「慢幕紋深向付」の見本

「慢幕紋深向付」の見本

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こんばんは。今日から彼岸の入りですね。すっかり春めいて今日はセーターなしでもいいくらいのいいお天気に恵まれました。先週よりブログ原稿も書けない忙しい状態が続いていましたが、今日は久しぶりに仕事に集中することができました。昨日からの窯焚きは午後2時に終わることが出来ました。枝垂れ桜紋の汲み出しをなんとか間にあわさなくてはいけません。大いに急いでいます。この陽気では後一週間もすれば花の便りが聞こえてくるでしょうね。絵付け工房も佳境に入って来たのではないでしょうか。桜、桜で満開です。

工房は「慢幕紋深向付け」の見本を轆轤挽きしました。昨年より色々な懸案があって、一つに土の成分が変わったという事がありました。一度小さなテストピースで焼き上げてみたのですが、以前の土の雰囲気から云って地味な感じを受けました。今回思い切って慢幕紋深向こうのテストに使ってみました。この作品は呉須と鉄絵の下絵で構成されています。今までの京焼きとは少し趣が違っているので、この土で合えばいいなあという思いもあります。如何なものか?やってみないと分かりません。年末にもらった耐火煉瓦の窯に、これと乾山陶器を入れて早速焼いてみようと思っています。やっとこの辺りまで、仕事を進めることが出来ました。

春になって身体も軽くなって来ました。新たな作品作りに精出して参ります。

作業風景

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