夕焼けに染まって

夕焼けに染まって

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轆轤 切立湯呑こんばんは。梅雨の晴れ間、夕焼けに染まった空にジェット機が鮮やかな竜雲を描いていきました。海が近いせいで夕焼けが中間色で柔らかな光を放ちます。各地で夕焼けの美しいところが多く有りますが、ここもなかなかの色合いを醸しだします。作家は自然におおきな影響を受けます。私の作品の多くはここの自然の色合い呈しています。見えるものはすべて自分の中に有ります。感動するものはすべて自分の中にあるものです。作家はその内と外にある感動を表現します。いつか見た光景が作品に投影されていることを自身発見することはよくあることです。今日もいい夕焼けを見ることが出来ました。懐かしい故郷の夕焼けです。

工房は昨日窯から出た格子紋湯のみをもう一度作り始めました。呉須が流れることはどこかで承知していたのですが、この仕事で釉薬を今一度点検し、新しい釉薬を作ることから始めらいと思いす。今後呉須と鉄絵の仕事を増やしていこうと思います。今までの釉薬の理解ではどうしてもこの呉須の流れがとまらないので、新しく釉薬を作ってみます。少々の温度の変化にも耐えてくれるよう、また通常の釉薬と遜色ないよう、心を砕いています。
今日は轆轤で湯呑を16個作りました。

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