2008年6月の焼き上げ作品

初夏の色と言えば、なんと言っても青でしょう。古来日本でいう青は今でいう緑になりますが、ここでも青もみじといい、緑を使っています。

京都八瀬の比叡山登り口近辺はこんもりと高野川を覆うようにもみじの木々が生い茂っています。

7月、蝉しぐれの中、鮎の釣り人がもみじの木漏れ日にすっかり青く染まる風景を思いおこしました。

色絵青もみじ紋鉢

色絵青もみじ紋鉢1

ようびさんの6月の予約販売の作品です。二年程前からの作品ですので、この季節定番になってきました。

ごま豆腐が入って大変おいしそうに盛って頂いたそうです。

京焼き杜若四方

京焼き杜若四方小皿1

六月の季節に合う四方小皿、杜若紋が焼き上がりました。大胆に杜若を描き込んでみました。四寸に満たない小皿に空間を大きくとり梅雨の空を写しとりました。燕が飛んでいるのが見えるでしょうか?

二〇枚焼きあげる事が出来ました。昨年から多くの杜若を題材に作品にしてきました。シリーズ四方皿にも一点付け加えることが出来ました。

京焼き芙蓉四方小皿2

京焼き扶養紋四方皿

季節は進みます。
瓢箪とかぶるかも知れませんが芙蓉を描いてみました。
まだ夏の日差しの残る中、どこからかふっと吹く風に秋を感じた時芙蓉がふわふわと揺れている情景に季節が変わったことを感じ、夏が過去に変わった寂しさを覚えたことがありました。

瓢箪、おもだか、から始まった四方小皿の季節シリーズはこれで菊、椿、桜、藤、杜若、芙蓉と八枚が揃って来ました。一二枚まで揃えたいと思っています。さて、何を描きましょうか。アイデアを募集いたします。(笑)

6月の楽しみ

今年は6月に入り早々と梅雨入りになりました。

例年より一週間は早い様に思います。いつもなら梅雨入り前にある真夏日に一度海に出かけることを楽しみにしていたのですが今年は叶いませんでした。

代わりに笹ユリが早く咲き始めた様に思うのですが。この時期の楽しみは朝の散歩にお目当てのポイントに咲き出したユリを見つけることです。今日も昨年から目を付けていた場所で2本の百合を頂いてきました。まだ蕾が5センチ程ですが一週間もすれば咲き出してくるでしょう。

笹ユリが咲きはじめて行く風情は何とも優雅で、一日一日が楽しみの連続です。

立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花、なんて小さい頃から聞き慣れた言葉ですが、日本の女性の美しさを百合が象徴している様に思います。

また間もなくすればホタルも飛び交いだすでしょう。百合の香りをききながら、ホタルを観る。河鹿の鳴く声。6月の山のくらしの楽しみです。


sasayuri.jpg

薬味入れの見本が焼けました。

薬味入れ薬味入れの見本が上がって来ました。小紋を風呂敷包みにした様にデザインしてみました。思った様な出来栄えに満足しています。高さが4センチ程のものですが空間を残し、あまりひつこく無い様に仕上げました。早速、ようびさんに送ってご意見を伺います。
小紋は伏原窯の得意とするひとつですが、この図案はかわらけ盃にも使い、錫の銚子の蓋にも使ったように、気に入っています。今回は薬味入れにも使いましたが、まずまずの出来だと思います。
         
細かい作業ですが小紋の好きな人には気に入ってもらえるように丁寧に書き込んでいます。

また、これとは違って季節の文様も面白いと思っています。いづれデザインいたします。

六月父の日特集にエールコメント

6月に入って今年はすでに近畿地方に梅雨入り宣言がでました。衣替えで半そでの白いセーラー服がまぶしい気節ですが、今日は肌寒く雨が降っています。

HPで「父の日」の特集を打っています。マグやカップ、今までに無かった色使いの作品を出して見ました。祥瑞の大きなマグカップは色々な図柄が豊富に取り揃えて居ります。色祥瑞は珍しいでしょう。呉須の色合いが微妙に違っています。濃いもの、淡いもの、図柄によって変えています。丹念に書き込んでありますが、一つひとつの「線」が一定の力と柔らかさを均一な関係で保ちつつ描き切るのはなかなかのものです。

我々の特徴の一つに、一見あまり目を引くという特殊性は感じられない様にわざわざ仕上げてあります。

東京のある工芸店に、染付の仕事を見せた事がありますが、なんと、そこの店主はこの染付を見て印判ものかと聞いたぐらいですから、驚きました。あまりにも楽々と仕事がされていて取ってつけた様なイビツな線が一つもないから、手描きと思わなかったのでしょう。普段使いの食器にここまでの描き込みをした作品は実はどこにもないのです。

今、皆さんにお見せしているこのカップは、まぎれもない世界でひとつのカップです。大ぶりですが驚きの軽さです。この写真を撮って頂いたカメラマンの方もこの作品の「かろみ」をどのように撮ろうかと大変苦労されていました。

