初夏の色と言えば、なんと言っても青でしょう。古来日本でいう青は今でいう緑になりますが、ここでも青もみじといい、緑を使っています。
京都八瀬の比叡山登り口近辺はこんもりと高野川を覆うようにもみじの木々が生い茂っています。
7月、蝉しぐれの中、鮎の釣り人がもみじの木漏れ日にすっかり青く染まる風景を思いおこしました。
色絵青もみじ紋鉢
ようびさんの6月の予約販売の作品です。二年程前からの作品ですので、この季節定番になってきました。
ごま豆腐が入って大変おいしそうに盛って頂いたそうです。
京焼き杜若四方
六月の季節に合う四方小皿、杜若紋が焼き上がりました。大胆に杜若を描き込んでみました。四寸に満たない小皿に空間を大きくとり梅雨の空を写しとりました。燕が飛んでいるのが見えるでしょうか?
二〇枚焼きあげる事が出来ました。昨年から多くの杜若を題材に作品にしてきました。シリーズ四方皿にも一点付け加えることが出来ました。
京焼き扶養紋四方皿
季節は進みます。
瓢箪とかぶるかも知れませんが芙蓉を描いてみました。
まだ夏の日差しの残る中、どこからかふっと吹く風に秋を感じた時芙蓉がふわふわと揺れている情景に季節が変わったことを感じ、夏が過去に変わった寂しさを覚えたことがありました。
瓢箪、おもだか、から始まった四方小皿の季節シリーズはこれで菊、椿、桜、藤、杜若、芙蓉と八枚が揃って来ました。一二枚まで揃えたいと思っています。さて、何を描きましょうか。アイデアを募集いたします。(笑)
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