが、もっとラフな感じでとう云う事を言われましたので、今年は轆轤で引き揚げた物を一つひとつ六角を手ひねりで作ってみました。

ころころと可愛い猪口に仕上がったので満足して頂けるとおもいます。どんな、料理が盛られるのでしょうか?楽しみです。

結び箸置き 難航中

箸置きが難航しています。時間の中で何もかも押し揉めて、段取りを一つでも省こうなんて、どうですか?

案の定、窯からの答えはばたついた気持ちだけの作品となりました。私たちは何を一番大事にしているのかが問われました。

手間、暇を掛け丁寧に仕上げていく中に、他と違った密度の濃い作品が自然と作られていくことの原点に還ることを、もう一度考えさせられました。昨年の暮れに焼き上げた小紋の箸置きです。今回はもう少し高くし小さくしました。


結び紋箸置き制作工程1結び型小紋箸置き

こんな時に。。。

25日締めに間に合そうと結び型の小紋箸置きを急いで作っています。こんな時に限って、いろいろな事件に出会います。一日夜なべで作った品物をストーブで乾かしていたら、なんと弟子が不注意も程がある足もとも見ずに蹴って全て粉々に潰してしまいました。あああ、、、、。

必死にモチベーションを維持するのが精一杯でした。が11時まで掛かって何とか作り足しました。

色んなことが有ります。また、色んな体験の中から作品が生まれて来ます。

もう、今日は終わりにします。また、ガンバリましょう。