こんばんは。2009年も後数時間となりました。忙しさにかまけて陶主日記を長らくお休みしていました。最後の一日を締めようと思いきや刻々と時間が過ぎて参りました。工房で原稿を書いていますが、まだまだやり残した仕事が山の様に積み上げられています。

毎年のことですが前のめりになりながら大晦日に突入し、何とか掃除と締め縄を玄関に掛けるところまでやってきて、「ま、後はなるようになるわ。」と諦めながらお正月を迎えます。一年の計は元旦にありといいますが、あれだけ引きずっていた色んな思いが、元旦の朝日とともに雲散霧消し、新鮮な無垢な一日でスタートを切れるのは、いったいどれだけの浄化力があるのか、感心いたします。

不思議なものでこの時期になって初めて一年を振り返ることが出来ます。後数時間となったこのタイミングでこの一年を思うと、ぎっしり詰まった一日の積み重ねが思われてきます。父や母の介護、仕事との両立。ハリケーンが一年の時空を駆け巡ったようでした。振り返ると大変なエネルギーだったと思われます。今は全体が落ち着くところにあるという状態で、少し平安が感じられます。

時代も大きく変わったようです。来年は政権交代の姿がはっきりとしてくることでしょう。特にお金の流れが今までになく変化します。その変化の結果は一年後のこの時期の反省になるのでしょう。皆さん一年頑張りました。私も頑張りました。どの様な状態でも一年を過ごさせて頂いたことに感謝し、くる年の寿ぎを敬虔な気持ちでお迎えしたいと思っております。本年有難うございました。