「かろみ」食器にとって一番重要な要素です。そこが出来てはじめて文化といいたいですね。

一度手にしてこの感覚を味わって下さい。ビールが入ればビールの重みを、飲み終えた後はカップの心地いい重みを感じて頂きたいものです。

ウェブ上では感じられにくい世界を言葉で表現してみました。

私たちは器の奥深い世界を普段使いの食器に託しています。

2008年5月の焼き上げ作品

京焼き杜若紋大皿京焼色絵杜若紋大皿

尺一寸の大皿に杜若をデザインしました。宗達の屏風に杜若がありますが、ヒントをもらいました。金の使い方で面白い表現ができました。昨年は七寸の平皿に描きましたが原型はこの大皿です。やはりのびのびとして6月の風を感じることが出来ます。
まずまずの仕上がりで満足しています。

 

京焼き四方藤紋小皿藤の四方絵皿が焼けました。

もう季節が終わってしまいましたが10枚焼き上がりました。小さい房は金で描いています。思ったより手間が掛かってしまいました。
買われる方は大変お得ですね。

これからは杜若、芙蓉と続きます。四方の絵皿がラインナップされて面白くなってきます。お楽しみにしてください。

京焼四方絵皿

一昨年から続いている四方絵皿の新しいデザインが焼き上がりました。季節ごとの組み合わせが楽しみな絵皿です。

椿と瓢箪の間を埋める季節ものということで、藤、杜若、芙蓉をデザインしました。シリーズですので同じ調子のリズムで描いてみました。


四方皿三点見本

出会い銀ラン

銀蘭何か予感が有ったのでしょうか。いつもの様に朝の散歩ですが、その日は何か進路を変えてみようかなという思いがしたのでいつもの反対の道を行くことにしました。

5月半ばヤブデマリ、ヤブ紫陽花など白い花がたくさん咲くようになってきました。樫や椎の花があの独特のにおいをはなって、むせかえります。

この時期はまだ田圃に水は入っていませんが、農家の庭先には苗しろが用意されて田植の準備は着々と進んでいます。

もうこの道を何年歩いているのでしょうか?この時期になぜいままで見つけられなかったのでしょうか?

 

銀ランです。確かに銀ランでした。少し時期は過ぎていますがまだなんとも言えない涼やかな凛とした姿にこころが洗われます。

この出会いで私は一瞬にして何かが変えられたように感じました。

言葉での説明は難しいのですが今までの自分が一気に上昇された様な思いでした。

それは一瞬の出来事ですがパッと心が胸が開いたようで何とも清々しい軽やかな思いがされました。そしてもう後戻りが出来ない新しい世界に入ったような思いがされました。

シンプルisベスト

五月は作品作りに専念することを位置づけています。

いよいよ方向もはっきりしてきました。考えがシンプルになってきたのは、今までのいろいろな出来事一つに纏まってきたせいでしょう。まだまだやることの多さは変わりませんが、手ごたえを感じてきたのは、大変勇気づけられると伴に嬉しいことです。

ミヤコワスレこつこつと少しずつですが積み上げていくことの楽しみはどの仕事も変わりません。自分たちをあまり規定しないように、軽く自由にと思いますが心身のバランスを崩していたりすると、ついついあせって次の一手が遅れて悪循環になってしまいます。

振り返って思うにいつもの事ですが何かが変わろうとする時、そのきっかけはいろいろな要因が重なって、自分ではどうにもならない状態に落ち込んでいくものですが、その時こそが自分は何をしたいのか!が心底から思わされる状態だと思います。そこが、その想いが本当の自分だと思います。願いがはっきりするまで苦しんでしんでいくのでしょうね。
シンプルイズベスト!が信条です。複雑な今の世にこれで生きていくのは至難の技かもしれませんが、生涯を通じてシンプルライフを生きたいと思います。

朝の出会い

ゴールデン・ウイークも終わり、山にいつもの静寂が戻って来ました。朝の散歩も今が最高のいい気持ちになります。

山に目を凝らすと此処かしこに白い花を見つけることができす。今時分から6月初旬まで私の好きなホウの花を山々の場所によっても違いはあるのですが見つけるのが楽しみになっています。

五月の風にゆらゆら揺れるホウの花をみると、「おーい、」と声を掛けたくなります。朝の楽しみの一つです。

金蘭が咲きました。昨年、思いがけずに出合ったものですから、自宅の庭にと移してきました。

 

移してしばらくは咲いていたのですが、どうもおかしくなったようで、枯れたのか、病気になったのか、大変心配していたのですが、この春、元気に芽が出てきてくれたので、家内ともども大喜びでした。

 ネイチャー金蘭

金蘭の咲くわきには銀蘭が咲くと云われていますが、この辺では銀蘭は見かけたことはありません。

一度北陸でいたときの事ですが、銀蘭の群生を見たことがあります。その時には、金蘭を見ることはできませんでした。

朝の散歩で出会う花々に、こころがときめき、一日中幸せを感じさせてくれます。